読書メーター KADOKAWA Group

2024年2月の読書メーターまとめ

わ!
読んだ本
13
読んだページ
2191ページ
感想・レビュー
13
ナイス
65ナイス

2024年2月に読んだ本
13

2024年2月のお気に入り登録
1

  • 逆丸カツハ

2024年2月のお気に入られ登録
1

  • 逆丸カツハ

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

わ!
とても面白かった!優生学史なのですが。この優生学という学問を恥ずかしながらこの本で初めて知った。現代でも訴訟になっている「強制的な不妊治療」などは「優生保護法」というな昔の法律が原因であり、これは当時の「優生学」を基礎に造られた法律。優生学では、文明を有する人間は、本来なら「自然淘汰」で選別されるべき種の排除が働かなくなるために、せめて人類自らの手で「淘汰」を行わなければ、正しく進化が行われなくなってしまう…と言う様な危険な思考が生み出され、様々な差別を生み出してしまう。科学の危うさが読み取れる一冊です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
13

わ!
供犠(くぎ)、つまりは「イケニヘ」の話で、日本に供犠があったかどうかの話から始まり、八幡宮などにみる「放生」の話へ、そして供養の話へとスライドして行く。かなり丁寧な話となっている。そして(とはいえ、ページ数からすると全体の1/5程度だが)最後の第三章で「人身御供」へ、そしてなんと、あの柳田國男翁の一目小僧の話へとつながってゆく。この柳田翁の一目小僧論をここまで掘り下げた話は初めて読んだ。柳田翁や南方熊楠、折口信夫などが度々出てくるが、問題の捉え方は民俗学というより、文化人類学の視点に近い気がする。面白い。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
とても面白かった!優生学史なのですが。この優生学という学問を恥ずかしながらこの本で初めて知った。現代でも訴訟になっている「強制的な不妊治療」などは「優生保護法」というな昔の法律が原因であり、これは当時の「優生学」を基礎に造られた法律。優生学では、文明を有する人間は、本来なら「自然淘汰」で選別されるべき種の排除が働かなくなるために、せめて人類自らの手で「淘汰」を行わなければ、正しく進化が行われなくなってしまう…と言う様な危険な思考が生み出され、様々な差別を生み出してしまう。科学の危うさが読み取れる一冊です。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
ヴェンセスラウ・デ・モラエスという人のことは、大半の人が知らないのではないだろうか?しかし、徳島市…特に駅から少し歩いた眉山の周辺を散策したことがある人は、このモラエスさんの史跡を幾つも見ることとなり。「誰だろう?」と気になるコトとなる。そのモラエスさんが祖国ポルトガルへ向けて、日本の暮らしを書いた随筆がこの本である。内容としては色々と書かれていてとても楽しい。タイトルの盆踊り…は、いわゆる「阿波踊り」のことなのだろうが、この随筆が書かれた1915年あたりには、阿波踊りという呼び名はなかったのだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
わ!
大阪の歴史だ。タイトルから察して、もっと黒歴史な内容なのかと思ったのだが、意外にあっさりと書かれている。それでもちゃんと、釜ヶ崎の成り立ちや、飛田遊郭の成り立ちが読み解けるようになっている。でもこの様な本を読んでの感想としては変かもしれないが、やっぱりこの様な後ろ暗い大阪を、誰よりも見事に描き上げてくれるのは、織田作之助さんである…とつくづく思い直した。この本の最終章も織田作之助さんの文章を取り込んで、とても美しく締めくくられている。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
こんな本まで登録可能なのに驚きました。私は天理教の信者ではないのですが、亡くなった親父がちょっとした天理教信者で、私が幼い頃には、月に一回、天理にお参りにへ行っており、私も良く連れていってもらっていました。だから以前、天理の石上神社へ参拝した際、懐かしさのあまり、天理教本部へも参らせていただき、その際に買った小冊子です。もっと天理教本部に関する説明が多いのかと思ったのですが、どちらかと言うと、教祖である中山みきさんに関する事柄の方が多いのです。それでも天理教の歴史については、そこそこ詳しく書かれています。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
先に感想文を書いた「デザインあ」の「あなのほん」と同じようなアイデアだが、こちらは身の回りにあるモノの形を実物大でデザインした本。つまりそれらのモノを取り揃えて目の前に置き、子供と一緒にこの本を読みながら、本に描かれているデザインが、身の回りの何の形のどの部分とマッチするかのゲームが楽しめる本になっています。他の人の感想にもある様に、アイテムがちょっと古いかも…(^_^;)
