読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

ぬにぇ
読んだ本
17
読んだページ
4573ページ
感想・レビュー
11
ナイス
57ナイス

2024年9月に読んだ本
17

2024年9月のお気に入り登録
2

  • 七海トモマル
  • 道楽モン

2024年9月のお気に入られ登録
2

  • 七海トモマル
  • 道楽モン

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぬにぇ
はっきり言って理解し切れた気がしない。 見ることと、見られることの関係性と転換(見る・見られるの関係性が現代社会でグロテスクな意味を持ち得る気がする)、誰が本物で贋物なのかに気をつけて再読したい。 作中で青色についてさまざまに語られるシーンがお気に入り。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
11

ぬにぇ
日本政治の諸状況について、構造的把握をしてくれる、明快でわかりやすかった。 日本の今後の課題として挙げられている権力核の創出や民意の集約について、前者はこの本が書かれて以降でだいぶ進んだ気がするが、後者については疑問も残る。 また官僚制の近年(具体的には2010年代以降?)の状況についてもっと知りたくなった。
ぬにぇ
講演を書籍化したもののため、とってもわかりやすかった。その内容は期待していたような理論的なものではなく比喩的だが、そのわかりやすさに、小説(文学)を過度に理論化するのも考えものなのかもな、とも思った。 この頃は小説の読み方とか、それに関連する本を何冊か読んできたが、いよいよ実行に移すときかも!
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
文章を読んで「美しい」と感じ、「感動」できたのはもしかしたらこれが初めてなのかもしれない。小さな喜びと悲しみが穏やかな海のように寄せては返す、決して劇的なことは起きないが、一人の人間が完全と言えるほどに描かれていた。文学によって人が自分の脳内にここまでありありと現れるとは、驚きでもある。 最後の方は理解ができていない感情もある。きっとそれは、数年後に、またさらに数年後に読むことで深まっていくものだろう。 翻訳者の東江一紀さんの文章にも感謝したくなった。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
第3章が特に面白く、社会保障について論じた第4章も興味深い。死生観や自然観などについての主張も一読に値する。 以下メモ 社会保障の空間的効果(p.99) 逆・都市化制作(p.100) 日本に来て不便に感じたこと→街の中に座る場所が少ない(p.106) 建築雑誌(2017 vol.132 No.1699) 内平 他 鎮守の森・自然エネルギープロジェクト(p.127) 岐阜県郡上市石徹白地区 小水力 電力輸出(p.128) 平野彰秀
ぬにぇ
2024/09/24 21:50

『おだやかな革命』 再生可能エネルギーをめぐる各地の取り組みを描いたドキュメンタリー映画  広井良典『創造的福祉社会 成長後の社会構想と人間・地球・価値』(2011)   ヤスパース「枢軸時代」概念 渡辺正峰 『脳の意識、機械の意識』中公新書 ドイツ 労働時間貯蓄制度 渋沢栄一『論語と算盤』 テツオ・ナジタ『相互扶助の経済』『懐徳堂 18世紀日本の「徳」の諸相』

が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
ルーマニア発なSF。36の架空の都市が幻想的・SF的・叙述的に描かれている。現実の都市に対する考察なのかもしれないし、ただの幻想小説なのかもしれない。 ただ都市の構造や性質がそこに住む人たちの性格や生き方、果てには身体的特徴すら変えていくことを無理やり納得させられたような気もする。 特に気に入ったのは、ポセイドニア(海中市)、クアンタ・カー(K量子市)、アルカヌム(秘儀市)
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
モースがイギリス文学、ヨーロッパ文学、アメリカ文学それぞれのおすすめの本を紹介してくれる。急に全部読もう!とはならないけれども、熱烈に紹介されていたうちの何冊かは読んでみようかな 読書は楽しんで読めば良いんだよ!と熱烈に言ってくれ、読者としては安心させられる。ユーモラスで、知識に富んでいて単に文学の知識を得られるだけでなく、読んでいて楽しい本だった。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
山間の田舎町にある本屋の店長の話。自叙伝のようなタイプ。本文の内容は明るく、元気で、悩みもあるけれど必死に動き続けたように書いてある。ただ後書きを読んだり、文章の裏側を想像したりすると、一歩先に進めるまでの時間の長さやジリジリとした不安がもっとたくさんあったんだろうなと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
はっきり言って理解し切れた気がしない。 見ることと、見られることの関係性と転換(見る・見られるの関係性が現代社会でグロテスクな意味を持ち得る気がする)、誰が本物で贋物なのかに気をつけて再読したい。 作中で青色についてさまざまに語られるシーンがお気に入り。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
小説をもっと「深く」読みたいなと思って、選んだ一冊。 英米・欧州文学におけるキリスト教、シェイクスピア、ギリシャ(アテナイ)の重要性を痛感した。 ただそれを読んだことがなかったとしても、小説からより多くのモチーフを読み取ろうとする努力の仕方を学ぶことができたような気がする。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
丸山眞男の名著。2本の論文と2本の講演からなる。 戦前と戦後を繋ぎ、日本の政治・学問・文化の諸状況とその裏にある思想の特徴が記されている。 日本の思想に核・軸がなく新しい要素が次々と埋没していく(1 日本の思想より)、個別に独立した集団が並立するタコツボ型社会で各集団がマイノリティだと思い込む(3 思想のあり方について)など、記述内容のエッセンスは今でも当てはまるものばかり。 2番目の「近代日本の思想と文学」は難しかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぬにぇ
芥川の末期の作品。 自分の不安定な精神が幻覚を作り出し、嫌な記憶ばかりを思い出させ、日常の出来事を悪く切り取り、悪いことばかり記憶する。負のスパイラルに落ちていく絶望感がどんよりのしかかってきた。 死を望むような感情と、運命的に訪れる死への諦観が混ざっている。 歯車とはなんだったのか?歯車といえば「社会の歯車」のような使われ方が多い気がするが、この作品での使われ方は違う気がする。歯車が動き、回ることで命の終わりが近づいていくのか?
歯車
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/02/13(616日経過)
記録初日
2022/09/14(768日経過)
読んだ本
151冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
31172ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
50件(投稿率33.1%)
本棚
1棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう