ネタバレ書店で見て分厚さにビビったが、読み始めたら一気だった。「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。表紙にはあのティジャニも登場。前の本を書いている時には論文が公表されていなかったので研究内容があまり書かれていなかった。今回はバッチリでサバクトビバッタを中心とした最先端研究の解説書として読むこともできる。それにしても論文を書いてはリジェクトされリジェクトされのところでは思わず涙がにじんでしまった。そうだよね、研究者ってみんなこうで、あんなに努力して新しいことを発見してもお金はないのよね。婚活もうまくいきますように。

ネタバレひとり旅に目覚めた人見知りの梶倉日和が旅するシリーズ第三弾。コロナ禍に入ってしまいおいそれと旅ができない中、いろいろな事情のもとにそれでも旅に出かける。今回は宇都宮で餃子、和歌山のアドベンチャーワールド、奥入瀬に秋田、そして沖縄と、本当に北から南までくまなく回っている。まるで旅番組のようにおいしいものが次々と出てくるのも楽しい。車の運転ができ、かつ、酒が飲めるというのも大きな利点。次作ではいよいよ国外かな。そして蓮斗との仲はどうなるのか？

ネタバレケメコ先生が編集者の元祖K嬢に連れられて旅をする巻。出不精で「留守番人」を自称するケメコ先生はどんな活動にも「いやだ～いやだ～」を連発。特にジェットコースターや金比羅さんではいやさがマックスで気の毒になった。しかし相変わらず全編にわたって面白い。K嬢は多分，先生よりずいぶんお若く、体力もあると思われる。本の中であまりにも「いやいや」を連発していたので気になったのか、あとがきではK嬢が一度も事故なく旅を進めてくれたとフォローされていた。2行だけ。本当に出かけるのが面倒なんだなあ（笑）。

ネタバレ短編集。日常の細かな違和感や不快感が少しずつ積もり最後にはそこから何とか抜け出ようとする数編が心に残った。表題作の「サキの忘れ物」も最後のビルの話も良かったが、「王国」の圧倒的なリアリティ（幼稚園児はこんなんだと納得させられてしまう）に打ちのめされるような心地よい心の揺れを感じる。次の話に移ることが勿体無くてその時はしばし本を置いた。

ネタバレ書店で見て分厚さにビビったが、読み始めたら一気だった。「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。表紙にはあのティジャニも登場。前の本を書いている時には論文が公表されていなかったので研究内容があまり書かれていなかった。今回はバッチリでサバクトビバッタを中心とした最先端研究の解説書として読むこともできる。それにしても論文を書いてはリジェクトされリジェクトされのところでは思わず涙がにじんでしまった。そうだよね、研究者ってみんなこうで、あんなに努力して新しいことを発見してもお金はないのよね。婚活もうまくいきますように。