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2024年9月の読書メーターまとめ

みにみに
読んだ本
20
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6988ページ
感想・レビュー
20
ナイス
987ナイス

2024年9月に読んだ本
20

2024年9月のお気に入り登録
3

  • Tomoe soranyan
  • けえこ
  • はるまき

2024年9月のお気に入られ登録
2

  • Tomoe soranyan
  • はるまき

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みにみに
科学部を立ち上げ、学会発表に向けて「火星のクレーターを再現する」ための検証と実験を繰り返す高校生たち。なんと彼らは年齢も国籍もタイプもバラバラでそれぞれに訳アリな定時制。門外漢からだと壮大すぎる実験が毎日夜の教室で行われる。やりたいことならいつ始めたっていい。好きなものを諦めなければどこまででも翔べる。岳人、佳純、アンジェラ、長嶺。そして藤竹先生。宇宙をわたる彼らの想いは、やがて居場所になり未来へ繋がる。なんて素敵で軽やかで熱い青春なんだろう。夜にやる本気の部活動というのもいいものだなぁ。
hon
2024/09/02 02:04

ああ確かに夜の部活ってのがまたいいんだろうね。伊与原さん「いつ始めても~」ってテーマが多い気がして勇気付けられますな。

みにみに
2024/09/02 06:53

学生時代の夜ってちょっと憧れてたかもしれません。思えば母校も定時制あったんですが、これを読んだら彼らとの接点がなかったことが残念に思います。

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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

みにみに

変な動きをする台風10号に翻弄されて予定の変更に次ぐ変更。おかげで月末は想定外に読書時間が確保できたのですが、災害を受けた場所のことを思うと素直にも喜べない…。熱帯低気圧に変わったとしても早く日本列島から去ってくれるよう祈るばかりです。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:8870ページ ナイス数:1061ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1333538/summary/monthly/2024/8

みにみに
2024/09/02 10:36

spunkylivelyさん、あのカックンの動きはないですよね(笑)

