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2024年5月の読書メーターまとめ

木ハムしっぽ
読んだ本
8
読んだページ
2157ページ
感想・レビュー
7
ナイス
63ナイス

2024年5月に読んだ本
8

2024年5月のお気に入り登録
2

  • マシマロウ
  • うえぽん

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • うえぽん

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

木ハムしっぽ
読んだことのない重松清さんの本を書店で見つけて。まさか3.11を題材にした短編集だったとは。 私自身、東北に縁はありませんが、震災当時は関東にて体験し、東北の惨状はテレビで見てはいる。でもその場にいた人の心情は理解しきれていませんでした。本書に紡がれる7篇の短編はあくまでも重松さんのフィクションでしょうが、きっとそれに近い現実があったろうと想像します。命を落とされた多くの方の冥福をお祈りすると共に、それ以上に、大切な方を亡くされても尚、懸命に生きていらっしゃる方に思いを馳せる、考えさせられる物語でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

木ハムしっぽ
スポーツを観るだけではそのスポーツの本質は理解し得ない。一流の選手が感じているその本質を、100円ショップで手に入れられる小道具を駆使して誰もが体感できる形に翻訳していくプロジェクトが本書。目から鱗でめちゃくちゃ面白かった。ラグビー、柔道、アーチェリー、卓球、サッカーなど、予想もできない形に翻訳していく。特に衝撃的だったのは、フェンシングと野球。どう翻訳されるのかは本書を読んでからのお楽しみに。第一線で活躍した講師と3人の研究者が試行錯誤で翻訳していくライブ感も◎。
が「ナイス!」と言っています。
木ハムしっぽ
自分自身が50歳サラリーマンで定年後のことも考えたいと思い手にした本。独立も選択肢のひとつであることは確かでしょう。最も印象に残ったのは、『多くのミドルは家族を言い訳にして自分と向き合うことから逃げています。実はそこに最大の問題がある。』 企業に残ることが安泰ではなくなっている時代。現状維持バイアスに囚われている場合ではないと。やるなら今のうちに準備してトライするのが大事だというのはよく分かる。まずは自分と向き合うことから。
が「ナイス!」と言っています。
木ハムしっぽ
片付けには気力も体力も使う。だからこそ、多くの人は片付けを後回しにして徐々に部屋の中がゴミゴミとしてくる。著者は元は汚部屋の住人だった。汚部屋で生活に追われていると、なぜか自分がいつも不機嫌でイライラしていることに気づき、そこから抜け出すために「ライフスタイルオーガナイザー」の門を叩くことに。その人に合った自分らしい片付け術を指南する「オーガナイズ」のノウハウと併せて、著者が抱く家庭を守る者として、もっと心地いい暮らしのための哲学が語られる。文章もきれいに整理されており、示唆に富む面白い本でした。
が「ナイス!」と言っています。
木ハムしっぽ
薬学博士の池谷裕二さんが高校生らと脳科学の論文を交えて討論する本書(2007年初版)。古い本とは言え、十分に脳の不思議が分かる。印象的だったのは、言葉についての解釈。言葉はコミュニケーションの道具という側面だけでなく、言葉を得たことで世界を抽象化(汎化)し、抽象的思考ができるようになり、応用力・環境適応力が高めることができたと。もうひとつ。無意識的な行動決定は、神経の膜電位にはゆらぎがあり、たまたま膜電位が高まった回路に結びつく行動を選んでいるだけだと。直感的な行動の危うさが知れて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
木ハムしっぽ
読んだことのない重松清さんの本を書店で見つけて。まさか3.11を題材にした短編集だったとは。 私自身、東北に縁はありませんが、震災当時は関東にて体験し、東北の惨状はテレビで見てはいる。でもその場にいた人の心情は理解しきれていませんでした。本書に紡がれる7篇の短編はあくまでも重松さんのフィクションでしょうが、きっとそれに近い現実があったろうと想像します。命を落とされた多くの方の冥福をお祈りすると共に、それ以上に、大切な方を亡くされても尚、懸命に生きていらっしゃる方に思いを馳せる、考えさせられる物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
木ハムしっぽ
柳生家に伝わる文書「刀法録」「月之抄」「新陰流切合口伝書」、宮本武蔵の「五輪書」「兵道鏡」等の古文書を元に、柳生家と宮本武蔵が影響し合っていたことを紐解く。新陰流師範として体得している技や身体操作と併せて解説するので説得力が高い。「くねり打ち」の解説は唸ってしまった。武道家が著すこの手の本にしては古文書の引用例示が多く、調査の深さにも驚かされた。それもそのはず、著者は哲学の名誉教授でもある。稀有な存在である著者。春風館、近くなら門を叩いてみたいが。。。
が「ナイス!」と言っています。
木ハムしっぽ
ハサミムシやカゲロウのような昆虫に始まり、タコやマンボウのような海の生物、ハダカデバネズミや象を例に哺乳類までに及ぶ生き物の生涯を概説する。命をつなぐ方法には種それぞれに違いがあり、その多くがそれこそ命がけで子孫を残す。特に昆虫や海の生物の種を残すための生存戦略には驚嘆するし、命の尊さ、愛おしさを感じる。すごい生き物の世界を垣間見させてもらいました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/03/29(1552日経過)
記録初日
2020/04/07(1543日経過)
読んだ本
358冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
96649ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
340件(投稿率95.0%)
本棚
24棚
性別
年齢
51歳
職業
技術系
現住所
神奈川県
自己紹介

これまで書評を残さずに読書してきてました。改めて考えてみると読みっ放しでは自分の記憶も曖昧なままだし、著者には失礼でした。著者に敬意を払いつつ、日記を残すように、私の血肉になった本達の書評を記録していきたいと思います。

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