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2024年3月の読書メーターまとめ

さくらっこ
読んだ本
7
読んだページ
1947ページ
感想・レビュー
7
ナイス
494ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入り登録
4

  • 少年隊世代
  • 皿倉山
  • ぴよぴよ
  • Hong Kong

2024年3月のお気に入られ登録
4

  • 少年隊世代
  • 皿倉山
  • ぴよぴよ
  • Hong Kong

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さくらっこ
ネタバレ「何をお探し?」司書の穏やかな一言で、ここに来た人は自分が本ではなく人生のヒントを探しに来たことに気が付く。だが司書が勧める本はハウツーものではなく、詩集とか図鑑とか一見問題解決には結びつかない書籍だ。司書いわく、「本そのものに力があるというよりは、どういう読み方をするかに価値がある」とのこと。なるほど、これこそが読書の醍醐味だ。同じ本でも人によって感じ方やとらえ方が全く違うのは、私も読書メーターを始めて感じていた。短編集だったが、「定年退職」が良かった。人生に残りものなどなく、前向きな気持ちになれた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

さくらっこ

いつもナイスやコメント有難うございます。先月は9冊中6冊がエッセイや実用書でした。「医者に殺されるな」は衝撃的な内容でした。健康管理は自分でしっかりやらねばと感じました。季節の変わり目ですので、皆様も健康にはご留意ください。今月もよろしくお願いします。2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2045ページ ナイス数:509ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1176621/summary/monthly/2024/2

hon
2024/03/01 18:43

実用書系多かったですね。俺苦手なんだよなー。エッセイも小説の補足で読んでるようなもんだしな・・・。

さくらっこ
2024/03/03 11:27

honさん、なるほどそういう読み方もありますね。私は健康や老後のことなどいろいろ考えることが多くてつい実用書に手がでてしまいます。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

さくらっこ
わかるわかる、でもダメですよ。このタイトルを見てそう思った。私の90歳の父も80代後半まで運転を続けていた。長年運転手を務めたから、そこらの年寄りと一緒にするなという考えがあったのだ。この本のお父さんも同様で、自分の運転にプライドがある。そこを無理やり免許返納させすに、父の心情を思いやる主人公のやり方は、童話の「北風と太陽」を思い出した。今の高齢者は大半が既婚者であり兄弟が多い。これから非婚少子化が進むと、子供はもちろん甥や姪もいない高齢者が増えてくる。その人達の免許の心配は誰がするのだろうかと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレ「何をお探し?」司書の穏やかな一言で、ここに来た人は自分が本ではなく人生のヒントを探しに来たことに気が付く。だが司書が勧める本はハウツーものではなく、詩集とか図鑑とか一見問題解決には結びつかない書籍だ。司書いわく、「本そのものに力があるというよりは、どういう読み方をするかに価値がある」とのこと。なるほど、これこそが読書の醍醐味だ。同じ本でも人によって感じ方やとらえ方が全く違うのは、私も読書メーターを始めて感じていた。短編集だったが、「定年退職」が良かった。人生に残りものなどなく、前向きな気持ちになれた。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレ艶めかしいタイトルの著者は「黄色い家」で大人気の川上未映子さん。独特の文体と大阪人の私でもわかりにくい関西弁で、ちょっと読みづらさを感じた。思春期の少女・緑子は、筆談でしか意思表示をしない。それまでの母子関係がどれほど荒んだものだったかを想像させる。背景には母子家庭であることの貧困があったのだろう。老化に抗い豊胸手術を企てる母に嫌悪感を抱くのもよくわかる。母の「女」を感じるのは年頃の子にとって気味が悪いのだ。そんな二人にとって、主人公の夏ちゃんがいい緩衝材になっている。続編の「夏物語」も気になる。
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さくらっこ
ネタバレ女子高生を同級生が殺した。あり得そうな事件だが、その深層には、様々な貧困問題があった。配偶者との離別、死別、発達障害など、様々な理由で人は貧困に陥る。だが生活保護は恥だという認識がまだ高い。この事件の担当刑事のように貧困をバネにして努力した人がいるのは素晴らしい。一番腹立たしかったのは、仕事の成功をいいことに、金の力を使おうとした友輔の母だ。純粋な少女にはそれが許せなかったのだ。初読み作家さんだったが、話の展開が面白くて一気読みしてしまった。裏表紙に書かれていた通りの「社会派青春ミステリー」だった。
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さくらっこ
ネタバレ「若葉荘の暮らし」と同様、畑野さんが女性の貧困を描いた作品。有名大学を卒業していながら、派遣切りに会った主人公の愛は複雑な家庭に育ち、実家の援助を求めることができない。高校時代の友人・雨宮がいて本当に良かった。ここまでの熱血漢は珍しいだろう。貧困はお金や仕事がないだけでなく、家族関係が希薄であることからも起こる。離婚や非婚が増加する今、これからますますこんな女性が増えるのではないかと感じた。結婚が永久就職と言われる時代は終わった。女性も自立する意識を強く持たねばならない、女の武器を使うなど論外だ。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレ芥川賞の高瀬隼子さんを初読み。主人公の朝陽は、内向的でその場の空気を読みすぎる性格だ。つい相手が期待することばかり応えてしまう。小説の中だけは本当のことを話せたのに、作家デビュー後のマスコミ対応でその性格が災いして、小さなトラブルに巻き込まれるようになる。有名人になるって大変なことなのだ。職場や以前の同級生だけでなく、家族の反応も変わってくる。ゲームセンター勤務の私生活と、書き進めている小説「幽霊が遊ぶ箱」が交互に記され、読む方も混乱しそうになる。それも隼子の戸惑う心境を象徴しているように感じた。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
お世辞にもきれいとは言えないアパート「若葉荘」。しかしそこはいろんな事情を抱える女性達が、ほどよい距離感で過ごせる場所だった。管理人のトキ子さんの優しさとそれを引き継ぐ真弓さんの人柄がいい。女ばかりが一緒に暮らして実際はこんなにうまくいかないのではと感じながら、いろいろ考えさせられた。女性の生き方が多様化した現在だが、雇用形態は非正規が多い。コロナ禍をきっかけに生活が困窮した人もいる。世の中何が起こるかわからない。だが私は私とずっと一緒にいる、大切なのは自分を信頼できることという考えが印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/10/05(1300日経過)
記録初日
2020/09/27(1308日経過)
読んだ本
292冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
74042ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
292件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
大阪府
自己紹介

コーヒーを飲みながら、読書をするのが至福のひと時であるおばさんです。

好きな作家は、寺地はるなさん、瀬尾まいこさん、原田ひ香さん、津村記久子さん、藤岡陽子さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん他。

健康や経済に関する実用書もよく読みます。

共読本が何冊かある方はお気に入り登録させていただきますので、よろしくお願いします。できれば相互登録して頂ければ嬉しいです。

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