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2025年1月の読書メーターまとめ

のっち♬
読んだ本
4
読んだページ
1628ページ
感想・レビュー
4
ナイス
999ナイス

2025年1月に読んだ本
4

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のっち♬
ワロン人衛兵隊長の任を拝命すべくマドリードへ赴くアルフォンソはシエラ・モレナの山中で不思議な体験をする。登場する謎めいた人たちが自らの数奇な出自を次々と語る入れ子構造。発端にして最も妖しげなイスラム教徒姉妹、悪魔つき男、盗賊の頭、カバラ学者兄妹、どの話も幻惑的で奇想天外な話術が光り、一人あたりも進行と共に長尺化する。好奇心を燃やすアルフォンソには旅行癖の強い著者の影を感じる。後半は専らジプシーの族長の話で、巻き込まれる形で度々扮装しては窮地に追いやられるという盗賊に負けず劣らずのピカレスクテイストを発揮。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

のっち♬

年末勤務を終えてそのままインフル陽性になり回復した途端に復帰したので、姪っ子と遊べずおいたんは哀れな年末年始でした😭遅くなりましたが今年もよろしくお願いします🙇‍♀️激動の一年でした。ベストはマルケス「百年の孤独」、次点で高野秀行「西南シルクロード」、ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」。2024年の読書メーター 読了数:269冊、43128ページ 月間平均22.4冊、3594ページ 一覧→ https://bookmeter.com/users/1091037/summary/yearly

年末勤務を終えてそのままインフル陽性になり回復した途端に復帰したので、姪っ子と遊べずおいたんは哀れな年末年始でした😭遅くなりましたが今年もよろしくお願いします🙇‍♀️激動の一年でした。ベストはマルケス「百年の孤独」、次点で高野秀行「西南シルクロード」、ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」。2024年の読書メーター 読了数:269冊、43128ページ 月間平均22.4冊、3594ページ 一覧→ https://bookmeter.com/users/1091037/summary/yearly
ブルちゃん
2025/01/11 06:31

わー💦仕事終えてホッとした時に来たねえー😱インフルまじ辛いよね😱!回復良かった😌今年もお仕事、無理せず頑張ってね😌よろしく😌✨

のっち♬
2025/01/11 13:32

ブルちゃん、やはりそういう宿命のような気がするよ。ホント、辛いわー。引き続きよろぴくお願いします✨

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
4

のっち♬
ライター2人が文章術の名著100冊を読み込み、ノウハウの共通性をランキング化する実用的な企画。ワンセンテンス・ワンメッセージ、PREP、ひらがなと漢字のバランスなど、伝えるという本質的な機能と同時に、創作物としての美意識も重視している。ランキング系なので矛盾がどうしても出てくるし、そこは率直に並べておくのが無難なのだろう。私見のなさも特色だ。書き始める前に考えるのか、とりあえず書きながら考えるのか、これは鶏と卵になってくる。トピックをChatGPTのパーソナライズにでも入力して使いながら考えることにした。
が「ナイス!」と言っています。
のっち♬
大幅に改変された後の部分だけあって下巻はカラーが異なる。理性か、信仰かという近代の欧州人が直面した命題を掘り下げる。その中枢を担っているのがベラスケスだ。何もかも演算化する幾何学的分析の切れ味や体系化は読み応え抜群で、結局無限の概念を持ち出して合理主義を皮肉って信仰に着地するが、作者はいずれかの宗教に肩入れしているわけでもない。ストーリーにしても残るのは相対主義の底なしの空洞のようなものだ。作者ははぐらかす様に核心を出さない傾向がある。言辞も構造も異端中の異端だが、設定の精巧さは圧倒的。執筆20年の力作。
が「ナイス!」と言っています。
のっち♬
中巻は全て族長の話で占められ、アルフォンソ以上に主人公的。エレオノーラの身の上話あたりからいよいよ語り階層の深みにのめり込む感覚が醍醐味なのだろう。話を引っ掻き回さずにはいられない詮索家ブスケロスや、女たらしなトレドの騎士はエンターテイメント性抜群で、ベタなロマンスに捻りが入る。巻末の成立背景もネタバレなしなので読むべし。話のスケールに押し潰されるポトツキの苦悩に触れると、インクに執念を燃やす族長の父親や、百巻もの本を書くディエゴ・エルバスが台無しにされるくだりに作者の不安や強迫観念が宿っているかのよう。
が「ナイス!」と言っています。
のっち♬
ワロン人衛兵隊長の任を拝命すべくマドリードへ赴くアルフォンソはシエラ・モレナの山中で不思議な体験をする。登場する謎めいた人たちが自らの数奇な出自を次々と語る入れ子構造。発端にして最も妖しげなイスラム教徒姉妹、悪魔つき男、盗賊の頭、カバラ学者兄妹、どの話も幻惑的で奇想天外な話術が光り、一人あたりも進行と共に長尺化する。好奇心を燃やすアルフォンソには旅行癖の強い著者の影を感じる。後半は専らジプシーの族長の話で、巻き込まれる形で度々扮装しては窮地に追いやられるという盗賊に負けず劣らずのピカレスクテイストを発揮。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/21(1854日経過)
記録初日
2008/05/25(6112日経過)
読んだ本
2410冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
540240ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
2410件(投稿率100.0%)
本棚
90棚
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