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2024年10月の読書メーターまとめ

ぬにぇ
読んだ本
17
読んだページ
3834ページ
感想・レビュー
13
ナイス
88ナイス

2024年10月に読んだ本
17

2024年10月のお気に入り登録
1

  • よう@読メ野鳥部

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • Piichan
  • りんごあめ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぬにぇ
安部公房ならばと思って寓話的に読もうとしてしまうが、作品全体としての完成度というか芸術性も凄まじいものがあるなと感じる。 生きていく上でどこに軸足を置けばいいのか、軸足など置くべきでは無いのか、置けるものでは無いのか…そんなことを考えながら読んでいた。 男が求める自由とはなんなのか、彼自身もよくわかってないのでは?
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
13

ぬにぇ
「ナチスの御用学者」C.シュミットの代表的著作。政治の本質に「友・敵」の区別を見て、その局地には敵との物理的闘争があると考察したことは非常に有名。 (学問的に正しい向き合い方とは言えないが)警戒心を持って読み進めようとしたものの、過激ながらも説得力があり、私のような小童にはそう簡単に反論できない、不思議な説得力を持つ文章だ。政治学(国際政治学)におけるリアリズム的視点の極北とも言えるのかな。 ただ彼の見方はあまりに、政治・権力を中心に起きすぎているし、人間を過当に見過ぎではないかと疑問を持つことは可能。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
社会や(インターネット上の)言説に対する見方は似通っている部分が多くて、より形而上に関わる(世界とか社会のゲーム性とか)部分は今まで自分が考えてこれなかった話が多くて楽しかった。 ドジの話が一番好き
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
後半にかけて面白くなっていった。 新しい情報がたくさん得られるわけではなかったが、一冊を通してジェンダーという切り口から政治を分析し続けることで、政治学に対する新しい視点を得ることができた(もちろんこの一冊のみで新たな視点が身につくわけではないのだが)ことがありがたい。 また拒否権プレーヤー理論とそれに反対する政策の窓理論、実質的代表と描写的代表という二つの代表観念など自分が見逃してしまっていた学説を知れたことも大きい。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
書かれている内容は基本的に民主主義論における基礎的な内容で、素晴らしく新しい発見があるわけではないかもしれない。しかし、この本のおかげで民主主義・自由主義・立憲主義・議会制というそれぞれ異なる制度、運動、主張がどのような過程で融合していったかを再確認できた。またアメリカ民主制の発展やイギリスにおけるそれが詳しく説明されているのもありがたい。 大衆社会の進展による民主主義の難しさ(ポピュリズム、政治への無関心)はこれほど前から指摘され、解決の模索がされているのか… 次は自由主義関連の本も読みたい。
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ぬにぇ
ストーリーとしての面白さは確実! だけど、その裏にある安部公房の意図がいまいち読みきれない…深読みしようとし過ぎてるのかな?
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
デカダンス小説の聖書とも言われる作品。貴族の末裔デ・ゼッサントは邸宅の内装を異常なこだわりを持って装飾し、絵画・美酒・詩と文学に耽溺する。 デカダンスについて、キリスト教的秩序を否定し内的な「美」を神格化せんとするものだと思っていた。しかし本作中では、キリスト教文化から生まれた芸術を肯定する描写も見られる。非難されている対象は貴族・教会・文化の「俗物化」である。産業化により文化が大衆のものとなった結果、芸術の本質が失われたと感じる人々による「美」の再興運動がデカダンスだったのかな、とぼんやり考えた。
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ぬにぇ
「戦後思想を考える」は、本の中に収められている一つのエッセイの題名。戦後の日本における思想の変遷などを網羅的に知るための本ではない。 戦後の日本は民主化を果たしたと言われるが本当にそうだろうか? 外圧的に精度として受容された民主主義を我々は真に受容できているか? 確かに一度は民主化の兆候はあったがむしろ今は管理社会化が進展し、自由な人間による自己の統治は達成されていないのではないか? と言ったメッセージを感じ取れる。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
対話形式で文章も平易ながら、ふかい内容! 主権という概念の利点と難点、主権から派生した具体的制度や憲法についても二つの視点から見ることができる。 自然とA側の視点で読んでいたが、最後にはBに納得させられた。これは著者が上手いのか…? 次はB視点で読んでみる!
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
知人に勧められて購入。スロー・ホラーという聞き慣れない分野の『グランドフレンド』、このような作品がアメリカンホラーから出てくるのは興味深いなぁと思いながら読んでいた。 もう一つのお気に入りは、『ウインドウの霊』、他の作品よりも直接的な描写があり読みやすい内容、リズム感が好きだった。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
安部公房ならばと思って寓話的に読もうとしてしまうが、作品全体としての完成度というか芸術性も凄まじいものがあるなと感じる。 生きていく上でどこに軸足を置けばいいのか、軸足など置くべきでは無いのか、置けるものでは無いのか…そんなことを考えながら読んでいた。 男が求める自由とはなんなのか、彼自身もよくわかってないのでは?
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
数年来、自分には「思考をしたい」という願望があり、哲学に強く惹かれていた。しかし、何から読んでいいかわからないし、教科書的な本は積読行き… そんな中で手に取ったこの本は、哲学的思考の下準備をさせてくれるかのような本で出会えてよかったなと思う。 語り口は丁寧にして簡潔で読んでいて心地よい。 思考の基礎や陥りやすい落とし穴も紹介してくれている。 バタイユやフッサール読んでみたいし、本質観取してみたい
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
大きく変化する現代世界にあって、その表面的な影響力(広がり)を増した日本文化が、今後の世界(人間社会?)に貢献できるようになっていくことを目的としている、哲学対談。 この本から一度で理解できたことはおそらくほぼない。読み終わった今の自分に残っているのは、知(知識量という意味ではなく)への渇望、思考が必要だという切迫感、希望と焦りそんなとこ。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
三島由紀夫の美的感覚と強迫観念の所以を理解できる事典的小説。どこまでが事実でどこからが小説なのかはこの本だけでは全くわからなかった。きしょい〜と思いながらもグイグイと読まされるのは流石の三島由紀夫の力。小説の最後に差し掛かる頃には「私」への同情と怒りが混ざったなんとも言い難い感情になっていた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/02/13(655日経過)
記録初日
2022/09/14(807日経過)
読んだ本
159冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
33611ページ(1日平均41ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率34.0%)
本棚
1棚
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