ネタバレ実は井上光晴も娘の荒野さんも、瀬戸内寂聴さんを介して知った。そこで荒野さんの「あちらにいる鬼」を読み、父親のことを書いたという同書を手に取った。実は井上光晴氏が故郷としている「崎戸」は、私の生まれた場所だ。実家はその隣の島だが当時は崎戸に産院があったそうだ。ものすごーく田舎だが炭鉱によって栄えた時期があり、私はその時代を知らないが故郷のことが書かれることは少ないので興味深かった。父と娘の関係、作家とはそういう生き物なのかと、娘視点から書かれた本書はそうひどい感じでもなかったが。

ネタバレ実は井上光晴も娘の荒野さんも、瀬戸内寂聴さんを介して知った。そこで荒野さんの「あちらにいる鬼」を読み、父親のことを書いたという同書を手に取った。実は井上光晴氏が故郷としている「崎戸」は、私の生まれた場所だ。実家はその隣の島だが当時は崎戸に産院があったそうだ。ものすごーく田舎だが炭鉱によって栄えた時期があり、私はその時代を知らないが故郷のことが書かれることは少ないので興味深かった。父と娘の関係、作家とはそういう生き物なのかと、娘視点から書かれた本書はそうひどい感じでもなかったが。