新自由主義と自己啓発の罠にハマってしまっているなと自覚しつつ、著者が最後に述べていた半身を意識してみる。仕事が好きすぎて全身全霊になってしまうことへの自戒、未来への警句であるという告白は素直で好感をもった。読書が好きだったはずなのにできない!なぜだ?という問いの発信から、社会科学の知見を総動員して書かれた書物。新書というメディアを選ぶのも戦略的。この本で読書会したらたぶん独白合戦・懺悔の応酬になると思う。私の場合、読めない本を買って置いておくという罪について…とりあえず手持ちで創作する気になった。
2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:674ページ ナイス数:128ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1092491/summary/monthly/2024/3 残業は読書を不可能にする‥
当時サラリーマンだったら(そんな上流の階層にいられたがわからんが)円本を買っていただろうし、本棚に飾っていただけだろうと。なんでこんなに義務的に読書しなきゃならんと思っているのか不明だったけど、教養ってもんが上流階級に立ち向かう武器みたいなものだと思ってしまっているし、いつか書く卒業論文(大学は卒業している)ために蔵書してしまっているという心理を発見した。別に保有してなくてもいいのに、根っこになにかプライドがあるのだろう。(妻にはよく捨てるか売れと言われている。自分もそう思う)
新自由主義と自己啓発の罠にハマってしまっているなと自覚しつつ、著者が最後に述べていた半身を意識してみる。仕事が好きすぎて全身全霊になってしまうことへの自戒、未来への警句であるという告白は素直で好感をもった。読書が好きだったはずなのにできない!なぜだ?という問いの発信から、社会科学の知見を総動員して書かれた書物。新書というメディアを選ぶのも戦略的。この本で読書会したらたぶん独白合戦・懺悔の応酬になると思う。私の場合、読めない本を買って置いておくという罪について…とりあえず手持ちで創作する気になった。
知識はいつも不完全だけど、まだ足りないんじゃないか、今はまだ早いじゃないかと何も書き出せない状況だったけど、趣味ってそういう試行錯誤だよねと励まされた気がした。DISCOVERの読みやすさと、引用の丁寧さ、例の選び方ぜんぶが良いバランスだと思った(何様って感じの意見であるが=自分の中にある複数性)ネガティブ・ケイパビリティはいま必要な概念。小川公代さんの本も読む。
デューイ研究がご専門のようで、この幅広さはそうか、デューイに私淑しているんだなと勝手に納得した。あと、プラグマティックに何でも取り上げることができるんだなと。朱喜哲さんがNHKでローティをやっていて、そういえば共著のある方だな→人生のレールを外れる〜→Kindleセールで本書〜ネガティブケイパビリティで生きるを読むという良い流れになった。あと、並行して三宅香帆さんのなぜ働いていると本がよめなくなるのかも並行して読んでおり、孤独・趣味についても考えている。
哲学の鷲田清一さん、情報学のドミニク・チェンさん、社会学の岸政彦さんらの著書を読んだことがあり、趣旨の理解はあるほうだと思う。売れた新書ということで、感想にはよく分からなかったというものもあったけど、主張を求めているのかなと思った。事実を並べて解釈してみる試みには価値があると思う。手に取った側は客観性に疲れていて、スカッと批判してくれるんじゃないかという期待があったのかも。(データは?、それって個人の感想ですよね?疲れ)
真剣さなんていう目に見えないものを比べるのはおかしいという寅子(寅に翼)のセリフが浮かんだ。あと、宇垣美里アナウンサーがサンジャポで言っていた、人にはそれぞれの地獄がある発言。たとえば、マイメロにはマイメロの地獄がある。誰の感じる地獄とも質的に異なるということ。
安藤先生、橘さんの書籍で遺伝については少しわかっていたものの、巻末で問われたいじめについての指摘のとおり、遺伝か環境か努力か…etc、前提が違っても結果差別(いじめ)につながるという複雑な人間心理があるよ、ということだけ学んでおけば、もっと寛容に生きられるのかもしれない。
みんな仲良く!スタイルのクラス運営が問題の根源で、みんな(35人くらい)仲良くなれるわけがない。結果、「みんな」から外れる対象をいじめることで、[みんな]が生まれる構造を理解した。同質性が高すぎると、小さな差異が差別対象になるという、小坂井先生の指摘にもつながる。
相模原の事件があったとき、どうにもやりきれなくて図書館で借りた本。99人を救うのが政治、1人を救うのが芸術という、福田恒存の言葉を紹介した中島さん。誰の心にも一人はあり、閉じたり開いたり、その場その場で適切にかかわりあうことや、赦す•許すことについて考えた。
とっ散らかった思考を整理するためのこころみ。物心ついた2008年(20歳、遅い)くらいから遡ってみたいと思っている。
私立大学職員。学問はなんのために。
2020年 1月26日 読書メーターを始める
本を思い出すの楽しい。
娘と息子が自分の幸せをみつけてほしい。
経営学と人類学が繋がって何とかならんかなと考えつつ、いろいろ読んでみる。
20231024に名前を微調整した。
20240323にプロフィールを簡潔にした。経営学×人類学の関心を掲げてみた。
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当時サラリーマンだったら(そんな上流の階層にいられたがわからんが)円本を買っていただろうし、本棚に飾っていただけだろうと。なんでこんなに義務的に読書しなきゃならんと思っているのか不明だったけど、教養ってもんが上流階級に立ち向かう武器みたいなものだと思ってしまっているし、いつか書く卒業論文(大学は卒業している)ために蔵書してしまっているという心理を発見した。別に保有してなくてもいいのに、根っこになにかプライドがあるのだろう。(妻にはよく捨てるか売れと言われている。自分もそう思う)