ネタバレ映画の前に読了し、映画も観てからの感想。須藤が潔い。終活をきちんと完了させてるのがすごい。私はまだ死ねないなぁと思いながらみていた。映画では青砥が焼き鳥屋で須藤の席に座りひとり泣くシーンが観る者の涙を誘った。私が青砥だったら死ぬ前に教えてほしかったと思うが、私が須藤だったら、死ぬことを教えずに死んでいきたいとも思う。小説はそこに至るまでが丁寧に書かれており、じんわり温まる。

ネタバレ映画の前に読了し、映画も観てからの感想。須藤が潔い。終活をきちんと完了させてるのがすごい。私はまだ死ねないなぁと思いながらみていた。映画では青砥が焼き鳥屋で須藤の席に座りひとり泣くシーンが観る者の涙を誘った。私が青砥だったら死ぬ前に教えてほしかったと思うが、私が須藤だったら、死ぬことを教えずに死んでいきたいとも思う。小説はそこに至るまでが丁寧に書かれており、じんわり温まる。

ネタバレ「筋肉は、僕はいちばん身近な宇宙だと思っている」という言葉が五章 筋トレとはなにか に出てくる。著者がインタビューしているその人は60代になっても毎年、骨格筋量の過去最高を更新中だ。相撲、プロレス、陸上、バスケ等様々なスポーツと公認スポーツ栄養士がプロの食事管理を語る。後半では女性アスリートたちの視点からジェンダー的な要素もあり、筋肉一つからこれほど多面的な構成になっているとは全く想像していなかった。以下備忘。タニタの創業者、五八士社長の信念は「一桁違った考え方をする」