“意識高い系”と呼ばれる若者たちの実像を書いているって言うのか、うがってみたりするのだろうか。 慶應、早稲田、MARCH あたり出身の20代の若者たちの日常が自意識過剰で疲れるで。

包括的にインドがわかる。 とてもおもしろかった。

東京多摩地区の名家の跡取り　輝和は全財産がなくなることで精神も自由になり、ほんとうに自分が欲しかった生き方を真剣にかんがえはじめる。 名家であるがゆえの対面や世間、それが消失してゆくことで輝和の精神は自由になり、生きる力が強くなっていった。 最後は圧倒され、輝和の長い旅路をたどる、長編を読んだあとの独特の感動がまっていた。

読了記録として。

笑ったし、なんか笑いと切なさの塩梅が絶妙なんよな。良かった。 高須先生と漫画家の西原理恵子先生の恋愛。

ふたつの物語がおさめられた小説集。 おとなの小説やなって思った。 ビジネスでの挫折、裏切り、子育て、おおきな疾病、やり過ごしながら生活している。

長い不妊治療の末に子どもに恵まれなかった神奈川在住の夫婦は特別養子縁組で男児を授かる。 妻の聡明さ、養子に出さざるを得なかったひかり。 息子を朝斗と名付けた意味。 ラストに至り、心動かされた。

“意識高い系”と呼ばれる若者たちの実像を書いているって言うのか、うがってみたりするのだろうか。 慶應、早稲田、MARCH あたり出身の20代の若者たちの日常が自意識過剰で疲れるで。

有名な外資系CAさん、わたしは若いころワーホリしていたのでカナダは思いいれがある。 ホテルチェーンで働いて福利厚生で安く宿泊するの良いなって思った！

言葉のつかいかたやな。 さらに　や　もっとを使ってゆく。よいね！

開発用水晶を求めて東部インドに赴く藤岡。 ガテン系ホワイトカラーのインドでの冒険譚、現地で数奇な幼少期を過ごした少女との友情に近いような関係性、インドのビジネス習慣や現地の風習、どこをきりとってもおもしろいし、藤岡のかっこよさが際立った。 めちゃくちゃおもしろかった。 わたしのいたムンバイとはまた違って、でも、共通する部分もあっていろいろ感じて読み応えすごかったな。

水晶を求めてインド東部に着いた社長の藤岡はロサというインド人の少女に出会う。 数奇な幼少期を過ごした少女を救い出し、インドでのビジネスを軌道に乗せるために頻繁にインドに渡る藤岡。 騙されるほうが馬鹿だ、という風潮、 少女の身にふりかかっていた日々、 正直、めちゃくちゃおもしろい。下巻へ！