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2025年1月の読書メーターまとめ

いも茶
読んだ本
5
読んだページ
1581ページ
感想・レビュー
5
ナイス
136ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月のお気に入り登録
3

  • mondo
  • no.ma
  • Toska

2025年1月のお気に入られ登録
4

  • アナクマ
  • mondo
  • no.ma
  • Toska

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いも茶
おおよそSFのイメージとは程遠い、血腥い文革描写で始まる本書。山頂に聳え立つ正体不明の超巨大アンテナ峰、高名な科学者たちの奇妙な連続自殺、視界を離れないゴーストカウントダウン、そして謎の仮想現実ゲーム「三体」の登場…と、気づけば本書の深みに嵌まり込んでいた。そして中盤以降、これらの要素が次々に回収されていく爽快感とドライヴ感。全てを超越する存在を前にした圧倒的な絶望感と、僅かながらも未来への光明を残す最終盤のコントラストも見事。続編へ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

いも茶
①面壁者たちの前に次々と現れる破壁人と、たった1機の"水滴"による宇宙艦隊の殲滅とによって、上巻で既に気配を見せていた「勝てる気がしねえ」感は、いよいよ最高潮へ。しかし、そこからラストにかけての展開…ひいては、智子や水滴を有する三体文明に対する攻略法の鮮やかさは見事。ここまで広げに広げた風呂敷をしっかりと綺麗に畳む著者の力量に脱帽。最終盤、智子を通じての三体人との対話シーンは、これ以上ない極限的な絶望の中でも尚、最後まで希望を捨てない人類に対する最大級の讃歌のようにも思われた。→
いも茶
2025/01/29 00:05

②→ しかしこのシリーズ、これでまだ完結編が後に控えているという事実が一番の驚きであり、楽しみでもある。

が「ナイス!」と言っています。
いも茶
来るべき三体人との対決まで残された猶予は、僅かに数百年。それも、三体文明によって送り込まれた智子による監視と基礎科学破壊という最大級のビハインドの中で、人類が捻り出す対抗手段とは。今のところ「勝てる気がしねえ」感しかないのだが、やはりカギとなりそうなのは重要人物による意味深発言か。文字通り人類総力戦の様相を呈する中、どう転がっていくのか。読ませるなあ
が「ナイス!」と言っています。
いも茶
おおよそSFのイメージとは程遠い、血腥い文革描写で始まる本書。山頂に聳え立つ正体不明の超巨大アンテナ峰、高名な科学者たちの奇妙な連続自殺、視界を離れないゴーストカウントダウン、そして謎の仮想現実ゲーム「三体」の登場…と、気づけば本書の深みに嵌まり込んでいた。そして中盤以降、これらの要素が次々に回収されていく爽快感とドライヴ感。全てを超越する存在を前にした圧倒的な絶望感と、僅かながらも未来への光明を残す最終盤のコントラストも見事。続編へ。
が「ナイス!」と言っています。
いも茶
それぞれ事情は異なれど、いずれも後ろ暗い「何か」を背負った人物が登場する作品群。登場人物の、どこか物憂げで表情に翳りのある様子が、ありありと浮かんでくる。しかし、単に「暗い一面を持つ人を描いた」というよりは、人間誰しもが背負っている「暗い一面を浮き彫りにした」ような作品のように思われるのは、著者の鋭い人間観察眼と筆力のなせる技だろうか。水道局の職員、経営者、デパートの保安員など、描かれる職業もさまざまで、これもまた日常的に広く多くを取材していたという、著者ならではという感じがする。苦く渋い一冊。
が「ナイス!」と言っています。
いも茶
ひたすらに粗暴な言葉と厭世的な表現が並んではいるものの、ここに発露している創作者としての著者の思いは、極めて純粋なもののように思われた。この人がベルンハルト好きというのは、かなり合点がいく。しかし、ここまで「書きたくない」のに、書くことを待望され続けている作家も珍しいだろう。余談だが、WEB本の雑誌の不定期連載『作家の読書道』では著者の回が特に大好きで、過去に何度も読み返していたのであるが、本書はその補完となるような部分も描かれており、そういった意味でも楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/10/21(1946日経過)
記録初日
2019/10/01(1966日経過)
読んだ本
460冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
145256ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
279件(投稿率60.7%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

マイペースに読んでいます。

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