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2024年12月の読書メーターまとめ

maimai
読んだ本
3
読んだページ
1181ページ
感想・レビュー
3
ナイス
74ナイス

2024年12月に読んだ本
3

2024年12月のお気に入られ登録
1

  • Roco

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

maimai
これは、何というか…、宗教・デジタル技術、AI、ネット社会やSNS、量子論などなどを巡るギャグ百連発。仏教論でもあり、仏教のパロディでもあり、そこまで悪ふざけするか、と思ったり、ウームと唸らされたり。壮大な冗談ともいえるし、大真面目な考察のようにも思えるが、その両者が同義語だったりするのが円城塔の宇宙。円城塔の長編としてはわかりやすい部類だと思う。 にしても、タイトルの吸引力、凄いな。絶対読みたくなる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
3

maimai
バカだなぁ。 姫野カオルコお得意の、伝わる世代にしか伝わらないが伝わる世代(コアは昭和30年代前半生まれ)にはビンビンと伝わって下手をすると手におえない事態になりかねないシリーズ。こっちの路線では、エッセイは間違いなく面白い。だが小説の場合、他の世代にも伝わるように配慮したものは、その配慮ゆえに残念ながら必ずしもそうならないものも個人的にはある。しかし、これは…。姫野カオルコここにあり。収録作全部素晴らしい。ここまで振り切ってくれれば読者も完全燃焼の真っ白な灰だ。取り扱い注意。
が「ナイス!」と言っています。
maimai
これは、何というか…、宗教・デジタル技術、AI、ネット社会やSNS、量子論などなどを巡るギャグ百連発。仏教論でもあり、仏教のパロディでもあり、そこまで悪ふざけするか、と思ったり、ウームと唸らされたり。壮大な冗談ともいえるし、大真面目な考察のようにも思えるが、その両者が同義語だったりするのが円城塔の宇宙。円城塔の長編としてはわかりやすい部類だと思う。 にしても、タイトルの吸引力、凄いな。絶対読みたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
maimai
このちくま文庫版ではなく、昭和51年刊の単行本で読んだが、そちらの書誌データがないようなのでこちらで登録。ずとずーっと積みっぱなしにしてあった本。ようやく読んでみれば、これは凄い名著だ。古来から日本文化の中心が音楽や宗教・哲学ではなく文学と造形美術にあったことと、日本語の文法構造、あるいは大陸文化の影響を脱してのちの日本の大建築物の構造との関連を提示する序章から、圧倒された。単行本は文庫版とは上・下巻の構成が違い、上巻は「能と狂言の時代」まで。付箋だらけになったので、それらの整理を済ませてから下巻へ行く。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/12/27(5872日経過)
記録初日
2008/12/05(5894日経過)
読んだ本
965冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
365508ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
671件(投稿率69.5%)
本棚
9棚
性別
年齢
65歳
血液型
A型
職業
営業・企画系
現住所
千葉県
自己紹介

好きな本を、1作家1作品という制限をつけて挙げるならば、次のようなリストができあがることでしょう。

ジョン・アーヴィング『ガープの世界』
グレッグ・イーガン『ディアスポラ』
カート・ヴォネガット・Jr『スローターハウス5』
イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
ジョナサン・キャロル『死者の書』
レイモン・クノー『文体練習』
ジョン・クローリー『エンジン・サマー』
フリオ・コルタサル『悪魔の涎・追い求める男 他八篇』
サイモン・シン『暗号解読』
コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』
ロジャー・ゼラズニイ『伝道の書に捧げる薔薇』
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
ジェイムズ・ティプトリー・Jr『愛はさだめ、さだめは死』
サミュエル・R・ディレイニー『エンパイア・スター』
フョードル・ミハイロウィチ・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』
フランク・ハーバート『鞭打たれる星』
ジュリアン・バーンズ『10 1/2章で書かれた世界の歴史』
マリオ・バルガス=リョサ『緑の家』
ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた』
ジョン・ファウルズ『魔術師』
ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』
ダグラス・R・ホフスタッター&ダニエル・C・デネット『マインズ・アイ コンピュータ時代の「心」と「私」』
エリック・マコーマック『隠し部屋を査察して』
R・A・ラファティ『九百人のお祖母さん』
レオ・レオーニ『平行植物』
スタニスワフ・レム『完全な真空』
マルコ・ロドリ『のらくらの楽園』
上野千鶴子『スカートの下の劇場』
大江健三郎『同時代ゲーム』
小川一水『老ヴォールの惑星』
小川哲『ゲームの王国』
小田雅久仁『本にだって雄と雌があります』
京極夏彦『嗤う伊右衛門』
クラフト・エヴィング商會『らくだこぶ書房 21世紀古書目録」
小林泰三『海を見る人』
小松左京『果てしなき流れの果てに』
佐藤信夫『レトリック感覚』
島田荘司『占星術殺人事件』
筒井康隆『驚愕の曠野』
津原泰水『11 eleven 』
野口武彦『小説の日本語』
橋本治『完本 チャンバラ時代劇講座』
長谷川眞理子『オスとメス=性の不思議』
深沢七郎『楢山節考』
藤原新也『乳の海』
古川日出男『アラビアの夜の種族』
本川達雄『ゾウの時間ネズミの時間 サイズの生物学』
山田風太郎『妖説太閤記』
隆慶一郎『影武者徳川家康』
和田誠『倫敦巴里』

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