みにみに
2024/09/02 10:38

honさん、今回の台風はどうしても日本列島を通りたいようですね。動きに執念を感じます。

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2024年9月の感想・レビュー一覧
20

みにみに
小学生時代に学級新聞を一緒に作った同級生が編集者と小説家として再会。壁にぶつかりながら紆余曲折を経てともに一つの本を作り上げていく。それなりに大人になってからこんなに本気で夢中になれる仕事なら、多少苦しくてもキツくてもやってみたいと思える。でもここまでするには家族の理解と無限の体力が必須だなぁ。アドレナリンを感じる何とも暑苦しさに満ちた(笑)お仕事小説だった。出版会社の厳しさが真冬状態なのは想像がついてしまうけど、紙媒体の本は何とか守っていってほしいと切に願います。本買うからー。
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みにみに
シリーズ㉒いよいよ終盤という感じ。矢幡総理の覚悟や思い、その言動に感銘を受ける一方、洗脳されかけた伊桜里が好きになれず。幼さが純粋というよりもやたらと愚かで稚拙に見えてしまう。そして毎回思うけど、優莉匡太レベルにまで達するような犯罪者がいたら普通に世界が終わるよ。最後に結衣が矢幡総理と和解できたのは良かったけれど、こういう形だからこそだったと思うとそれもやるせない。本当に最後どうなるんだろう。凜香の人間関係もだいぶ良くなってきたことだし、兄妹たち総動員で猛毒親に完勝してほしい。
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みにみに
街の路地裏で朝までやっているビストロ系のフレンチレストラン「キッチン常夜灯」。終電を逃した人の居場所となり、夜に一人になりたくなたい人の逃げ場のようになり、仕事に疲れた人の癒しとなる。ゴリ押し人事によってチェーン店の店長とされてから悪戦苦闘し、疲弊しているみもざが出会った大切な場所。少しずつ考え方を変えていき、少しずつ状況を好転させていく。何もかもすんなりうまくいくわけじゃないのがいい!そして美味しいものが食べられる隠れ家のようでサイコーに羨ましい。フレンチなのに朝にみそ汁作ってくれるのも粋です。
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みにみに
残虐な女児殺害事件の犯人・大山正紀の逮捕から数年。事件の凄惨さからニュースで、SNSで、身近でも大山正紀の名は人々を過剰反応させるものとなった。彼と同姓同名であったことから様々な理不尽と被害を被った複数の大山正紀たちは「被害者の会」で集まり、人生を取り戻すべく活動するのだけど…。大山正紀だらけで真相には完全にやられた!でもSNS社会への問題提起とも見れる作品で、安易に偏った正義感を振りかざす人間にだいぶ辟易する。自身を晒さず無責任に人を刺す言葉を投げつける人ってどうだろう。SNSの在り方には未だに疑問。
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みにみに
外見と内面の美を競うコンテスト「ミューズ・オブ・ジャパン」。審査を突破したファイナリストたちは、リゾートアイランドで最終選考を交えて美の特訓合宿として2週間の共同生活を行う。楽園に歓喜するのも束の間、初日の夜に主催者が何者かに襲われたのを皮切りに次々と殺人が発生して…。女の激しい裏表や強かさ、恐怖に囚われ疑心暗鬼になった人間の陥る罠がそこかしこで爆発する。救われたけど救われない話。だって犯人の目的がもう…。どっちの視点で嘆くべきか分からないわ。意志の強さはスゴいけど思いついても普通やらないって。
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みにみに
とある高校の喫茶部。その中でカテゴリー分けされた「おやつ部」に属する男女4名。ほとんど目的もなくおやつを食べるだけに等しい活動の中、ゆったりとした日常がささやかすぎる謎とともに流れる。もう本当にただただ平和。高校生だから当たり前だけど、特別なおやつというわけでもない。うまい棒やらチロルチョコやらハッピーターンやらビッグカツやら…昔から馴染みのあるおやつの名前が散りばめられて幸せだなぁ。そういえばシルベーヌとかあったわ(笑)!こんな部活が許される時代に高校生活を送りたかった。
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みにみに
徳川軍が迫る大阪の陣にて。敵味方の乱戦、寝返りの入り混じる戦いの最中、四方から「幸村を討て」の声が。それほどの幸村への脅威。各々の抱える事情や野望。誰も信じられなくなるような騙し討ちや駆け引きのオンパレード。名のある戦国大名たちはそれぞれの目的や思いを遂げるために戦い続ける。最後に笑うのが家康ではない痛快な歴史ミステリーとも呼ぶべき作品だった。それにしても武士の在り方や生き様って本当にこうだったのかと疑うほど凄まじい。面白く読んだけれど現代だといろいろと考えられないよ。
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みにみに
そういうことかぁ。そこに着地するんだ。iが結局あれでこうなってて…。これは「本日は大安〜」を先に読んでなければ確実に狐塚か恭司を疑ってたよ。浅葱が痛ましくて哀しくて、そして憐れ。あれほどの過去が背景にあるのならそういう人格形成にならざるを得なかったんだろうな。個人的には月子にあまり惹かれなかったから周りが何であんなに月子ファーストっぽいのか理解できず。そして上巻で秋先生が男子生徒にやったことが結局何だったのか分からず謎が残る…。浅葱とiは互いの時間配分どうしてたんだろうとか、下らないことが気になる私。
hon
2024/09/19 19:34

