短編集。6話収録。タイトルや表紙で思ったイメージと話のイメージが全く違っていて、少し戸惑いながら読み始めた。正直、最初の２話は好みではなかった。でも、あとの４話はじんわりと沁みてきた。登場人物たちは傷つきながらも懸命に生きている。強い想いを持って、がんばってきた人達が、癒やされ、報われ、救われる気持ちになれるのは人生で何度あるだろうか。誰かに自分の頑張りを認めて褒められることで次の一步を踏み出せる。温かい想いを込めた一冊だった。傍にいてくれる人にもエールを送りたい。自分も頑張ろうと思いながら読了した。

シリーズ第３弾！５話収録。とても良かった!温かい気持ち、感謝の気持ちが詰まった作品ばかりで何度も涙した。今作を読み始める前に友人とランチをした。その時、手作りのブックカバーをいただいた。友人と別れた後、本を広げてビックリ！１話目の「ブックカバー」、友人や私がいたかのような展開の話に思わず嬉しくなった。特に涙が出たのは３話目「原稿用紙」、言葉で気持ちを伝えることの素晴らしさが伝わってきた。どの話もステキだった!硯さんと良子さんの関係はまたしても進んではいなかったが、進むきっかけはあったのかな?次作も楽しみ！

短編集。6話収録。タイトルや表紙で思ったイメージと話のイメージが全く違っていて、少し戸惑いながら読み始めた。正直、最初の２話は好みではなかった。でも、あとの４話はじんわりと沁みてきた。登場人物たちは傷つきながらも懸命に生きている。強い想いを持って、がんばってきた人達が、癒やされ、報われ、救われる気持ちになれるのは人生で何度あるだろうか。誰かに自分の頑張りを認めて褒められることで次の一步を踏み出せる。温かい想いを込めた一冊だった。傍にいてくれる人にもエールを送りたい。自分も頑張ろうと思いながら読了した。

悩みを抱えた人に、そっと寄り添ってくれる一冊。悩みを抱えた５人。ここで登場する人達の悩みは、自己主張ができないことか起因している。自己主張するのって、とても難しい。自分の一言で、関係のバランスが崩れてしまいそうになるようで怖い。そんな人に、美味しい料理を作ってくれるネコシェフ。料理をしながら、おしゃべりをしながら、ダジャレや俳句を交えながら、自分の気持ちに正直であることの大切さを気づかせてくれる。言葉に出したり、見る角度を変えてみたりと、自分の気持ちを見つめるポイントもつかめる。優しい、素敵な話だった。