世間に自然には馴染めない兄弟は、彼らの生きるペースで彼らなりに暮す。生きづらさとは思えない、彼らなりのささやか?な幸せで、そこには鳥が必ずいる。兄を守る形での実際は行かない独特な旅行は優しいな。小父さん1人になり、他人からの眼差しを感じても、目標が全く無くても、自分のあるがままに繊細さを伴う日常が繰り返される人生ってどんなだろう。何とか外界と関わっている小父さんにとって、司書の方とメジロが一瞬小父さんの光になったようだった。鳥を飼う自分自身は兄のポーポー語を理解できただろうか。

世間に自然には馴染めない兄弟は、彼らの生きるペースで彼らなりに暮す。生きづらさとは思えない、彼らなりのささやか?な幸せで、そこには鳥が必ずいる。兄を守る形での実際は行かない独特な旅行は優しいな。小父さん1人になり、他人からの眼差しを感じても、目標が全く無くても、自分のあるがままに繊細さを伴う日常が繰り返される人生ってどんなだろう。何とか外界と関わっている小父さんにとって、司書の方とメジロが一瞬小父さんの光になったようだった。鳥を飼う自分自身は兄のポーポー語を理解できただろうか。

生まれた時には母親に備わってはない母性。幾重もの経験から愛され大切にし、積み重ねる人間同士の情の中で作っていくものだから、受け取る愛情と与える愛とはきっちり双方で均衡が取れてることは中々ないと思う。降り注ぐような愛情を受けたと思う人は事の本質には気づけてないんじゃないかなあって思う自分は相当ひねくれてるのかな。こう思ってられたなら、苦しみにはならないと思った。母の立場というものを理解してその役割を演じた母は母性を自己犠牲のように捉えてたようにも思うけど、自然な母の姿とは何かを感じさせられた。

自分が人との足並みを揃えることがいつでも必要と思う人なら、それを外れることは怖いのかも。でも絶対におかしいとわかってる事まで同様に振る舞うことをしてたらそれはバケモノだな。自分を守る気持ちは誰にもあるだろうけど、矢野が怖いと思いながらも自分から返されることさえない挨拶をいつもしていたことがいじらしくも思うし、自分で夜の学校を夜の休み時間として過ごして、というのが強くも感じる。心と姿のギャップはあるものそれを学んで大人にもなる。でも自分が誇れる自分でいたいな。もう自分は年齢的にだけ成長しきった人間だけど

若い日の、自分の出会いの経験には、おばあちゃんやアバズレさんや南さんのようなひとはいなかったけど、きっと自分の選ぶ人生って、何度何度も選択することがあって、自分でで出会い、掴んでいくんだなと思う。まるで絵本のおとぎ話のようなこのおはなしが、自分にとっての貴重な読書体験に間違いない。自分が作り出す過去の自分。夢の中の人物。純粋な気持ちで自分らしく現れたんだと思った。

衝撃なことと変わらず続く現状。自分の捉え方や意味づけをすることで世界を作る。そんな短編でした。