秋先生の謎残るよね。気になるっしょ。したらぼくのメジャースプーンに進むしかないね。その前に凍りのくじらを挟むかどうかは悩ましいところ。

みにみに
2024/09/19 21:22

ホントに秋先生のアレは何だったんでしょうね。しかし怒涛の辻村ラッシュ…。これはぼちぼち図書館で見つけ次第行くしかない(笑)。

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みにみに
謎の人物iと、iに会いたい浅葱の2人が引き起こすかなり凄惨な連続殺人。iの本当の目的は何なのか、正体は誰なのか気になりながらの上巻終了。タイトルからイメージしたものと全然違った!だって子どもたちって言うから…。浅葱を含め、出てくる人物たちがいろんな意味でみんな変わり者。誰を主役として捉えても良さそうなくらい印象に残る。同著者の「本日は大安〜」を先に読んでいるので、狐塚&恭司の登場には湧いたけども。連続殺人の行く末もだけど、人物たちの今後の関係性がどうなっていくのか気になる。すぐに下巻へ。
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みにみに
キャラ濃っっっ!!!つぶれたカラオケボックスを居抜きで買い取ったオーナーがレンタルスペースとして貸し出し開始。それを「秘密基地」と呼称したら、集まる集まる。あらゆる方面のヲタクグループ様ご一行。彼らを取り巻く事件らしき出来事の短編集。明らかに目立つヲタク的ファッションで尾行を試みるとか、その手の世界に本気なんだか遊びなんだか分からない方々。読んでいると愛着半分、呆れ半分でそれなりに楽しい。戦隊モノの黄色レンジャーっぽい衣装で出歩くのはさすがにハロウィンだけにしないと補導されると思います。
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みにみに
ホントに滅茶苦茶。助成金の対象にしてもらえないラブホ経営者。オンライン授業になったことで学校外の悪い友だちと付き合い出した高校生。マッチングアプリでの出会いから国際ロマンス詐欺に遭った独身OL。コロナ禍の影響で人との接触が希薄になったことをきっかけとして、それぞれの人生は思いもよらぬ方向に舵を切り、そして狂っていく。後から思えば大きな分岐点だったと思ってももう遅い。「心のコロナ」とはよく言ったものだけど、どんな理由があっても悪いことに手を出すとロクなことがない。最後は救われたのでまぁ良かったかな。
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みにみに
物凄いイマドキを描いた短編集。令和の社会問題。それでいて叙述トリックで毎回ラストあたりであれ?と思わせ、ついでにじわじわと効いてくるような結構な毒もあったりして。嫌なテーマがほとんどなのにグイグイ読まされてしまった。どの話も今のご時世だと周りに溢れてるんだろうなと思うとやるせない。下手をするとそれは殺ってしまっても仕方ないとすら思ってしまう事象もある。そこまでしないと救われなくなるような闇ループ。本当に、何がそうさせるのか。時代?それにしても苦すぎるよ。個人的には毒親がマジでイヤだった。
hon
2024/09/10 22:32

