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2023年2月の読書メーターまとめ

コトラー
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感想・レビュー
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2023年2月に読んだ本
24

2023年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

コトラー
すごい。文章って人柄がにじみ出ちゃうんだなあ。そして、これはプロの文章。強い。
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2023年2月にナイスが最も多かったつぶやき

コトラー

2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:23冊 読んだページ数:7153ページ ナイス数:183ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1206217/summary/monthly/2023/1

が「ナイス!」と言っています。

2023年2月の感想・レビュー一覧
22

コトラー
「オウム」から始まるが、まじめな「文学論」だった。「戦後とはなにか」「わたしたちとはなにか」。片岡義男の『日本語の外』、加藤典洋の『敗戦後論』をひもとき、わたしたちのふるまいと言葉を拘束する「日本語」について論じる「文学の向こう側ⅠⅡ」は大変興味深かった。「ある本について論じる、ということは、その本が世界の他の本とどう違うのか、違うとしたらどこなのか、について書くことなのである」世界の他の本を知らなければできないことだ。
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コトラー
地主貴族ヴェルシーロフが、農奴の妻ソフィアに産ませたアルカージー。生まれると間もなく親類に預けられ、その後、寄宿学校に入れられた。肉親の愛に飢え、屈折した思いをもちながら、「ロスチャイルドになる」という「理想」を秘めた彼はこれからどうなるのだろう。不穏で混沌とした雰囲気ながら読みやすい。ろくでなしのように描かれるヴェルシーロフはページが進むにつれ、そんなに悪い人でもなさそうに思える。妹のリーザと心通うところが楽しい場面だった。
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コトラー
稀代のストーリーテラー・有吉佐和子によるニューギニア紀行文。おもしろくないわけがないが、畑中さんがまたぶっ飛んでて期待以上のおもしろさ。つば広の木綿の帽子におあつらえの黄色いシャツ。カッコだけは一人前だが、東京では白木屋と三越の間もタクシーに乗るという有吉佐和子のご自慢のブルージーンズは山歩きでズタボロに。着くまでの行程でもう笑わせてくれる。本人は笑い事ではなかったらしいが。無事に帰ってこられて本当によかったです。
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コトラー
戦後、だまされたという人が多いが、だましたという人はいない。「日本人全体が夢中になつて互いにだましたりだまされたりしていた」というのは慧眼。戦争の時期、直接に我々を圧迫し続けていたのは、「あらゆる身近な人であつた」。ゲートルを巻き、戦闘帽を被らなければ、憎悪の目で見られたというが、コロナ禍における「マスク」問題でも、わたしたちの意識はそれほど変わっていない。
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コトラー
紹介される名文を読みたくなってしまう。理屈は分かったが、文章はうまくならないかも(笑)
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コトラー
『ぜんぶ、すてれば』よりは穏やかじゃない?と思うけど、「仕事」「食事」を半分、減らすのは、なかなかハードルが高そう。「情報」の中に含まれるスマホの使用時間なんかは確かに半分ぐらい減らしてちょうどいいんだろう。食事の前に唱える「五観の偈」は思い出したらやってみたい。「物」の捨てすぎ、「断捨離」には注意喚起。捨てることが快感になり、捨てすぎてしまい、また買うという無間地獄に陥るかもとのこと。何事もほどほどがよろしいようで。
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コトラー
顔のタイプなどは、ある程度勉強しないと見分けられないと思うけど、参考になった。人の顔がやたら見たくなる。要注意(笑)
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コトラー
何でも幾何学で説明しようとするペドロ・ベラスケスが出てきてから、ますますおもしろくなる。彼が語る小難しい話にノリノリなのは、カバラ学者の妹・レベッカだけ。レベッカの求めに応じて語られる創世記のパロディがめちゃくちゃおもしろい。世界三大宗教とヨーロッパの歴史にはちゃめちゃな恋愛物語が絡み、ついに明かされるゴメレス一族の秘密。いや~こんな話、よくまとまったなあ。ポトツキ、鬼才です。訳もすばらしい。
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コトラー
脳への刺激を止めない。「初めてのことが多いほど脳は発達する」「放っておくとどんどん効率化される」「いつもの」ループは楽だけど、脳にはよくないらしい。〔思考系〕〔感情系〕〔聴覚系〕〔理解系〕にわけて、日常に取り入れられるちょっとしたトレーニングが参考になった。「自分のことがわからない人は、他人のことが目につく」「皮膚感覚に訴えないと脳の反応は鈍くなる」ので、「情報は感情に落とす」「モーツアルトならモーツアルトに一度どっぷりハマると、ほかの音楽もわかるようになる」などはそのとおりだと思った。
