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2024年3月の読書メーターまとめ

秋田健次郎
読んだ本
8
読んだページ
2657ページ
感想・レビュー
6
ナイス
211ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月のお気に入り登録
1

  • ちょーのすけ

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • ちょーのすけ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

秋田健次郎
続編が本屋大賞にノミネート?ほんまに面白いんか?と邪推していた自分を叱りたい。流石の一言でした。続編は大体、魅力的なキャラと再会できることを目的に作られがちだけど、本作はこれ単体でも成立するほどテーマがしっかり描かれていた。前作で語られた愛の形についてはもちろん、続編というメタ的な視点から「人生の続き」を意図的に書いているんだと感じた。物語(前作)なら大恋愛として終わって、そこ時間が永久になるけど、現実はその後も人生は続くのです、という感じで。前作が好きだった人は必読の一冊です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

秋田健次郎
第五回角川つばさ文庫小説賞金賞受賞作品。応募時点から出版されるまでの改稿がどれくらいされてるのが気になる。サイト上で見れる講評で指摘されてた点は大方改善されてるのかな?他の大賞受賞作品と比べるとツボに刺さらなかった感はあるけど、小学生が楽しく読む分には間違いないと思う。そもそも、小学生のための小説を僕みたいな成人男性が読んでる時点でレアケースというね。キャラのギャップの作り方だったり、フィクションの度合いだったり、自動文庫のお手本って感じ。でも、やっぱり大賞作品はもう1段階深みがある気もするんですよねえ
が「ナイス!」と言っています。
秋田健次郎
かの有名作の自動文庫版。一般文庫版との違いがどの程度なのか分からないけど、ベストセラーになったのがよく分かる痛快さだった。出版が80年代ということで、節々から時代を感じる描写が多くて、全共闘や戦争が日常の中にあった時代を思わせてくれる。言葉遣いも、とても現代の児童小説では許されないようなものがそこそこあって、こういうところからも時代を感じた。ただ、この子供の反骨心みたいなのはいつの時代も共通していると思うし、だからこそ今の子供達にも読まれてるんだろうなあ。(この内容を小学生はどこまで理解できるかな?)
が「ナイス!」と言っています。
秋田健次郎
第一回角川つばさ文庫小説賞の大賞作品。小学校とオカルトという定番の組み合わせは全ての世代の小学生を魅了するんだろう。作品の内容は、怖さよりもコメディや愛らしさに振り切っていて、すごく読みやすい。人気シリーズなのも納得。やっぱり、キャラクターの魅力が大事なんだなあと実感。大賞作品というのもあって、子供以外が呼んでもちゃんと楽しめるクオリティ。
が「ナイス!」と言っています。
秋田健次郎
多分、これまで読んできた小説の中で一番没入したと思う。これほど分厚い2冊を一瞬で読了してしまった(下巻に関しては一日で!)。上巻の時点では、水のようにすらすら入ってくる文体に魅了されて、下巻では、その凄まじい内容にただただ圧倒された。うまく言葉が出てこない。物語、あるいは小説というものが持つ力がこれほど詰まった作品はないんじゃないだろうか。間違いなく、私はこれを読んでいる時、この世界にいた。読了後、何故かこの分厚い本を拝みたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
秋田健次郎
続編が本屋大賞にノミネート?ほんまに面白いんか?と邪推していた自分を叱りたい。流石の一言でした。続編は大体、魅力的なキャラと再会できることを目的に作られがちだけど、本作はこれ単体でも成立するほどテーマがしっかり描かれていた。前作で語られた愛の形についてはもちろん、続編というメタ的な視点から「人生の続き」を意図的に書いているんだと感じた。物語(前作)なら大恋愛として終わって、そこ時間が永久になるけど、現実はその後も人生は続くのです、という感じで。前作が好きだった人は必読の一冊です。
が「ナイス!」と言っています。
秋田健次郎
ネタバレいや、すごいわ。未解決事件を追うミステリーとしての物語と、淡い恋愛ものとしての物語が綺麗に合流して一つの愛の物語に終着する壮大な構成が凄まじい。加えて、目の前にあるものをただ描く写実画という要素をメタファーにして、誘拐事件の裏に隠された真実を描くセンスっていうの?「存在のすべてを」というちょっと硬派なタイトルも、読了後にはあまりに完璧なタイトルで感嘆した。現実を描き切ることによって、それは現実以上の美しさを放つようになる。作中で語られた写実画の哲学がそのまま本作の哲学に通じているのだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/03/03(414日経過)
記録初日
2023/03/02(415日経過)
読んだ本
226冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
77644ページ(1日平均187ページ)
感想・レビュー
126件(投稿率55.8%)
本棚
1棚
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