温かいココアを飲んだ時のようなホッとした気持ちにさせてくれる作品でした。一つ一つは特に大きな事件はない日常を描いた短編ですが、少しだけ登場した人物が、次の話では主人公になっていたりとそれぞれの物語が繋がっているので、色々な視点から楽しめて面白かったです。各話に色が登場するのも遊び心があって良かったです😊

強制収容所で過ごした日々を心理的な側面から書いた手記。実際に体験をされた著者の言葉は何よりも強く、そして重く感じました。私のような者が安易にコメントを綴るのも憚れますが、たった一つ申し上げるとするなら、希望を失い絶望している方や生きることに意味を見出だせない方にこそ読んで欲しいと思いました。

百人一首全体の成り立ちや時代背景は書かれておらず、1首ごとの現代語訳と解説のみとなっていたのが残念でした。訳も古文が苦手な方でも興味が持てるように砕けた言い方を試みているせいか、あまり品がなくて良いものとも思えず、むしろ分かりづらく感じました。

温かいココアを飲んだ時のようなホッとした気持ちにさせてくれる作品でした。一つ一つは特に大きな事件はない日常を描いた短編ですが、少しだけ登場した人物が、次の話では主人公になっていたりとそれぞれの物語が繋がっているので、色々な視点から楽しめて面白かったです。各話に色が登場するのも遊び心があって良かったです😊

全くオリジナルな世界を舞台に「病」「医学と信仰」「部族間の戦い」「家族の絆」など、現代の私達が抱えている問題を見事に描いた作品でした。ただ、様々な部族や思惑が複雑に絡み合う為、途中、誰がどの部族かなど混乱してしまう所がありました😅 私の好みではありますが、ラストももう少しスッキリとした最期の方が良かったです。

長年、古本屋をされていた著者が本にまつわる様々なエピソードを紹介してくれます。興味深い話も多々ありましたが、一つ一つのエピソードがとても短いのと、かなり脚色されていて信憑性が怪しい話があった点が少し気になりました。

ふたりの絶妙な距離感が良い感じ☺️なんでもない日常を描いていますが、その端々に2人の友情を感じることが出来ました。特に最後の「おてがみ」は2人の友情とかたつむりくんの頑張りが素晴らしいと思いました。

是非、子供と一緒に読んで、そのリアクションも含めて楽しみたい一冊でした。小さいお子さんが楽しめるような工夫が沢山されていました。ただ、欲を言えば、押した時に起こる現象に、もう一工夫あっても良かった気がしました。

京極夏彦さんの作品には、詠み始めた直後は本の分厚さに後悔するのに、読み終わると次も読みたくなるという不思議な魅力があるように思います。個人的には前作の方が好みでしたが、何処で誰が絡むのか先が全く読めない展開には、やはり惹き付けられました☺️何よりちょっとスカッとさせてくれたラストが良かったです。

なぜ仮面ライダーやウルトラマンなどの所謂「特撮ヒーロー」が生まれたのかについて、時代背景も交えて愛情たっぷりに語られています。ただ、昭和への愛が強いためか、平成生まれの特撮を見る目は厳しく、些か平等さに欠けたように感じられたのが残念でした。 あまり脚光を浴びにくいスーツアクターのお話などは非常に興味深く、もう少し掘り下げて知りたくなりました。