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2024年5月の読書メーターまとめ

ホウ
読んだ本
5
読んだページ
1263ページ
感想・レビュー
5
ナイス
18ナイス

2024年5月に読んだ本
5

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ホウ
ネタバレ透明感のある美しさ。植物や京都の美がこれでもかとばかりに綴られ、解説にもあったが、双子の姉妹より風土や風物のほうがメインの小説だと思った。傾きつつある商売やあっさりと心変わりする様子など、えぐさをも沢山書かれているけどそれ以上に美しいものが丁寧に描写されており、物凄く綺麗な本に仕上がっている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
5

ホウ
ネタバレ透明感のある美しさ。植物や京都の美がこれでもかとばかりに綴られ、解説にもあったが、双子の姉妹より風土や風物のほうがメインの小説だと思った。傾きつつある商売やあっさりと心変わりする様子など、えぐさをも沢山書かれているけどそれ以上に美しいものが丁寧に描写されており、物凄く綺麗な本に仕上がっている。
が「ナイス!」と言っています。
ホウ
ネタバレ十代の頃好きで何度も読んだなぁ、と懐かしくなり再読。癖がありエログロな描写はかなり容赦なくあるけどそれが良い。しつこいくらい描写される洋服や化粧品も、それを身につけた主人公を頭に描くのが楽しかった。今読み返すと、キルケの真っすぐさが不思議とまぶしくて、どんな手段を使ってでも彼女にとっての真実を守ろうとした主人公の気持ちがちょっとわかった気がした。
が「ナイス!」と言っています。
ホウ
ネタバレ十代の頃読んだら影響受けまくっただろうな。エキセントリックな言動を繰り返す藻屑がページをめくる度に段々可愛くなり、同時にこの子の死が1ページ目で確定してる作りが上手いと思った。なんとなく爽やかな読了感なのは、自分なりに必死で生徒を助けようとする担任と貴族みたいな神様から本当に貴公子として実弾を扱いだした兄の存在が大きいのだろう。展開はシンプルで文章は良くも悪くも難しさがなく、主人公くらいの歳で読んでみたかった。
ホウ
ネタバレ歴史を下地とした恋物語。語彙の豊富で瀟洒な文が世界観に合っている。平安時代の話だが、ところどころ登場人物の気質が江戸っぽい気もするのは作者が江戸を知る者だという情報に引っ張られているせいだろうか。出番は少ないが、妖を目の当たりにしても怯えない衣笠の気丈さが美しかった。しかし藻を殺したのって玉藻なのに、陶物師の翁や衣笠達を殺したのも彼女なのに、命を助けてくれた泰親よりも玉藻を選んだ千枝太郎。それでいいのか…と思ってしまうのは無粋かなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ホウ
ネタバレ「怖がらせよう」と大げさなことを書くのではなく、あくまで淡々と余計なものを削ぎ落したような文章で綴られるからこその良さ。登場人物もどこか竹を割ったような性格の者が多く、粋な小説という感じ。「白髪鬼」の詳細をぼかしているからこその怖さが特に好きだ。「くろん坊」の源兵衛も、そもそも彼の軽口がすべての原因ではあるのだけどその豪胆さがなんだか見ていて気分良くなってしまう。岡本綺堂の怪談集、相変わらす面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/05/09(1146日経過)
記録初日
2021/05/03(1152日経過)
読んだ本
157冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
36910ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
156件(投稿率99.4%)
本棚
1棚
血液型
A型
現住所
香川県
URL/ブログ
https://x.com/hou_mmm
自己紹介

小さい時から図書館通いの人。
のんびりゆったりした雰囲気の本が好み。そこに綺麗な女性でも出てくれば言う事ないです、はい。

思い出の本(随時更新予定)
ぼくを探しに/シェル・シルヴァスタイン
つむじ風食堂の夜/吉田篤弘
女魔術師/岡本綺堂
メメント・モリ/藤原新也
不思議の国のアリス/ルイス・キャロル

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