読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

さくらっこ
読んだ本
7
読んだページ
1850ページ
感想・レビュー
7
ナイス
506ナイス

2024年9月に読んだ本
7

2024年9月のお気に入り登録
4

  • あらたん
  • ヒロユキ
  • mukimi
  • 杜のカラス

2024年9月のお気に入られ登録
4

  • あらたん
  • ヒロユキ
  • mukimi
  • 杜のカラス

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さくらっこ
ネタバレイヤミスではピカイチの芦沢央さん。ぞくぞくする5つの短編集だった。「目撃者はいなかった」仕事のミスを何とかなかったものにしようという気持ちはよくわかる。すぐに対処すれば大事に至らなかったのに…「ありがとう、ばあば」子役であるの孫の付き人として奔走する祖母に恨みを募らせる小学生。子供って意外に大人の本音をわかっているものだ。「姉のように」これが一番印象的だった。昔の子育ての苦労を思い出した。構成が巧みで最後にあれっと驚かされる。なるほど、それで登場人物の名前が出てこなかったのか。秋の夜長にお進めの1冊です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

さくらっこ

いつもナイスやコメント有難うございます。8月はだんぜん「黄色い家」が印象的でした。誰もが落ちる可能性のある裏社会、怖いです。もっと未成年への教育が必要と感じました。余韻が強くてしばらく他の小説が読めませんでした。今月もよろしくお願いします。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2384ページ ナイス数:670ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1176621/summary/monthly/2024/8

hon
2024/09/06 11:26

黄色い家はインパクトありましたよね。篠田さんももっと読みたい作家さんです。

さくらっこ
2024/09/06 13:00

honさん、私も篠田節子さんの作品で読みたいのがたくさんあります。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
7

さくらっこ
ネタバレいったい何の本だろうと興味を持って手にした1冊。伝わる技術がいろいろ知れて面白かった。なるほど単に「伝える」でなく、「伝わる」ことは人間社会の基本だ。家庭や職場はもちろん、商品を売るために企業から世間に伝えることも重要だ。本書を読んで「うまい、安い、早い」や「お、値段以上」というキャッチコピーは理にかなっているのだと知った。そして作者独自の「言いかえワード」が良かった。伝わる為だけでなく、気持ちをポジティブにする。「面倒くさい」は「バージョンアップ」、「イライラ」は「甘い物タイム」…少し楽しくなりそうだ。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレおおたわ先生が子供の頃からお母様の薬物依存症に苦しめられていたとは驚いた。依存症は一度味わった快楽を断てない意志の弱い人間が陥ると考えられがちだが、先生によれば、辛さや苦しさを緩和する自己治療だとのこと。事実お母様も子供の頃のトラウマに苦しめられていた。お父様が開業医だったので、容易に薬物が入手できることが裏目に出た。お母様の暴力や暴言などの禁断症状がすごい。まだDVという概念がなかった時代だから、警察にも相談できなかったのか。社会に温かさや愛情がないと依存症はなくならないとの一節が印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレイヤミスではピカイチの芦沢央さん。ぞくぞくする5つの短編集だった。「目撃者はいなかった」仕事のミスを何とかなかったものにしようという気持ちはよくわかる。すぐに対処すれば大事に至らなかったのに…「ありがとう、ばあば」子役であるの孫の付き人として奔走する祖母に恨みを募らせる小学生。子供って意外に大人の本音をわかっているものだ。「姉のように」これが一番印象的だった。昔の子育ての苦労を思い出した。構成が巧みで最後にあれっと驚かされる。なるほど、それで登場人物の名前が出てこなかったのか。秋の夜長にお進めの1冊です。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
「老化とはひたすら順応することである」裏表紙の言葉が印象に残った。阿川さんが、70歳を過ぎて腰痛などの症状を感じながらも自らを高齢者と認めたくない気持ちはよくわかる。年齢で言えば、明らかに老人であっても「自分は大丈夫」と思ってる人がたくさんいるのではないだろうか。その為、台風の時に畑を見てくると出かけて行方不明になるという悲劇も起こる。人生100年時代の到来で余生は長い。まだまだ若い者には負けたくないという気概を持つのはいいが、阿川さんのように明るく老化を受け入れることができたらいいなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレいつも癒される瀬尾作品なのに、今回は少し違った。母が再婚した相手は、突発的に切れて暴力をふるう歯科医の優であった。彼は患者やスタッフに対して常に低姿勢で気を遣う性格であったから、自らの毒を捨てる手段がなかったのだろう。被害をうけても母に訴えることなく、耐えていた義息の隼太がいじらしい。彼にとっては一人で留守番する夜に耐えるより、義理であれ父親ができたことが嬉しかったのか。その後二人で、[男同士の話」ができて良かった。これで優も自分の毒を捨てる方法を得たのではないかと思う。人の心の複雑さを感じた1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
100歳の医師・高橋先生の優しい言葉に触れたくて手にした1冊。この年齢で痴呆症にもならず執筆できるのはすごいことだ。[無理しないで下さいね」年齢柄そう言われることが多いそうだが、人は少々無理しないとダメなんだとのこと。80歳で絵画を始められたそうで、この知的好奇心こそが、長生きのコツなんだと思った。だが私生活では、食べたいかどうかで食事を選ぶとか、1日や2日眠れなくても死なないと大らかに構えておられる。結局は自分のものさしで生きるのがベストということか。私も年齢のせいにせず、チャレンジ精神を持ち続けよう。
が「ナイス!」と言っています。
さくらっこ
ネタバレ美意識の高い78歳のハナさん。一緒に酒屋店を営み公私共ずっと一緒の夫・岩造の身だしなみにも厳しかった。きっと息苦しいだろうと思っていたが、案の定夫の死後に長年の秘め事が見つかった。妻にとってこれほどの屈辱はないが、周囲の助けや当事者との話し合いで次第に赦せる気持ちになる。「赦した数だけ、自分の身から怒り、恨み、ストレス、いろんなこだわりが剥がれ落ちる。何という解放感なんだろう。」との言葉が印象的だ。ハナさんから見れば若輩者私でも「赦し」は大切だと感じた。「若い者に譲るのが老人の品格だ」覚えていよう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/10/05(1516日経過)
記録初日
2020/09/27(1524日経過)
読んだ本
341冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
88663ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
341件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
大阪府
自己紹介

コーヒーを飲みながら、読書をするのが至福のひと時であるおばさんです。

好きな作家は、寺地はるなさん、瀬尾まいこさん、原田ひ香さん、津村記久子さん、藤岡陽子さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん他。

健康や経済に関する実用書もよく読みます。

共読本が何冊かある方はお気に入り登録させていただきますので、よろしくお願いします。できれば相互登録して頂ければ嬉しいです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう