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2024年11月の読書メーターまとめ

わ!
読んだ本
9
読んだページ
2086ページ
感想・レビュー
9
ナイス
71ナイス

2024年11月に読んだ本
9

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

わ!
大変な情報量です。さらに丁寧に分類しています。ただ読んでいて興味深かったのは、民俗学がネット社会を分析すると言う事で、本来なら民俗学は文献に残らない民具や風習、口承伝承などを元にして、何らかの答えを出す手法だと解釈しているのですが、ネット社会は全てがロギングされている世界です。テキスト化できる以上、民俗学でなく、別の分野が取り扱いそうな世界にも思えるのですが、でもネット社会のログは、まさに匿名発信のビックデータです。そんな不確定な大量情報から何が導き出せるのか、私はネット社会の民俗学を読んでみたいですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

わ!
とても面白い本でした。私は地図マニアなのですが、私の持っている古い近畿圏の地質マップを見ると、京都の市内などは真っ白になっています。聞いた情報では京都の市内は、地面を掘ると遺跡ばかりが出てきて、それを研究する時間だけで一杯であり、とてもその下の地層までボーリングするだけの余裕がないからだ…と聞いた事があります。それがどこまて真実かは分かりませんが、この本ではいろいろな最新手法によって、京都の地質が見事に浮かび上がってきます。そして地質学の立場から、京都がなぜ1000年の都になったのかを解き明かしています。
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わ!
大変な情報量です。さらに丁寧に分類しています。ただ読んでいて興味深かったのは、民俗学がネット社会を分析すると言う事で、本来なら民俗学は文献に残らない民具や風習、口承伝承などを元にして、何らかの答えを出す手法だと解釈しているのですが、ネット社会は全てがロギングされている世界です。テキスト化できる以上、民俗学でなく、別の分野が取り扱いそうな世界にも思えるのですが、でもネット社会のログは、まさに匿名発信のビックデータです。そんな不確定な大量情報から何が導き出せるのか、私はネット社会の民俗学を読んでみたいですね。
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わ!
宗教史ではなく、歴史の中で、宗教がどのように受け取られてきたのかが書かれている。宗教史ではないので、歴史家が書いた歴史にあらわれる宗教の本…という感じの内容となっている。だから各時代の為政者が次々出てきて、それぞれの為政者が宗教とどのように接してきたかが書かれている。つまり宗教史とは視点が逆になっているところが面白い。宗教好きからすると、為政者達の宗教的な疑問に対して(かなり著者の思いが含まれているものの)、答えを書いてくれていたりする。なんだか歴史好きと宗教に関して話をしている様で、楽しい本だと思った。
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わ!
ある日のことですが、手持ちの本を読み終えてしまい、出先での読むべき本がなくなってしまいました。1日ぐらい辛抱しても良かったのですが、ふとコンビニへ寄ってみると、この本が売られていたので、つい買ってしまいました。そんな理由で読み始めたのですが、私がこの時代の事柄に詳しくないコトもあって、予想外に面白かったです。特に最後の方の章で「藤原氏の平安時代から近現代までの歴史」を駆け足で、まとめて書いてくれている部分は、短い章であるが故に、藤原氏の歴史上での位置付けをイメージするのにとてもありがたい一章となりました。
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わ!
とても楽しいマニア本の一冊です!著者は地理学の京大院生さんですが、まだお若いのに、わかりやすい文章を書かれており、これからの著作業を楽しみにしたい学者さんです。町の成り立ちや特徴を捉えるアイテムは様々あるのですが、この本では、タイトル通り「Y字路」から町を読み解いてゆきます。その手法や、さらには「Y字路」の分類方法なども書かれていて、マスターすると「Y字路」を読み解く事で、その町を読み解くヒントがつかめる様になります。この本を読んだ後、町を歩いていて「Y字路」に出くわすと「ドキッ」とするかもしれませんね。
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わ!
2000年に出版された本なのですが、つい最近見つけることが出来て、つい最近に買いました。一応、妖怪学(まだ怪異学が出来る前かも…)の入門書という体をとっているのですが、どちらかというと妖怪マニア向けです。本当に妖怪学に入門したい場合は、小松和彦さんや、京極夏彦さんの妖怪学の本を読んだ方が妖怪学は、理解しやすいです。この本は、妖怪学のイベントでの講演を本にしたもので、妖怪の専門家以外人が多く選出されて講義をしています。どちらかというと各専門家が自分の分野と妖怪学との接点を述べている様な論文集となっています。
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わ!
鉄道マニアの著者が書いた関西鉄道史です。だから著者の贔屓が文章の中に表れたりして面白かったりします。私は京阪沿線に住んでいるのですが、京阪電車の思わぬ「野望」に驚かされました。いわゆる新京阪と呼ばれていた「阪急京都線」に関して、なぜ京阪は大阪〜京都間の沿線を持っているのに、淀川の対岸にまで同じ路線を引いたのか…とか、それがどうして現在阪急電車の持ち物になってしまっているのか…などを知りたかったのですが…意外な結果に驚かされました。鉄道史というのは、日本の近代史を強く反映しているものなのですね。
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わ!
とても楽しい一冊です。分類としては小説になるのでしょうが、原文は伊予吉田の町医者である岡太仲(おかたちゅう)という人の旅日記だそうです。そこに新たに著者の分身とでもいうべき主人公を加え、江戸末期の大坂の町を観光させています。文章は全文が会話調となっていて、観光ガイドと主人公の二人が、弥次喜多道中さながらに落語の会話のようにしゃべりまわります。そこにリアルな江戸時代の大坂が浮かび上がっていて、本当に当時の大坂をついて歩いているような気分になります。小説ではあるものの、時代考証はしっかりしている様に思えます。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
大学教授などではなく、ライターさんが書いた本。だから「〜なのでは」などと言った、曖昧な表現がここかしこに見られる。それに肝心の地名が原文のどこから出てきたのかが、少しわかりにくい。さらに言うと、紹介する土地名の場所が、様々な地方へ飛ぶので、混乱しそうになるのだが、これは古事記の記述自体がそんな仕組みになっているから仕方がないのかも(古事記だけに地方としては西日本が大半なので、東日本の人はそのつもりで読んで下さい)。それにしても古事記の中から地名に紐づくりところだけを切り抜く細かさには脱帽してしまいます。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/08/24(1213日経過)
記録初日
2009/03/10(5763日経過)
読んだ本
1419冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
307715ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
1419件(投稿率100.0%)
本棚
16棚
性別
自己紹介

地図好き、神社好き、郷土史好き、富士塚好き、古書好き、アイデアパズル好きなおっさんです。
趣味の一つが「古本屋めぐり」であり、そのために、今となっては手に入らない本が多いかも知れません。申し訳ありませんです。

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