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2024年1月の読書メーターまとめ

ちゑ
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8
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2981ページ
感想・レビュー
8
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2024年1月に読んだ本
8

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2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちゑ
ネタバレ史実としての日本三大仇討ちの一つ〈鍵屋の辻の決闘〉に至るまでを──その裏でこんなことがあったら、ちょっと面白いよな。まあ、聞いてくれや…なんて声がしそうな軽妙なタッチで描いた木内さんの時代物。発端の加害者・被害者からして成り行きが異聞。決闘までにこんな込み入ったストーリーがあることも異聞。外様と旗本の意地の張り合いに、浪人勢という一大戦闘集団を投入とは恐れいった。でも、う〜ん。発想は面白いのに、主役の市岡誠一郎がかっこいい浪人ポジションを担うには役不足。もうちょっと血湧き肉躍らせて欲しい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

ちゑ

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。2024年も皆さまのレビューを参考にさせていただきながら、読書ライフを充実させたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。★2023年おすすめランキングはこちら→https://bookmeter.com/users/1076924/bookcases/11988433?sort=book_count&order=desc

ミカママ
2024/01/02 22:09

ちゑちゃん、大変な幕開けとなってしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

ちゑ
2024/01/04 08:08

ミカママさん、こちらこそよろしくお願いいたします。

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
8

ちゑ
ネタバレスターリン専制下のソ連で行われた、反革命分子に対する公開裁判=モスクワ裁判の犠牲者たちをモデルにした政治小説。かつての革命の英雄/ルバショウが、スターリンによる粛清の標的にされ、投獄されることから話は始まる。餌食になった彼の処刑は免れず、その日までの彼の心理の変遷のロジックを粛々と読むことになる。それに素直に頷いていいのか。革命家として信念のもとに行動してきたものの、全体主義の中に飲み込まれて切り捨てられるこの一連…結局1人の絶対的な権力者を生み出すサイクルでしかないのか。歴史を省みるには重厚な一冊。
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレ替天行道の旗の下、志ひとつ。命などひとつ───。第二巻、梁山泊が成るまでの男たちのドラマに早くも酔っている。その中にあって心の拠り所のような王進の母の存在が今作もいい。彼女の慈愛と高潔さが滲み出るようなほんの数行にやられた。白勝のけなげな忠義や、安道全の医の倫理感…人物の末端まで行き届く造詣に胸が躍って仕方ない。「なにやら、心がふるえるな、杜遷」この台詞に全部持っていかれたよ。でもね、小声で言っとくと、宋江の魅力は私にはまだわからない。どちらかと言えば苦手な部類の人かも。それを覆すほどの何かを読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレ懸賞金ハンターと父の死の真相解明を並行していた前三作。シリーズ四作目は、父親の件が終息したせいか自由度の増したコルターの魅力が満載だ。刑務所から出所した元夫から逃げる母娘の捜索が今回の依頼。こう書くと単純な案件のようだけれど、そこはディーヴァーさにあらず。殺し屋、友人、警察官…誰もを疑えとばかりに話は進む。追跡劇はスリリング、終盤ドンデンドンデンと聞かされる意表をつく真相には感心しきり。庇護下にある母娘に、コルターが時折見せるさりげない優しさは、今回随一の眼福!次作は〈ストリート・クリーナー〉を追うのか?
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレ史実としての日本三大仇討ちの一つ〈鍵屋の辻の決闘〉に至るまでを──その裏でこんなことがあったら、ちょっと面白いよな。まあ、聞いてくれや…なんて声がしそうな軽妙なタッチで描いた木内さんの時代物。発端の加害者・被害者からして成り行きが異聞。決闘までにこんな込み入ったストーリーがあることも異聞。外様と旗本の意地の張り合いに、浪人勢という一大戦闘集団を投入とは恐れいった。でも、う〜ん。発想は面白いのに、主役の市岡誠一郎がかっこいい浪人ポジションを担うには役不足。もうちょっと血湧き肉躍らせて欲しい。
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレ『百年法』と同様に、我々の現在の状況に経年劣化や優化を加えて近未来をイメージさせるのが上手い。なのに…。この作品は、2029年に小惑星衝突の危機があり一度は難を逃れた人類が、地下深くにシェルター用の実験地底都市を建造することから始まる。被験者は、実験完遂時の高額な報酬と引き換えに隔絶された環境で10年間生活をするのだが…。当然、その単一コミュニティの中で起きたことやその結果を知りたい。それをうやむやにしたことで、全てにおいて緩い終末系小説になってしまった。「ライディーチオ!」の叫びに冷めていくばかりだ。
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレめぐり逢いは殴り合い。今やヤサグレ感のあるゾーヤもなんとか覚醒。巨悪を告発しようとする人間をサポートするために共闘するジェントリーとゾーヤには、待ってました!の大向こうだ。これまで以上にド派手なアクションに奇を衒う作戦、鷹揚さを附加したジェントリーの佇まいに協力者の人間味。その上、武器を持たぬ告発者たちのかっこよさも充填され、エンタメの王道を爆進中。(←映像化を意識し過ぎのようで、ここは気になるところ。)情報機関の裏側で暗躍する曲者たちの夢の跡、アイツに挽歌はいらないな。でも、ちょっと寂しい。次作まだ?
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレ冒頭からニヤニヤが止まらない。キレが違うし華がある。工作員が活躍する類似の冒険アクション小説は数あれど、グレイマンがいいんだよ、私は!今作は、アメリカ・ロシアの汚いお金の流れを収めたデータ端末をめぐる争奪戦。任務の細部を知らされぬまま渦中に飛び込み、出し抜かれては猛追するジェントリーのアクションシーンは健在だし、スーザンの二枚舌もあいかわらずベロベロ。ただ、ロシアから追われる身となったゾーヤが何やら本調子ではなく…。互いに焦がれながらそれぞれの任務を遂行中。敵対か共闘か?2人の邂逅は下巻に持ち越し!
が「ナイス!」と言っています。
ちゑ
ネタバレ国替えを余儀なくされた家康に従い、茂兵衛も江戸にお引越し。妻や愛娘に振り回されながらの一族郎党大移動、そりゃ大変だ。その上、お隣さんはあの人…。ちょっと笑える1人の男としてのサガや家庭人としての苦悩を盛り込んだ、マンネリ打破の巻か。とは言っても戦は必須。井伊直政や茂兵衛の属する奥州仕置軍と少陣営ながら屈強な九戸軍がぶつかる九戸政実の乱が今回のメイン。諸説ありの部分の描き方が相変わらず巧いよね。「秀次はよォ、馬鹿なのかい?」←ここ好き。全体に秀次憎しの色が濃く、この先の歴史が大きく動く事件の見せ方が楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/12/19(2196日経過)
記録初日
2019/12/20(2195日経過)
読んだ本
971冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
358922ページ(1日平均163ページ)
感想・レビュー
846件(投稿率87.1%)
本棚
19棚
自己紹介

2019年12月から、お世話になっています。
子供の頃、デュマの『モンテ・クリスト伯』を読んで以来、本の虜。沢木耕太郎は若かりし頃の私のバイブル。『高熱隧道』を筆頭に吉村昭はその名を目にするだけで心が震え、山本周五郎は『さぶ』に始まる人生の道標。
自己啓発本とホラーは苦手ですが、なんでもニュートラルに読みたい派。

読メを知る前の5年程の本は、思い出しながらボツボツと登録していますが、それ以前のものは、遠い記憶の中だけに…。

本と映画と音楽好き。老眼鏡のお年頃。よろしくお願いいたします。

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