小さいおうち　奥様の女中だった大叔母のタキが、晩年に綴った「心覚えの記」（ノート）。健史が訪ねた「小さいおうち」の記念館には・・・最終章で明かされた開封されなかった手紙。戦前の暮らしが美しく、語られる物語。

二重らせんのスイッチ　身に覚えのない容疑をかけられた雅樹。自分と同じ容姿とDNAを持つ真犯人が双子の片割れだとしたら・・・真相が気になり一気に読んだ。ドキドキしますが面白い本です。

その扉をたたく音　29歳、無職、夢はミュージシャンの主人公、宮路。演奏に訪れた老人ホームで出会った、介護士の渡部が奏でるサックスの音楽に震え、渡部のサックスを聴きたいために、老人ホームを再び訪れる。入居者の水木さんは宮路を「ぼんくら」と呼び、入居者の本庄さんはウクレレを教えて欲しいという・・・。水木さんの手紙からの展開が心に響く、宮路さん介護士になるのかなと勝手に想像。

１２巻で森若さんが結婚するところで終わったので、その後が気になっていました。スピンオフで鎌本さんの素顔を知るお話も。結婚式当日に鎌本さんを抑える目的で開かれたバーベキュー。山崎さんの胸で男泣きの、切ないお話でしたが、。

今日未明　よくある同じような事件の真相。どの事件も身近で起きている。不注意から自分も加害者となってしまうかもと、怖くなった。

一橋桐子の相談日記　どうしても、ＴＶドラマで桐子さんを演じた、あの女優さんが頭の中で演じていて、本作もドラマになるのならあの女優さんが演じて頂きたいと、お願い申し上げます。

小さいおうち　奥様の女中だった大叔母のタキが、晩年に綴った「心覚えの記」（ノート）。健史が訪ねた「小さいおうち」の記念館には・・・最終章で明かされた開封されなかった手紙。戦前の暮らしが美しく、語られる物語。

長いお別れ　家族の介護と看取りまで　P261 「10年か。長いね。長いお別れだね」長いお別れと呼ぶんだよ、その病気をね・・・ 看取ってくれる家族がいて幸せな人生の最後を描いた本ですね。

坂の中のまち　大学入学のため富山から上京したわたしが暮らすことになった家は、坂の中のまち文京区の茗荷谷駅から坂を登った小日向。大家の久世志桜里さんは、小日向に取り憑かれている。坂と文豪と恋愛がミックスされて面白いお話でした。

紙屋ふじさき記念館シリーズ５　記念館の閉館まで毎月のワークショップも好評で、ウェブメディアにも取り上げてもらったり、小冊子研究会に新入生も入りサークルの遠足で東秩父へ。小川町にある和紙体験学習センターで偶然出会った岡本さんは、墨流しで料紙を作っているという。そこからワークショップの２月と３月に墨流しと墨流しの小箱を作るイベントへ繋がるが・・・　2020年1月にコロナ感染のニュースが入る。　今スタバで読んでいるのに涙腺崩壊…

紙屋ふじさき記念館シリーズ４　4月小冊子研究会へひとりの学生が訪ねてくるが、彼女は川越の三日月堂でアルバイトをしている楓さんだった。楓さんと話すことで、百花が記念館を残すためにどうしたら良いか、アイデアを考えワークショップを開催することに。百花の変化に影響を受けた藤崎も変化していく。楽しい話が続きますね。

ゲームの王国　下　1978年から50年後の2023年 断章Aから　人生という名前のゲーム　あるいはゲームという名の人生。 上巻だけではこの本の面白さが伝わらない。面白い本でした。

ゲームの王国　上　1956年4月タクシー運転手から夫妻が預かった赤ん坊のソリヤは夫妻の養女として育つが8歳のとき、夫妻がクメールルージュに殺され孤児となった。1964年4月ベトナム国境近くの村に生まれたムイタックは、潔癖症の神童。ムイタックは1975年4月結婚式のため向かった親類の家で、これまで負ける事がなかったカードゲームでソリヤに負けてしまうが、これまでにない楽しさを知る。1978年4月ムイタックの村はクメールルージュの兵士に惨殺される。惨殺を眺める兵士のソリヤに会ってしまったムイタック　・・・