読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

Sato19601027
読んだ本
16
読んだページ
5785ページ
感想・レビュー
16
ナイス
2425ナイス

2024年3月に読んだ本
16

2024年3月のお気に入り登録
15

  • yutaka
  • ガットウ
  • mayu
  • kyokyokyo3201
  • ネクサス
  • あらた
  • エピファネイア
  • Kanonlicht
  • よみよみ読書速報
  • ゆみねこ
  • moo
  • Cinita
  • 猿吉君
  • ぷよ
  • 宮崎太郎(たろう屋)

2024年3月のお気に入られ登録
11

  • yutaka
  • kyokyokyo3201
  • ネクサス
  • エピファネイア
  • あらた
  • Kanonlicht
  • よみよみ読書速報
  • moo
  • 猿吉君
  • ぷよ
  • 宮崎太郎(たろう屋)

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Sato19601027
ネタバレ若さが羨ましい!中高生の頃に戻りたいと強く思った。2024年本屋大賞にノミネートされて、評判の高い本作。中学2年の夏休みから高校3年の夏祭りまでの成瀬あかりの奇抜な行動と成瀬と同じマンションに住む島崎みゆきとの友情を描く青春小説。西武大津店編とM-1挑戦編は、島崎の目線で語られ、成瀬あかりが真面目で、頑固で、面倒くさい性格であることが印象付けられる。成瀬の語りで進む夏祭り編で、成瀬にも人間らしい弱い一面があることに気づかされ、ホッとするとともに島崎との友情に感動を覚える。応援しているうちに応援されている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

Sato19601027

長野県伊那地方も花が芽吹く季節になりました。2月のベストは「襲大鳳(下)羽州ぼろ鳶組」(今村翔吾著 祥伝社文庫)庄内藩火消頭“火喰鳥”松永源吾が活躍するシリーズ第10弾、源吾ら火消し黄金世代の漢達が勢揃いする感涙の大団円です。2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:5684ページ ナイス数:2175ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1423422/summary/monthly/2024/2

