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Francesco Petrarca(1)荒川洋平(1)Haruki Murakami(1)33%Francesco …33%荒川洋平33%Haruki Mur…著者グラフ上位10名
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kakekoe
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表紙に惹かれて衝動買い。走りに勤しむことは職業作家である自分を支える大事な支柱であると述懐した読み物。それぞれは独立したエピソードですが、ある時ある場所の風景と、そこを駆ける著者の内面がうまく呼応している点で共通しています。そのまとめかたの巧みさや視点そのもののセンスの良さに著者の力量を感じました。ちなみに数あるエピソードの中でも、インタビューは英語で受け答えする方に気軽さを感じると正直に語るあたり、村上作品を魅力的にしているまっすぐな素直さを見た気がしました。
0255文字
kakekoe
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1336年にイタリアの詩人ペトラルカが臨んだヴァントゥ登山についての自筆書簡と、それを風景の発見として取り上げたヤーコブ・ブルクハルトの著書『イタリア・ルネサンスの文化』の該当部分、さらにこの事件に関するそれ以降の解釈の流れを大まかにまとめた訳者によるあとがきの三部構成で、この一冊を読めば、なぜ件の書簡がこれほどまでの衝撃を諸方面に与えてきたのかが大筋が分かる、大変便利な読み物でした。薄いのに中身が濃いので、いつかまた再読したいです。
0255文字
kakekoe
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誰でもとりあえず学習可能な言語としての立場を世界で擁立しつつある外国語としての日本語と、日本で日本人が話す日本語の、特にここでは会話の場面で顕著になるズレの感覚について、実際の様子やその原因の類型化、さらに将来に備えるべく実行可能な意識改革に関する提言が、著者の言語学者としての専門性、日本語を教える教師としての豊富な経験、さらにおそらく著者生来のサービス精神と洒脱感てんこ盛りで、軽快に語られます。眉間にしわを寄せて読むような難解な用語も、著者にかかるとなんだか落語を聴いているようで、とても楽しい本でした。
0255文字
kakekoe
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フランス語の原書は1982年刊行。「空間」という概念で日本文化にアプローチを試みる姿勢が興味深いです。日本語の特徴や、日本人の共同体や集団の歴史的地理的発展、その意識構造の流れ、またそれまでの日本文化論などが適宜引き合いに出され、つぶさに「日本文化」が検証されていきますが、自身は日本文化に関する断言を避けているようで「間」だったり「他者への共感」を尊ぶ日本人の感覚を、著者は既に自分の中に落とし込んでいるようにも思えました。それに比べると、巻末の隈研吾による解説はキレッキレで、これはこれで圧倒されます。
0255文字
kakekoe
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森博嗣さん、初読。こんなに肩ひじ張らずに話を積み上げていくSF(?)作品は初めてで、新鮮でした。語り手ハギリさんの、焦燥感や切迫感とは一線を画し、あくまで自分のやりたいこと、興味を覚えることに邁進する姿勢やその語り口に、読んでいる側は安心するというか、ともすると癒される気がします。さらに言葉遊びをしているような明るいおかしみが、タイトルや人物の名前、セリフの諸所に感じられ、理系とか文系の垣根を超えた楽しいノベルでした。装丁も素敵なので、ぜひ持って歩きたい一冊です。
やなぎ

「すべてがFになる」から始めず、いきなりWシリーズに来ましたか!。大いに結構です。シリーズ内は、どうか順番に読んでください。天才の頭の中はよくわからないことだらけですが、たくさん読めば、天才に近付いた気になれます。どうぞ楽しんでください!。(^^)/

02/14 01:28
kakekoe

やなぎさん、森さんについての予備知識はほぼゼロでして、親切な友人が貸してくれたのがWシリーズでした。こう、なんだか呼吸しているような調子で話を進めてくれるので、凡人の自分がまるで天才に近付いたかのような錯覚はすでに。。。「すべてがFになる」もタイトルがとってもいいですね。いつか読みたいです(^^)

02/14 06:34
0255文字
kakekoe
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戦後短編小説の埋もれた名作群を収録したシリーズ第一期5巻。巻毎に共通のお題があって、作品配列は時系列という、やや古風というか、ひねりのあまり感じられない編集方針で、学校授業の副教材を読んでいる気分になりました。ただし、そんなあまり理想的とは言えない環境にあっても、いいなと思える作品は多く、中でも以前読んだ村田喜代子さんはこちらでもやっぱりよくて、他の作品も読んでみたいと思わせる作家さんでした。
0255文字
kakekoe
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装丁に魅かれ昔々に買った本。戦後50年間に発表された11の短編は、当然書かれた時代背景にばらつきがあり、どれも粒選りなんですが、一つ読み終えてから次を読み始めても、作品世界にすうっと入れないもどかしさがありました。個人的には遠藤周作の『イヤな奴』が今の自分に一番響きました。中里恒子の『家の中』も自分のこれからと重なりそうです。
0255文字
kakekoe
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『夜の来訪者』と訳される戯曲を、高校の英語教材向けに改編したもの。ある一人の女性が自殺に至る経緯を辿る中で、1910年代英国富裕経営者層が抱く特権意識の輪郭線にメスを入れ、その偏向性を露わにしてみせた作者の手腕に感心しました。個人的に触発されたイメージは『蜘蛛の糸』。只しこちらの糸はすぐには切れず、おかげで結末に至るまでの登場人物達の表情や立ち居振る舞いがひどく目の奥に焼きついた感じです。
0255文字

読んだ本
50

積読本
2

読みたい本
151

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/01/17(807日経過)
記録初日
2022/04/07(1092日経過)
読んだ本
50冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
12680ページ(1日平均11ページ)
感想・レビュー
50件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
自己紹介

昔本屋のバイトで任された文庫コーナーで、純文学ばかり平積みして、正社員さんの顰蹙を買った頃に比べれば、だいぶ世界は広がった、気はしてます。

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