タイトルからドロドロの不倫ものとかを想像してしまいましたが、『愛のない世界を愛した、愛すべきキャラクター達の愛のある物語』でした😅植物の研究と料理に共通点を見出だしているのが斬新に思えました。軽快にストーリーが進むので全体的には読みやすかったですが、文系には難解な研究の中身など、私には少し冗長に感じられる部分もありました。

一つ一つの項目がとても短いのでサクサクと読むことが出来ました。由来を知ることで、初めて言葉と気持ちがちゃんと一致したような気がします。と同時に今まで頻繁に言っていた「申し訳ございません」が気楽には使いづらくなりました😅

悪人の基準が曖昧な為か、「どうして、この人物が選ばれたのかな？」「なぜこの人は選ばれなかったのかな？」という疑問を抱く所がありました。内容も歴史に詳しい人にとっては、あまり目新しくは感じられませんでした。ただ、それまで悪人や善人とされてきた世間のイメージを覆そうという試みは面白かったです。また、子供向けに非常に分かりやすく書かれているので、ざっくりと日本史を勉強する際にはうってつけだと思いました。

大袈裟な表現などではなく、ピッピは本当にメンタル的にもフィジカル的にも「世界一強い女の子」でした😅スウェーデンで教育論争まで巻き起こした自由奔放な彼女の言動は、本来辛い境遇なのに、悲壮感を全く感じさせず、明るい気持ちにさせてくれました。

この本に書かれているような事を、学校でも教わりたかったです。作家を目指す方は勿論、メールや仕事できちんとした文章を書きたいという人にも参考になる内容なのではないかと思います。また、井上ひさしさんの文章に対しての真摯な姿勢も、とても良く伝わってきました。ただ、話がかなり脱線する時もあり、そこが私には少し蛇足に感じられました。

世界中の独裁者が地図や写真と共に紹介されており、これまで知らなかった人物についても知る事が出来ました。ただ、それぞれの国の歴史背景を理解していないと分かりづらく感じる所も多々ありました。

山賊が主人公という珍しい設定の絵本で、ダークと感動のバランスが絶妙だと思いました。最初はとても怖いはずの三人組が、物語が進むにつれていつの間にか親しみやすく素敵な存在に見えていくから不思議です☺️

小さい頃に大好きで、何度も読み返した思い出があります。引き算と足し算の勉強にもなるはずなのですが、数字が苦手なままの自分が言ってもあまり説得力はないかもしれません😅安野さんの描く子供達を見ていると、彼らがどんな人間なのか、どんな人間関係なのかまで想像が膨らんで楽しくなります。

「5分だけ？」と「5分も？」というシチュエーションを色々と集めた絵本です。大人でも「分かる、分かる」というシーンが沢山ありました☺️同じ5分なのに気持ち次第で長さが変わる不思議さを改めて感じました。

「親とは何か」「命とは何か」という問いを剥き出しのまま突きつけられたような気持ちになりました。健気な兄妹の行く末が気にがかりで、一気に読みきってしまいました。登場人物達が魅力的で、彼らのその後を描いた短編とかもあったら是非、読みたいと思うラストでした。

タイトルからドロドロの不倫ものとかを想像してしまいましたが、『愛のない世界を愛した、愛すべきキャラクター達の愛のある物語』でした😅植物の研究と料理に共通点を見出だしているのが斬新に思えました。軽快にストーリーが進むので全体的には読みやすかったですが、文系には難解な研究の中身など、私には少し冗長に感じられる部分もありました。

後書きでも述べられているように、この書籍ではナチスの行った虐殺行為などには触れられておらず、また私自身も経済学に詳しいわけではないので、そのまま書かれていること全てをすんなり受け入れるのは難しいですが、少なくともこの本を読んだ限りではヒトラーの行った経済政策が当初考えていたよりも合理的なもののように感じられました。