読書のお供の石。読友さんが「本に寄りそう文鎮」についてつぶやいていたのですが、私はこの2つを愛用。右が河原の石で、左は手持ちの化石。
認知症も色々なタイプがありますね。ボケないのが一番ですが、もしも自分がボケるなら、「可愛くボケる」のが理想です(笑)物取られ妄想や怒りっぽくなると、家族も近寄らなくなりますし…症状が進むと、お金に拘る、お皿を舐め回すなどの奇行が出ることがありますが、あれは、もともとの気質や習慣が、理性の箍が外れることで露呈するのか…考えさせられます。習慣は大事です。アミロイドβなど原因物質が言われていますが、健康保険を使って認知症治療薬を投与するなら、若い世代や少子化問題に予算を割いて欲しいなと思ってしまいます(>_>)
認知症の方々の内面を知りたくて、『痴呆を生きるということ』を以前読みました。失われてしまった機能を、失われていない機能を使いながら、精一杯に自分なりの理由を見つけようとしている。はたから見ると迷惑な行為も多いですが、好んで認知症になる人はいないし…。認知症のお薬は、なかなか使い勝手が悪そうですね。規定量では副作用が強く出たり、「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」にも挙げられていて残念です。
中国では酒宴を開くことで儀礼上の歓迎を表明する。酒を通しての交流は浅くて一時的なものだと思っているが、それは中国も同じで、さんざん酒で歓迎された翌日に手のひらを返したように冷たくされたことも。
モラハラを克服できたという話はあまり聞かない。だけど、ほったらかしでいいとも思えない。離婚で放流されたモラハラ男たちが、次の餌食を求めてさまよう姿を想像するとぞっとした。
モラルハラスメントのwikipediaは日本語版しかなかった。モラハラはフランス人精神科医が提唱。なのに、本家のフランス語すらない。ハラスメントのwikiは36か国語あった。英語でモラハラに該当するのはpsychological harassmentだろうか。moral harassmentはイギリスでは職場いじめの文脈で使われるらしい。日本語サイトでも職場いじめとしてのモラハラを扱う記事がいくつかあった。夫婦間のモラハラは人類共通のものだと思うのに、海外の事情はなかなかつかめなかった。
女性が野外で眠っていて無傷で生き延びてこられる日本という社会は、やっぱり珍しいのかもしれない。著者は安心安全を心掛けているが、そこに絶対はない。語らないだけで危険な目にはあっているのかもしれない。だが、少なくとも命をとられることはなかった。どうかこれからも安全第一で野宿を楽しんでもらいたい。
著者のツイッター(X、という言い方にまだ慣れない)を見ると、意地悪ベンチの写真があった。逆U字にカーブしていたり、不自然なひじ掛け?の木を打ち付けているもの。横にならせねーよ、ここで寝るんじゃねーよ、と誰かの声が聞こえてきそうだった。急角度な斜めベンチに座ったことがあるけど、短い時間の休憩だけしか許されない存在感に心がざわついたのを思い出した。
古代にも科学的思考が光る瞬間はあった。ヴェーダ(紀元前1000年頃から紀元前500年頃)は61章を費やし、歯の清潔に関する方法を記載。エトルリア人(紀元前1000年頃)は見事なブリッジがあった。ムハンマドは歯の大切さを知っていて、「つまようじを使ってから礼拝するものは、普通の礼拝者75人に値する」とコーランに書いた。日本にはお歯黒に虫歯予防効果があったが、本書で言及がないのが残念。
20世紀初頭まで、阿片入りシロップが子供の歯ぐずりに使われていた。幼い子供が多数死亡。同時期、エナメル質を削り取るほどの研磨剤が入った歯磨き粉も平気で新聞広告され、売られていた。今でもアマゾンでレメディは売られているし、アメリカのオピオイド禍は現在進行形。好きな俳優の息子さんがODで死んでしまってショックだったが、彼も処方薬オピオイドがきっけけで薬物依存になっていた。
貝、虫、植物など生き物全般、
心理学、精神医学、自然現象、言語などが好き。
アイコンは大好きな貝のイトカケガイです。
小さなカタツムリ(コハクガイ)とオンブバッタを飼っています。
最近は民話、民俗学に興味が出てきました。
心のオアシスは「大草原の小さな家」と「キャンディ・キャンディ」。
ずっと事件系のノンフィクション・ルポタージュが好き、と思っていました。気になる事件は判決が確定するまで追いかけます。でも、悲惨な事件に向き合うとメンタルを削られるので、美しい写真集や画集を見てバランスを取るようにしています。
英語も勉強中で、英語絵本を月に数冊読むように努力中。
ほぼ毎回、知らない単語に出会います。
2023年の目標:
歴史のお勉強
→『史記』はじめました
好きな作家:
・こだま
・宮本輝
・森類
・内澤旬子
お気に入りノンフィクション/ルポ:
・砂漠の囚われ人マリカ マリカ・ウフキル
・生かされて。イマキュレー・イリバギザ
・女盗賊プーラン プーラン・デヴィ
・老親を棄てられますか 門野晴子
・鴎外の子供たち 森類
・ブッシュマンとして生きる 菅原和孝
・庭とエスキース 奥山淳志
・子どもたちの階級闘争 ブレイディみかこ
・無人島に生きる十六人 須川 邦彦
・転がる香港に苔は生えない 星野博美
お気に入り小説:
・小説アーサー王物語 バーナード・コーンウェル
・大地 パール・バック
・夫のちんぽが入らない こだま
・流転の海 宮本 輝
・ふたりの老女 ヴェルマ・ウォーリス
お気に入りその他:
・すねこ・たんぱこ(岩手の昔話) 平野直
・カメムシの母が子に伝える共生細菌 細川貴弘
・現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき 吉岡乾
・ニッポン貝人列伝 時代をつくった貝コレクション 奥谷喬司
・心理学の7つの大罪 クリス・チェインバーズ
・カイメン すてきなスカスカ 椿玲未
・カタツムリの謎 野島智司
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この本を読む前は羊皮紙といっても羊の皮なのでイメージ的に手触りが柔らかいのかな?と思ってましたがほぼ紙ですよね。そこが一番感激した点でした〜♪
コットンさん、本当に紙ですよね。私も驚きでした。「さわってみる」が叶ったので、次は「羊皮紙に書く」を体験してみたいです。できれば羽ペンと虫こぶインクで。