が「ナイス!」と言っています。
わ!
Eテレで放送されていた「デザインあ」が出した本。いろいろな「穴」のデザインがクイズの様な感じて出てきている。「どこかで見たぞ?、どこで見たっけ?」というような「穴」がたくさん出てくる。アイデアといい、構成といい、センスがいい本ですよね。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
これまた部屋を整理して出てきた「スリットアニメーション」の本です。つまりですね、縦縞の模様がプリントされたシートがあり、それをデザインの上に置いて、ゆっくりと動かすと、アニメーションの用に動き出す絵が描かれている絵本です。本をひっくるめた全体のデザインがカッコいいです。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
部屋を整理していたら出てきた一冊。5冊目の回文本である。ちなみに…私としては「回文の本を集めている」と言う自覚はないのですが…。この本はいかにも回文の「趣味本」のような本です。著者が描いた絵と合わせて、たくさんの回文が紹介されています。私が持っている5冊の回文本の中では、一番楽しそうな本です。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
巨大地震と言えば、能登半島地震がリアルな現在であるが、2009年の本なので、話題の中に東日本大震災すらも出てこない。しかも文献史学の本なので、考古学の様な資料もあまり引用されない。タイトルに「中世の〜」とある様に、1096〜99、1036、1498年の地震が中心となるが。付録的に、1605、1707、1854年の地震も取り上げている。面白いのは、これを流れで見ると、日本の情報の歴史が見えてくるところである。情報を書き込む者がいる。それを後世に残す者がいる。この2つの条件が満たされて初めて情報は残される。
が「ナイス!」と言っています。
わ!
面白い!ちなみにタイトルは「大阪城」ですが、直球で大阪城が書かれるのではなく、本当にいろいろな事がらが大阪城に関係していて、それがとても興味深いエッセイになっているのです。例えばエリザベートと大阪城や、麻生太郎さんと大阪城なんて、元館長でなければ書けないエッセイです。私は、徳川慶喜さんが大阪城でのフランス料理ののフルコースを、来日イギリス・オランダ・フランス・アメリカの公使たちに振る舞ったという話が面白かったですね〜。フランス人が当時の日本へ来て母国料理を振る舞われる訳ですが…どんな心境だったのでしょう?
が「ナイス!」と言っています。
わ!
昨年11月に出版された「江戸っ子の読書事情」の本の画像が表示されずに(2024/02/03時点)、昨年12月に200円で出版された、この本の画像があっさりと表示されるというのは、どう言う了見だろう?(なんだか…悔しい)まずは書店でこの暗黒通信団の新刊を見つけると、とりあえず購入してしまう癖はなんとかしなければならないかも(笑)。相変わらずどこまで真面目に書いているのかわからない暗黒通信団の本、今回はさほど強力ではなかったものの、200円分は充分に笑わせていただきました。暗黒通信団って、京都人なのだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
わ!
面白い本である。神社という施設の中に、現在ではあたりまのように「お社(やしろ)」が建っているのだが、実は、初めの頃の神社には、そんな建物など建っていなかったとされている。ではなぜ「お社」が建つようになったかと言うと、一般的に「仏教の影響」を挙げる本が多いのだが、この本では別の説を主張し、その説に則って祭りの紐解きが成される。主に下鴨神社・上賀茂神社を題材としているので、関西圏の人は、とてもわかりやすいのではないだろうか?特に葵祭だけでなく、資料の少ない御阿礼祭りにもスコープをあててくれているのが嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/08/24(949日経過)
記録初日
2009/03/10(5499日経過)
読んだ本
1350冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
290992ページ(1日平均52ページ)
感想・レビュー
1350件(投稿率100.0%)
本棚
16棚
性別
自己紹介

地図好き、神社好き、郷土史好き、富士塚好き、古書好き、アイデアパズル好きなおっさんです。
趣味の一つが「古本屋めぐり」であり、そのために、今となっては手に入らない本が多いかも知れません。申し訳ありませんです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう