「手を動かすんです。何度も何度も書く。やみくもにでも式をいじくりまわす。いろんな図をしつこく描いてみる。そうしているうちに、わかった、という瞬間が来ます。必ず」 /「勉強しない教師から勉強しろと言われるのは、嫌でしょう」 /「救命救急の現場で散々目にしてきたトリアージを、結局ここでもやってるの。救急よりきついのは、どれだけ経験を積んでも、正解がまるでわからないってこと」 /実験てのはね、想定外の結果が出てからが本番だよ
めっちゃ五味カラー!内装も可愛い。歯医者さんってお金持ちだなあ。 〈五味太郎さんデザイン歯科が完成 岡山 外観や内装を楽しい見た目に-山陽新聞digital〉 https://www.sanyonews.jp/article/1533992
今月から時々保育園の図書整理のお手伝いに行く事に。合間に絵本を読む事もあるとは聞いていたが急に「後10分で年長さんの部屋行くからこの中から一冊選んで読む練習して」と言われ慌てて選んだ本wこの本は準備時初読みだったが同シリーズに良いものがあると知っていると安心感が違う。
一介の少年が身分の高い者達に恭しく扱われるのが子ども達の自尊心を高めてくれる。 最後の方の頁で王達の正体が判る。絵柄には一枚一枚モデルがあるそうで、ジャックもダイヤが騎士、ハートが衛兵と思われるがコックは何処?もしやダイヤの3がそうなのかな。この想像の広がりは『おとうさんのちず』の少年を思わせる。
基となったフランス民謡 L'Empereur, sa femme et le petit prince https://www.youtube.com/watch?v=noo1_wUGsIU 英対訳サイト https://www.mamalisa.com/?t=es&p=140 皇帝と妃と皇子が握手する為に繰り返しやって来るだけで、特に積み上げは無く単純に子どもに曜日を教える歌。
自分が借りたのは冨山房の旧版で作者名ビアトリス・シェンク・ドゥ・レニア。 絵に依るところの大きい絵本。ライオン以外は〈ともだち〉としか述べておらず、絵を見ないと誰を連れて行ったか判らない。〈ともだち〉もなかなかトンデモな時があり王とお妃も時々困った顔をなさるが、始終大らかで最後はにっこりなのが良く、昔話の「エピソードの孤立」にも似る。
昔話集編集委員長は小澤先生だが、〈日中韓子ども童話交流事業実行委員会〉は委員長森喜朗氏、副委員長は故扇千景氏。子どもゆめ基金の活動の一環として作られた非売品絵童話本との事。日本の4話すっきり纏まって語り易そう。1・2巻も読みたい。 なつめ太郎は一寸法師、トッケビは地蔵浄土、青がえるも鏡のはなしも日本に類話があり親しみ易い。「ねこはどこに行った」の主人公アファンティは新疆ウイグル族の彦市・吉四六的存在で、トルコのナスレッディン・ホジャにも同話が伝わるそう。
昔話を語り伝えてきた人たちは、幼い子にむけて語るときには、なるべく親しみやすいようにと考えて、動物が人間のようにふるまう話を好んで話しました。幼い子にとって動物は、自分とごく近い、ほとんど同類の生き物です。子どもは、自分のしゃべることが動物にもわかると思っているようです。また動物のほうでも、子どもには強い親近感をもっているようです。この親密な関係が、お話のなかでも聞けると、子どもには大きな喜びになります。(小澤俊夫解説より)
男どもが本気で探したのは最初の一度で後は実は、みたいな話かなとも思ったのだけれど、ただ虚勢が強いだけだったwもしかして、母が行けばすぐ連れ帰れたのでは。 絵も懐かしい雰囲気で素敵だが、細かく色も薄めなので遠目は利かない。
プラストロー廃止運動は後書きにもあった海亀が発端だと思っていたが、2011年9歳のマイロ君が先でしたか。一つだけ気になるのが金属製ストローイラストに添えられた洗浄ブラシ。自宅は豚毛のものを使っているが、あれもプラスチックのが多いと思うんだよなあ。 だが実はうちでも未だにストローは使っている。200mlパックの野菜ジュース。あれを以前から週2程塾弁時持たせているが、あれはストローないとキツい。企業さん、代替案求む(勿論ゴミはきちんと持ち帰り家で捨てさせているけれど)。
シュメール人、気になったがネットで調べ出すと連鎖的に時間が食われるので敢えてスルーしていたのに、今日YouTubeのショート動画で取り上げられていて俄然興味が。何この人達面白そう。息子に言うと「目が大きい人達でしょ?」w
健診時実施する意味について、講習では「出来るだけ全ての家庭に配布・体験」するのに有効と習ったが、保護者の待ち時間の有効活用、孤独化減少等にも大きな意味がありそう。 健診に来れない家庭が最も問題を抱えている場合が多いとも聞いたが、我々ボランティアに出来るのは、来てくれた家庭へ「楽しかった」と思って貰う事のみ。
〈家庭で読み聞かせをする人〉統計で「祖父」が異常に低い事が気になった(「きょうだい」よりずっと低い)。自分の祖母も祖父を亡くしてから同居したので同様の例も多いだろうが、やはりそもそも祖父が育児に積極的に関わる事が少ないのだろう。
方軼羣『しんせつなともだち』と同テーマにも思うが、彼方では蕪が巡り巡って兎の元に還るのに対し、置いておいたものが知らぬ内にランクアップと言え別のものに変わってしまっていると言うのも一部の子どもには不安を与えるかもしれない。
一つひとつ心の傷を増やし、無情な癖にアホの子(失礼)アルバートや幼子エティに甘いのはそう言う訳か。だが堕種になっているのでは、と思わなくも無いが。いつか無事会えると良いなあ。そして発掘現場で働かされていた子ども達もどうなったのだろう。 ところで前巻感想に「装画もっと格好良くならんかったんか」と書いていたら今巻まさかの遠田氏装画。スカーレット格好良過ぎやろイメージバッチリ1巻も遠田さんだったら良かったのにw
扉絵はラスト頁の糊置きされた段階か。 20代の頃近江上布の藍染工房見学をした事がある。染物に関する書籍も児童書主に幾つか読んである。子ども達も中学年で昔の暮らしを学習する際藍染体験に行く学校も多いだろうが、後書きの本文中には無い内容は文章のみでは少々難しいように思った。そもそも本文訳も単語の順序や読点等だけの為にやや難読で、その熱い思いは汲むがもう少し推敲して欲しかった。絵が素敵なだけに惜しい。
4人のうちルビーさんは独り別の小学校へ通う。本文には父親が失職したとのみ述べられるが、小作人の祖父母も追い出され、一家は食料品店の出入りも拒絶されたよう(Wikipediaより)。そして通学時には白人集団に罵られ黒人人形を棺に入れて脅され、子ども達は同じ教室に入らなかった。たった一人の小さな少女が学校へ通う当然の権利を行使するだけの為に。ヘンリー先生も怖い目に遭われた事だろう。だが勇気あるその一歩から全ては始まった。1年後には騒ぎも治まり新たな黒人入学者があった様。
ヴァエという女の子は、わたしたちはみんな、ふくろのなかのM&Mのチョコレートのようだといいました。外側の色はちがっていても中身はおなじなのです。(これ以前何処かでも聞いたな) /この世に、差別主義者として生まれてきた人間などひとりとしていません。差別主義をひろめてきたのは、わたしたちおとなです。 /未来を動かすかもしれないできごとは、しばしば過去のできごとのなかにあるということです。 /Ruby's Shoes https://www.youtube.com/watch?v=71v--WyufA8
東京書籍小3国語教科書に前作の「ウサギのダイコン」掲載との事。今作にはそれに関連する「ウサギのポトフ」も。 ゆうすげ(夕菅)って花の名前なのか。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%B2 装画左中の花がそうかな? 山菜食べたくなった。産直行ってこようw
写真も沢山掲載な上に随所動画・付録写真視聴QRコード有。 著者のキリン仔育て・保育園研究が成り立つのは雄の気の多さのお蔭wキリンは通年出産で発情期は2週間毎。骨舐めの謎。人家の屋根の葉や果実を狙うちゃっかり者。 日本に野生キリン研究者は彼女一人で、海外の研究者の足は車、彼女は徒歩での研究。それ故に得た個性豊かなデータを楽しませて貰った。レンジャーから“Mama Twiga(キリンのお母さん)”の称号を授かった齋藤さんの今後の御活躍を祈る。
それにそんなに量作ってどうすんの?親の分もこれから詰める可能性もあるが、それなら出来上がりのシーンだけ親の弁当箱も隅っこに少し見せればもっとリアルで賑やかで楽しい画面になったのではと思う。 ポテトサラダは夏場はお気を付けて。マヨネーズは一応生ものなので。
育児しんどい→給食あるじゃん、で弁当作り勘弁してきて貰ったが、今後は序でなので家族分作る事に。付属の仕切り板は使わない(詰め難い)。ブロッコリ・スナップエンドウ・アスパラガスだけは当日茹でる(結局一番美味しいし傷まない)。週末を犠牲にしない。最悪ご飯と沢庵or梅干と鮭ほぐしさえあれば何とかなるさと気負わない。この根性でやってくよ!