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コトラー
15年かけて書いた100冊の本の価値が認められず失意のうちに死んだディエゴ・エルパス。下巻の解説によると、ポトツキがディエゴの努力を踏みにじるのは、学問や知識に対する世間の盲目的な崇拝に、皮肉を通じて疑念を差し挟むことにあると」いう。私はここに、ポトツキ自身の歴史家として認められなかったこと、また東洋アカデミーといった専門機関を設立するというアイディアが採用されなかったことに対する悲哀がこめられているように感じた。
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コトラー
「半沢直樹」は時代劇。光源氏は元祖チャラ男。わかるのもあるし、なるほど、そうだったのかというのもある。高橋さんの幅広い知識を楽しみながら、やっぱり読みたい本が増えてしまう。「おじさん」の話が多いのは、初出が「サンデー毎日」だからでしょうね。
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コトラー
ヒトラーが政権を握った1933年、亡命の途についたヨーゼフ・ロート。その生まれたところは、ああ、現在のウクライナ共和国、あるいはポーランド。テンポがよく小難しくない文体は好みで、小説は楽しく読んだが、訳者解説による作家その人の生涯もまた興味深く、ヨーロッパの歴史をかいまみる思いがした。民族って何だろう。
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コトラー
世界史がざっくりつかめる内容。わかりやすさを優先してるためか、記述が断定的にも感じるが、「民族」とか「国家」って何だ?と考えさせられた。
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コトラー
デフォルメされて描かれるバッハマン教授、麗子様、乙女がかえってリアル。「噂とは乙女にとって祈りのようなものだ」「乙女の言葉は決して真実を語らない」▼ユダヤ人を抹殺しようとしたナチスと「麗子様」を疎外した「乙女たち」は同じだと断じることはできないが、だれもが誰かを「他者」にしかねない「闇」を軽やかに描き出す。悪意のない普通の人が結構怖いんだよ。乙女のような……
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コトラー
サティが譜面に書きこんだ言葉をつなげると……詩になってる!なかなか楽しい内容でした。
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コトラー
すごい。文章って人柄がにじみ出ちゃうんだなあ。そして、これはプロの文章。強い。
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コトラー
稀書もすばらしいが、エッセイも楽しくて読みふけってしまう。これはお買い得ですよ!
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コトラー
これはおもしろいですよ。
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コトラー
もしかしたら、人はみんな自分の物語の中を生きてるのかもしれない。現実なんてあるのか。あったとしても、人はそれを認識できるのか。哲学的な問題もはらんでいて、考えさせられました。そして、オチは恋愛小説?
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コトラー
ラテン語はほとんど頭に入らなかったが、大切な事を学べたような気がする。ラテン語の本をダイヤモンド社が?と思ったが、やはり自己啓発本なのであった。いい意味でです。知識を詰め込むのではなく、「人間と世界を見つめる枠組み」を作る。学齢期だけでなく、その後の人生で役立つのはそういう考え方に違いない。
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コトラー
編者の田川さんのあとがきにびっくり。「二百冊も重ねればさすがにテーマも品切れ」とはじめから投げやり。北村透谷の駄文、正宗白鳥の愚文、山室軍平はちゃちな宗教宣伝をやらかしていた、賀川豊彦にいたっては、なまじ知識人ぶっているだけにやたらと愚劣……。「著名な作家でも、聖書について文章を書かせると、いかにも駄文を書いてしまう、という事実をお目にかけたかった」からだという。「知らないことについて知ったかぶりをすると、駄文しか書けない」というのはそのとおりだと思った。でも、なんか変(笑)
が「ナイス!」と言っています。
コトラー
「自己受容」ができれば「他者受容」もできる。他人を許せないのは、自分を許していないから。「怒れない」のではなく、「怒れる」けど、「怒る」よりもっと大事なことがあるから、自分の意志であえて「怒らない」。「怒り」はパワーにもなる。コントロールして幸せな金持ちになろう!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/08(1809日経過)
記録初日
2020/01/01(2182日経過)
読んだ本
1497冊(1日平均0.69冊)
読んだページ
357498ページ(1日平均163ページ)
感想・レビュー
1232件(投稿率82.3%)
本棚
6棚
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