物凄く令和だよねー。ちゃんとミステリとして楽しめるのがすごい。内容はねw。確かに毒多めではありますな。

みにみに
2024/09/11 20:49

令和だって言ってしまえばすべて納得してしまうのが怖いです。生きてる間にここまで社会の常識とか価値観が変わるとは。

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みにみに
元テレビディレクター須藤は取材で来たことのあるフィリピンにて、過去の詩人の足跡を追いながら新たな人生を生きる。すでに風化してしまいつつあるフィリピンと日本との歴史の事実。理解しがたい宗教的なやり方や現地民の不可思議な力、未だに抗いがたいほどの影響力を持つ財閥。活劇のようなイザコザに巻き込まれながらそれぞれの立場の生き様に触れる。半分ノンフィクション混じりの印象がありながら半分フィクションという感じ。過去が良いものであっても悪いものであっても、起こった事実は変えられないなとしみじみ思う。
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みにみに
掲示係の小学生が追うオカルトミステリー…?学校の壁新聞に大好きなオカルトを載せたいユースケ。従姉妹の不可解な死の真相を探りたいサツキ。そして係決めの日に欠席して係に振り分けられた読書好きのミナ。彼らは町の七不思議を調べ、分析するうちに思いもかけない事実に近づいていく。結局どっち転ぶんだろうと思いつつ、まさかのそっち?という方向に着地。それはアリなのか?!ついでに6年生とはいえ、小学生らしからぬ言葉選びが多いのもアリなのか?!終わり方からすると中学生での続編出そうだけども。
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みにみに
怪我によってスポーツ強豪校への推薦を辞退し、陸上をやめた伊澄。病気によって自力で歩くことが叶わなくなり、ミュージカルへの夢も諦めて車いすユーザーとなった六花。高校の入学式の日、二人の出会いが意識や価値観を変えていく。多くの人が気づかない車いすユーザーの感じる不便さが際立つ。何をするにも何か壁になるものがあるという苦しさ。そんな必要はないのにどこかで周りに感じてしまう引け目。近親者にユーザーがいるので決して他人事じゃない生々しさが少し苦しかった。どれだけ寄り添うつもりでも分からないことはあるのだなと思う。
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みにみに
いじめ、犯罪、罪と罰…。誰の目線かによって、そして主義主張によって正義と思われるものが逆転していく。どんな場合でも人を虐げる権利は誰にもない。だけど虐げられた側だとしたら。考えても何が正しいか答えの出ないたくさんの問題。そもそも正義とは…。この話を通してどう感じるかで、自分が許せないことに対してどういう考え方をしている人間なのかを目の当たりにした気分。ハンムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」の意味を深く考えさせられた。罪や憎しみの連載はどこかで断ち切ることが一番いいのかもしれない。
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みにみに
会員制の探偵が調査・真相を究明する5つの短篇事件集。「目に見えるものが真実とは限らない!」とか何とかどこかで聞くようなセリフが出てきそうな真相ばかり。意外性があって面白かったー。いやぁ、スゴいわ。目の前にそれらしい状況やアリバイを並べられたら信じてしまいそうだけど…むしろなぜ怪しんだのかが気になる。それに犯人が複数名いると考えられる話っていっぱいあるなと感心もした。東野さんの作品だと思うと読み応えがあるのはやっぱり長編だけど、逆に短篇で一話一話サクッと読めるのもオイシイな。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
大家さんを始め、訳アリ住人の集まるちょっと素敵なマンションフォンテーヌ。部屋数が少なくて、若干シェルターのような役割もしてて、誰かの問題に皆で向かって、巡り巡った奇跡のような再会もあって…よくある人間ドラマ的な話ではある。こんな雰囲気の良い人間関係で続けられるご近所付き合いなら悪くないけど、現実はこうはいかないよ。まぁこの作者さんだからこんな雰囲気だよなぁという感じで分かっててもほっこりするから、小休止になる読書としては最適でした。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
なんと「これは経費では落ちません!」というシリーズの番外編だったらしい。タイトルを聞いたことがあるだけで内容は知らず(笑)。理想のお風呂を追求するために入浴剤の開発部門で働く「女の子の気持ちが分からない」と言われる理系才女・美月の話。いや、モニターを頼まれた受付嬢のゆいみの話なのか?どちらが主人公か悩むところだけど、本編を知らなくてもこれはこれで単作として充分に楽しめた。お風呂や温泉って、年を重ねるごとに好きで癒されるものになっていくなとしみじみ思う。子どもの頃は苦手だったのになぁ。
が「ナイス!」と言っています。
みにみに
科学部を立ち上げ、学会発表に向けて「火星のクレーターを再現する」ための検証と実験を繰り返す高校生たち。なんと彼らは年齢も国籍もタイプもバラバラでそれぞれに訳アリな定時制。門外漢からだと壮大すぎる実験が毎日夜の教室で行われる。やりたいことならいつ始めたっていい。好きなものを諦めなければどこまででも翔べる。岳人、佳純、アンジェラ、長嶺。そして藤竹先生。宇宙をわたる彼らの想いは、やがて居場所になり未来へ繋がる。なんて素敵で軽やかで熱い青春なんだろう。夜にやる本気の部活動というのもいいものだなぁ。
hon
2024/09/02 02:04

ああ確かに夜の部活ってのがまたいいんだろうね。伊与原さん「いつ始めても~」ってテーマが多い気がして勇気付けられますな。

みにみに
2024/09/02 06:53

学生時代の夜ってちょっと憧れてたかもしれません。思えば母校も定時制あったんですが、これを読んだら彼らとの接点がなかったことが残念に思います。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/04/16(957日経過)
記録初日
2021/05/16(1292日経過)
読んだ本
1786冊(1日平均1.38冊)
読んだページ
554707ページ(1日平均429ページ)
感想・レビュー
1124件(投稿率62.9%)
本棚
21棚
性別
血液型
A型
自己紹介

本屋さんではタイトルと装幀に惹かれて選んでしまいがちですが、みなさんのレビューを見て新たな本の発掘もしています。

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