2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:3429ページ ナイス数:334ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1092491/summary/monthly/2024/8
努力すれば夢は叶うっていう言説が、悲しいかな今は呪いで、環境によって、レイヤー(スーパーカー乗りから、足怪我して歩けないまで)がカーレースするようなもの。資本主義。こんな例は書いてないけど、ペタンクと野球の例だった。冒頭の例でいうと、カーレースに参加せずに、競歩とか、eスポーツとか、舞台を移すことも必要で、その際に必要なのは自分の性向を正しく知ること。得意なことを伸ばす考え方が1%の努力の要点だと思った。
ハイデガーの技術論が種らしい、人間を考えるにあたって、技術との関係は欠かせない要素。創作で例えると、マトリックスの世界観とか、ハーモニー(伊藤計劃)のウォッチミーだと思う。スマートじゃないと開く、非効率は的みたいな一層目しかり、二層目にあるのは「人間とはなにか」
リハックの対談での印象、研究者っぽくもあり実践家っぽくもある。真剣味もあるけどシニカル味もある。真剣にやっていらっしゃるのだと思うけど、現実から離れすぎないように学問をとらえているのかなと感じました。
脱成長、コモンの共有(共産主義や社会主義よりも根源的なコミュニズム)、グレーバーここでもでてくるのねと、理論的にもおもしろかった。体験を言葉にすること、さすがベースが新聞の連載ということでリーダブル。闘争!、デモ参加!より間口のひろい体験が必要なんだなと。
加害男性のグロさを描く、冒頭の小学生と、最後の20代後半ナンパ師。女じゃないから、美しくないからとぞんざいに扱うことができてしまう悪。主人も美しくないことへ厳しい。つくねが小学生のときみた「何か落下する物体」と、主人公の上の階で「何か落下する音」の謎が余白。
りょうみやさん コメントありがとうございます!理論や創作(とくに優しい世界)に傾いている自覚があり、バランスをとるために手にした本です。ルポ初めてくらいでした。けっこう優しい世界が広がっていましたね。
水谷の別れ話から、朝日が関係しているのでは?という予想が外れたけど、よくある物語としては、そうあってくれよ‥って思ってしまった。肩透かしである。その後のバトルが、しっちゃかめっちゃかな感情と歴史を感じて、こういうのも良いのかと思った。一階で夫婦の言い争い、というか姉との和解チャンスを巡る口論が、時子の孤独をうかがい知る。「いる」ことはぞんざいに扱われ、「いない」ことは価値になるのかもしれない。
科学界のがっかり常識(政治的な)を甥に話さない叔父や、1984の延長線上の世界を描いた話もよい。横浜駅SFが平積みされていたころ、おもしろそうだなと思って読んでいないので、次に読んでみる。
ベンチャーキャピタリストが融資と引き換えに性的な対価を求めがちっていう地獄のようなニュースを最近みたこともあり、現実(主に港区)ってそんなことがたくさん埋もれているんだろうなって想像した。ニュースとこの創作が極端であることを願うけど、もっと複雑でドロドロしたことになっているのは想像に難くない。アザケイさんの描く創作は、地方のディティールームは曖昧さを残しているのに、東京は固有名詞が多いことだとおもう。人物については、序列意識・優越感/劣等感は描くけど、それ以外の感情がほとんど欠落していることで、
短編だけど、本質的なこっけいさが描けている気がする。創作を鏡として、自分を省みてしまうことで、人によっては致死量の毒かもしれない。そう考えると、いちばん楽しめる層なのは自分の属性かもしれないと思うと、裾野の広いムーヴメントだなぁと思った。ホリエモンさんとの番組おもしろかったし、街とか振る舞いには毒を吐くけど、人間には愛があるような気がして好感を持った。
とっ散らかった思考を整理するためのこころみ。物心ついた2008年(20歳、遅い)くらいから遡ってみたいと思っている。
私立大学職員。学問はなんのために。
2020年 1月26日 読書メーターを始める
本を思い出すの楽しい。
娘と息子が自分の幸せをみつけてほしい。
経営学と人類学が繋がって何とかならんかなと考えつつ、いろいろ読んでみる。
20231024に名前を微調整した。
20240323にプロフィールを簡潔にした。経営学×人類学の関心を掲げてみた。
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