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つまらなくはなかったけど、といったところでしょうか。たしかに二転三転するので驚きはありました。主人公の造形も中盤から終盤にかけてびっくりする感じでなかなか良かったかなと思います。そのあたり読むのがちょっとつらい場面もありました。ただ、こういう読書でしか味わえない感覚は総じて好きではあります。

レモンと殺人鬼 (宝島社文庫『このミス』大賞シリーズ)くわがきあゆ

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あらすじ・内容

ナイス ★34

コメント(0)2025/03/30

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おもしろかったです。終盤残り1/5くらいかなぁー、あれ？？と違和感を感じてからは怒涛の展開でした。伊岡さんは読者の不安を煽るのがうまいですね。

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重いテーマなのに読みやすいという点はいつもの薬丸さんでした。被害者のパートはとてもよかったです。ただ、溝口と小野寺のところは正直イマイチでした。結局何がしたかったのか？何が理由だったのか？がスッキリ来ませんでした。薬丸さんの小説を読むと色々考えさせられることが多いのですが、今回はそこまで至らなかったなという印象です。

罪の境界 (幻冬舎文庫や 37-2)薬丸岳

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あらすじ・内容

ナイス ★7

コメント(0)2025/02/28

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過去のパートが胸糞展開すぎました。ただ、その過去も小説としてはそこまでびっくりするものでもなく、かつ犯罪を起こした動機が唐突というかちぐはぐというか。いまいち楽しめなかったです。何冊か読んでいますが、わたしはこの著者の小説と相性が悪いのかもしれません。

蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)柚月裕子

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あらすじ・内容

ナイス ★11

コメント(0)2025/02/15

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「星がひとつほしいとの祈り」の「寄り道」の登場人物であったハグとナガラの物語。寄り道もよかったですが、全編を通して女性2人の友情の話と母娘の関係の話にじーんときました。わたしの年齢的にも他人事ではないんだよなーと思ってなおさらでした。

ハグとナガラ (文春文庫は 40-5)原田マハ

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あらすじ・内容

ナイス ★15

コメント(0)2025/02/02

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短編集。不倫の話が多いと感じました。正直不倫ものは好きじゃないのですよねー。ですので、長良川が一番好きでした。登場人物が皆優しくてうるっときました。水うちわや鵜飼の描写もとてもよかったです。あとは寄り道も好きでした。こちらも扇子の話がとてもよかった。全体的に情景が浮かんでくるような話が多くてそこはうまいなぁーと思いました。

星がひとつほしいとの祈り (実業之日本社文庫)原田マハ

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あらすじ・内容

ナイス ★15

コメント(0)2025/01/19

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難しいですね。趣味嗜好欲望人それぞれ色々あるんだろうとは思うのですが、その欲望等を向けられた人や物が被害を被るものはやはりだめだと思うのですよね。それは精神的であっても物質的であっても。終盤の八重子と大也のシーンが非常に印象的でした。

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いや、衝撃でした。ドラマから入ったのでなんとなくうさんくささを売りにしたエンターテインメントの要素が最初は強かったのですよね。宗教をビジネスにしたこと自体はそういうこともあるのかなくらいの気持ちでしたが、なんだろう？そう簡単に扱えるものではないのかなっていう非常に薄っぺらい感想しか言えなくてすみません。とにかく怖かったです。