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2024年10月の読書メーターまとめ

koma-inu
読んだ本
9
読んだページ
3293ページ
感想・レビュー
9
ナイス
542ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月のお気に入られ登録
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

koma-inu
両親を殺された少女と、ビルから突き落とされ生霊となった男がコンビになり、犯人を探し出すミステリ。特殊設定はそこまで多くなく、地道な手掛かり、細かなトリックを積み重ねた作品。中盤から犯人が現れるが、そこから終盤までは、幾度も繰り返される多重解決に感嘆。ここまで捻り出して来るとは。もう終わったと思いきや、エピローグで更にもう一捻り。予想に反して読後感も良い。意表をつく大トリックが無くても、読ませる本格はまだまだあるんだ!と思わされました。
えにくす
2024/10/20 20:06

多重推理・多重解決の連続が、圧巻だったね😝 さすが方丈さん。頭良いわ👏

koma-inu
2024/10/20 21:56

えにくすさん、多重解決のこれでもか!という怒涛が、面白かったですね!大技なくとも、面白かったですね〜🤗

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
9

koma-inu
フェル博士シリーズ。解説の「カーの代表作ではない」通り、badとgood混在作。題名から感じるオカルト要素は少なく、怪現象「くるぶしをつかむ手」や「勝手にジャンプした銃」の真相は、真面目に読んで来たのに脱力😂本書の魅力は、その辺のトリックではなく、終盤に明かされる二重三重のどんでん返し。特に、20章の、バークリーを思わせるフェル博士の告白は圧巻!ここは面白いです。カーらしい作品という事で安心しました。冒頭にあるように、クリスティの超有名作のネタバレあるため、未読の方は要注意。
が「ナイス!」と言っています。
koma-inu
明治の法廷サスペンス。明治21年の大阪で起きた、6人の斬殺事件。生き残った少年に嫌疑がかかり、記者と駆け出し弁護士が法廷で闘う。ミステリ要素は薄め、捜査や法廷シーンがメイン。全く公平性の無い裁判が重厚。推理の否定に始まり、無実を訴えた弁護士まで罪に問われるという、普通のミステリでは考えられない展開。犯人は、冒頭から描写があった思想、時代背景からすると、この人ね・・。自分に馴染みのある大阪の地名が出て来てウキウキでしたが、この時代で生きてくのは大変だったでしょう💦
が「ナイス!」と言っています。
koma-inu
神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ3弾。読みたくてよめてなかったシリーズ。主要メンバーが出会うプロローグ作。サイキックあり前提なので、密室の方法は自明、なぜ密室にしたか?に焦点が当てられます。嗣子は推理するのではなく、サイキックがいつ何回使用されたかが分かる、という設定がユニーク。イチオシは「乳児の告発」。密室殺人下に残された赤ちゃんは、何者か?序盤の前振りがジワジワと効いてきます、こんなブラックなオチになるとは。
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koma-inu
両親を殺された少女と、ビルから突き落とされ生霊となった男がコンビになり、犯人を探し出すミステリ。特殊設定はそこまで多くなく、地道な手掛かり、細かなトリックを積み重ねた作品。中盤から犯人が現れるが、そこから終盤までは、幾度も繰り返される多重解決に感嘆。ここまで捻り出して来るとは。もう終わったと思いきや、エピローグで更にもう一捻り。予想に反して読後感も良い。意表をつく大トリックが無くても、読ませる本格はまだまだあるんだ!と思わされました。
えにくす
2024/10/20 20:06

多重推理・多重解決の連続が、圧巻だったね😝 さすが方丈さん。頭良いわ👏

koma-inu
2024/10/20 21:56

えにくすさん、多重解決のこれでもか!という怒涛が、面白かったですね!大技なくとも、面白かったですね〜🤗

が「ナイス!」と言っています。
koma-inu
読者への挑戦状で終わる「未来図書」を解いた者が、模倣した犯罪を現実に起こす。それをミステリオタクと謎の少女が未然に防ぐ物語。作中作(しかも3編も!)と現実の事件を並行して解く、贅沢ストーリー。「未来図書」の解釈の仕方で、トリックが派生する展開が斬新。設定はとても面白いが、ちょっと作中作の出来が微妙。あと、動機は、さすがに無いんじゃないか?などモヤモヤ。実在するミステリの小ネタは愛がありgood。今年出た作品にまで言及するとは!シリーズモノになりそうなので、次回に期待です。
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koma-inu
ブラックホラーの5短編集。題名から感じるミステリ要素は薄めで、ラストで読み手を落とす、作者らしい作品。「双生児」双子の名前まで共有される、アイデンティティ喪失の真相は?最後にそっちにもっていくとは。「隠れ鬼」河川敷で睨まれたホームレスに、どこまでも追い回される、その理由は?意外とリアルな倫理観が。「ドッキリチューブ」過激なドッキリ企画会社の、給与未払いに対してスタッフが起こした行動は?展開はよめますが、やりすぎ感がすごい。
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koma-inu
特殊設定バトル×ミステリ。世界に100人存在する「コトダマ遣い」。ジョジョ的な能力を持つ、警察と犯人との戦いなんですが、発動条件や範囲に制限あり、バトルがとても白熱で面白い!その中、終盤の二転三転が圧巻。コトダマ能力に伏線や騙しの仕掛けあり、それをある一点から崩すロジックが見事。非常に壮大な犯人の動機も、よくよく読めば伏線あって、納得感あり。そして、最後に明かされるあの人のアレ・・。オイオイここで終わるのか?と気になる秀作。続編確実でしょう、他のコトダマ遣いも興味あるし、今から楽しみ!
キイ
2024/10/16 18:44

わー✨こちら次読む予定なんです🤩バトルがある感じなんですね🤭こまいぬさんのレビューにワクワクです😆🎶

koma-inu
2024/10/16 21:37

キイさん、中盤までは、バトル要素満載です!終盤は阿津川節のロジックが来ますので、バトルもミステリも楽しめますよ〜😆ぜひぜひ、お楽しみ下さいね🤩

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koma-inu
綾鹿市シリーズ第1弾。大学の研究者たちが理系ミステリーに巻き込まれる、バカミス4短編。「擬態」の、無駄に詳しい擬態に関する講義がなかなか面白い。ラストで、マニアな講義内容は無駄では無かった事がわかる。巧みです。「変態」は、増田助教授初登場のお話。ストーカーチックな趣味、下品な会話など、読み手を相当選びます。シンプルなトリック、似たようなのが、早坂さん作でもあったような?不思議と読まされるシリーズです。
が「ナイス!」と言っています。
koma-inu
今年も限界超え怪作、5短編集。本作はSF要素が強く、エログロ苦手な方も入りやすい(?)です。5作とも面白い中、「天使と怪物」が特に頭一つ飛び抜けてます。ある予言手紙と、あからさまに怪しい物証が残る密室殺人現場。この2つの仕掛けを上手く使い、必然性を持たせた多重解決が、圧巻。動機が微妙・・と思いきや、エピローグの独白にやられました、ここで涙ジワッとさせられるとは😢表紙はカワイイ帯&外してビックリの帯で、タイトル・帯・内容が合致した傑作。白井さんのミステリ革命は、どこまで続くのでしょうか。
koma-inu
2024/10/07 08:31

ゆかさん、エログロ控えめでも?とてもオリジナリティある作品でしたねー😆終わってみたらフィットな題名で、「化け物」や「怪物」だらけでしたね😇

koma-inu
2024/10/07 08:34

まりりんさん、鬼畜系作も、トリックがとても斬新で、私は鬼畜が気になりませんでした😂「天使と怪物」のラストの余韻、ほんとに良かったですよねー!少し残ってたモヤモヤを吹き飛ばしてくれて、ジーンとなりました😢来年の白井ワールドも楽しみですね🥳

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/15(1656日経過)
記録初日
2018/09/01(2278日経過)
読んだ本
596冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
212005ページ(1日平均93ページ)
感想・レビュー
596件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
現住所
大阪府
自己紹介

今まで読者履歴はスマホに残してましたが、
世の方とつながるきっかけにしたく、
20年5月から始めました。よろしくです!
過去の読書内容も、随時あげていけたら、
と思います。

好きなジャンル:推理小説、経営関係の本
好きな作家:クリスティー、カー、クィーン、
      ディヴァイン
      麻耶雄嵩、飛鳥部勝則、三津田信三
       など。

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