ローラとメアリーが遊んだ豚の膀胱の風船、この時代からあったのかw 従兄サイモン、小姓仲間マーク、伯母のコンパニオンイズベル、料理長、密猟者デイビッド。彼等がトビーを可愛がる様子が何とも微笑ましい。 巻末解説は身分制度、城の成り立ち、戦争について。
〈何を見落としたの?〉自分を責めるナットに心が共鳴し過ぎて辛い。でもライアンの気持ちも解ってしまう。LGBT問題も。出版元パフィン・ブックス。モーパーゴ『パフィン島の灯台守(英2020)』読後以来初めて認識。
「サミー、何があっても 忘れないで。 愛することを、 自分の価値を、 自分がだれで、 どう感じるかを」 /「あいつらをだれも追い出そうとしない」 「あの人たち、追い出されてきたんだよ、ライアン」 /「どうかサミーを忘れないでください。 サミーの旅は、100万を超える人たちがたどった旅そのものだからです」
先に読了した息子にどんな話?と訊いて山本悦子『夜間中学へようこそ』みたいな感じかなと思っていたら、もっと深刻でずっとハードで怖くて共感も強かった。部員其々が苦しみを抱え、内二人は日中働き夜授業を受け更にその放課後部活参加。それでも、実験したい、探究したいわくわく感や渇望、野望。どうか彼等の願いが叶う様祈りながら読み進めた。 定時制は4年間が主と言うのも初めて知った。だが煙草使う実験は定時制でも如何なものか。
「手を動かすんです。何度も何度も書く。やみくもにでも式をいじくりまわす。いろんな図をしつこく描いてみる。そうしているうちに、わかった、という瞬間が来ます。必ず」 /「勉強しない教師から勉強しろと言われるのは、嫌でしょう」 /「救命救急の現場で散々目にしてきたトリアージを、結局ここでもやってるの。救急よりきついのは、どれだけ経験を積んでも、正解がまるでわからないってこと」 /実験てのはね、想定外の結果が出てからが本番だよ
ネタバレ機能は、否定的な感想しか書けなかった時に使用させて貰っています。
その書籍が好きな方はお読みにならない事をお勧めします。
外国文学の出版年は基本原書初出時。
絵本・昔話は耳で聴く文学だと思うのでなるべく音読を心掛けています。
絵本の対象学年は自分が多人数に読み聞かせる場合、音読時間も読み聞かせの基本に従い読み方もゆっくりな方。
近年黒色人種の方を「アフリカ系アメリカ人」と呼称する動きがありますが、全人類アフリカ起源ですしアメリカ人でない方もいらっしゃるし、何よりレビューの字数制限的にきついんじゃあ!と言う事で、「黒人」書きする事は今後も多いと思います。不快に思われる方はごめんなさい。
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先に読了した息子にどんな話?と訊いて山本悦子『夜間中学へようこそ』みたいな感じかなと思っていたら、もっと深刻でずっとハードで怖くて共感も強かった。部員其々が苦しみを抱え、内二人は日中働き夜授業を受け更にその放課後部活参加。それでも、実験したい、探究したいわくわく感や渇望、野望。どうか彼等の願いが叶う様祈りながら読み進めた。 定時制は4年間が主と言うのも初めて知った。だが煙草使う実験は定時制でも如何なものか。