ネタバレ人間が持つ恐れという感情は、とても怖いものだと実感した作品でした。「身内に不幸がありまして」では、他人と一緒に眠るという恐怖に怯え、人を殺めてしまう主人公、「山荘秘聞」では、孤独に耐えかねず、越智さんを軟禁する主人公、「儚い羊たちの晩餐」では、自分は実際家ではないことを証明するためにバベルの会を消滅させてしまう主人公。どれも少し現実とはかけ離れたお話のように感じましたが、人間はこのような思考回路になってもおかしくないとも感じました。「玉野五十鈴の誉れ」、「北の館の罪人」の最後の一文はとても好みでした。

ネタバレ完全に騙された😳現役高校生のキヨシ、その先輩の成瀬、おじいさんが亡くなった愛ちゃんの記述から、この全員が高齢者だと気づかなかった。「大破局」の章は、驚きの連続で面白く、成瀬の見る不思議な夢の描写にも納得した。ただ、話の結末が少し自分には合わなかった。人生70代で諦める必要は無いというメッセージはとても心に響いた。しかし、欲を言えば蓬萊倶楽部がきちんと制裁される結末を見たかった、、また自称何でもやってやろう屋の成瀬だが、70代なんだからしていい事の分別はつけて欲しかった。「TIE」のトリックはお気に入り。

ネタバレ時代物なので、初めは読みずらさを覚えたが、3章以降は話の展開にスラスラと読めた。千代保が全ての事件に関わっていたことが判明し、千代保が織田に関与すると思われたが、そうではないという展開が1番面白かった。千代保と村重が持仏堂で語り合い、「されば、武略に参ろうか」という村重の言葉で終えるシーンがあるが、この時代の宗教を千代保は仏の罰として風聞を流すことにも用いていたと後に分かり、その賢さとこの伏線に驚いた。物語の随所で現れる官兵衛の策略、思考にも多々驚かされた。個人的に郡十右衛門が報われたのが嬉しかった。

ネタバレ人間が持つ恐れという感情は、とても怖いものだと実感した作品でした。「身内に不幸がありまして」では、他人と一緒に眠るという恐怖に怯え、人を殺めてしまう主人公、「山荘秘聞」では、孤独に耐えかねず、越智さんを軟禁する主人公、「儚い羊たちの晩餐」では、自分は実際家ではないことを証明するためにバベルの会を消滅させてしまう主人公。どれも少し現実とはかけ離れたお話のように感じましたが、人間はこのような思考回路になってもおかしくないとも感じました。「玉野五十鈴の誉れ」、「北の館の罪人」の最後の一文はとても好みでした。

ネタバレ大人から見たら小さな悩みでも小学生の自分にとっては大きな悩みだったんだと当時の気持ちを思い出させてくれるような作品でした。真面目な人は損するかもしれないが、幸せになれるという言葉に共感しました。個人的には、アンスポーツマンライクが好きでした。特に磯憲の他人に関する考え方に共感しました。また、逆ワシントンの終わり方に感動しました。店員さんが第二の人生を出発出来た通り魔だと嬉しいです。

ネタバレミステリー初心者ですが、短編で読みやすかったです。現代の社会で起こりうる事件のお話が多く、現実味がありました。個人的には、#惨者面談、#ヤリモク、#パンドラが好きでした。#惨者面談では、2度のどんでん返しに驚愕しました🫣#パンドラは、自分が20代ということもあってか、考えさせられました。どんでん返しハマりそうです😊