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
16

Sato19601027
ネタバレ本腰を入れてじっくり楽しめるミステリ。ノルウェー警察を舞台に未解決事件に向き合うヴィスティング警部シリーズ。冒頭、24年前のカタリーナ失踪事件の捜査資料を自宅で眺め、よちよち歩きの孫が、噛んだボールペンのインクで真っ青になるのも気付かない。ヴィスティング警部の優しい人柄や頑固な性格が伝わる印象に残るシーンだ。毎年、カタリーナの夫であるマッティンを訪問する律儀さもある。物語は国家犯罪捜査局スティレル捜査官がやってきて動き出すのだが、潜入捜査するヴィスティング警部の心の動きに引き込まれる。伏線回収も緻密。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ミステリ要素が読者の手を止めさせないハードボイルド。ボディガード・キリシリーズ第3弾は、相棒を迎えたバディ小説だ。今回の対象者は、女子大学院生の岡崎紅火と紅火が持つ近未来の予言書「ホワイトペーパー」。フィクサー睦月の依頼で、弥生という女性ボディガードとバディを組み、紅火を警護することになったことで新たな事件に引き込まれていく。一つの謎が解けると新たな謎が現れるというドキドキの展開に頁を捲る手が止まらない。公安や各国スパイ、中国政府をも巻き込んだ頭脳合戦。アクションシーンも期待を裏切らない。兎に角面白い。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレチンギス紀第3巻では、族長になることの厳しさが描かれる。モンゴル族は対立の中にあった。テムジン軍を討ち滅ぼそうとするタルグダイとトドエン・ギルテは、傭兵である玄翁の力を借りる。たった50騎の玄翁軍に翻弄されるが一命を取り留めたテムジンは、領内で鉄鉱山を発見して、後方部隊を充実させ、確実に足場を固める。覇権争いは、若いテムジンとジャムカに委ねられるのか。一方、モンゴル族と対立関係にあるメルキト族のトクトアは、森に籠り、片目の狼との絆を深める。族長になるということは孤独との闘いであることを示唆した場面か。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
前シリーズで少女バロットの敵役を演じたボイルドを主役にした前日譚。戦争が終結した世界で用無しとなった最強の兵器人間は、法で禁じられた科学力の一時的な行使を認めるマルドゥック・スクランブル・09法の設立で能力を開放する。あたかも漫画のコマ割りのようなクランチ文体が、独特のリズムを作り出す。戦士ボイルドのキャリア回復ー覚醒剤中毒の克服/疑似重力発生装置の体内移植/無睡眠活動の被検体。相棒は、ネズミ型変身兵器であるウフコック。そして後半はオードリーの自殺の謎に迫るミステリ。これからの展開にワクワクする。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレ前作が傑作だったため、間を置かずに信じた道編へ。高三から大学生の成瀬あかりを語るのは、新しく関わり合った"北川みらい"、"呉間言実"、"篠原かれん"、それとあかりの父慶彦。この話を読むと、真面目に生きることは大切であるということが改めて分かる。慶彦編では、何故、このような少女が育つのかをもっと詳細に知りたかったが、それより娘のことで父親がおろおろする姿としっかりした娘との対比が絶妙だ。最終章の語りは、親友の島崎みゆき。この本で関わってきた人々総動員で、奇怪な行動をとる成瀬を応援する姿にもう一度感動する。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレ若さが羨ましい!中高生の頃に戻りたいと強く思った。2024年本屋大賞にノミネートされて、評判の高い本作。中学2年の夏休みから高校3年の夏祭りまでの成瀬あかりの奇抜な行動と成瀬と同じマンションに住む島崎みゆきとの友情を描く青春小説。西武大津店編とM-1挑戦編は、島崎の目線で語られ、成瀬あかりが真面目で、頑固で、面倒くさい性格であることが印象付けられる。成瀬の語りで進む夏祭り編で、成瀬にも人間らしい弱い一面があることに気づかされ、ホッとするとともに島崎との友情に感動を覚える。応援しているうちに応援されている。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
文久3年(竜馬29歳)も激震が続く。京では、近藤、土方らの新選組拝命、八月十八日の政変で長州藩勢力と公家三条実美追放。また、武市半平太が切腹した年でもあり、攘夷を唱える志士達にとって大きな転機となった。一方、脱藩の罪を免ぜられた竜馬は、神戸軍艦操錬所を拠点に大久保一翁、松平春嶽らに会い、海軍塾強化の為に奔走する傍ら、お田鶴様、おりょう、千葉道場のさな子に惚れられても知らんぷりを決め込んでいる。司馬遼太郎先生の筆のリズムが軽快で、あたかも竜馬と共に旅行を楽しんでいるかのよう。いよいよ次巻は、池田屋ノ変だ。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレ千年前の平安時代に書かれた日記・随筆をベースに、酒井先生が共感出来る部分を中心に、5人の女性作家の人柄や性格などを分析・紹介している一冊。自己承認欲求が強い清少納言、激しい思いを内に秘める紫式部、一夫多妻制が当たり前の時代に嫉妬心に苦しむ藤原道綱母、物語に夢を見て引きこもるオタク体質の菅原孝標女、自分の好奇心に抗うことが出来ず恋愛に生きる和泉式部など、女性ならではの鋭い指摘とユーモア溢れる文章に引き付けられて一気読み。(2024年3月18日からNHKFM21時15分「朗読の世界」で放送される原作)
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
セーヌ川の船乗り組合の標語「たゆたえども沈まず」をモチーフに、ゴッホ兄弟(兄は画家のフィンセント、弟は画廊支配人のテオドロス)の半生を日本人画商の目を通して見つめ直したフィクション。あたかも一幅の絵画を見ているような冒頭シーン〈セーヌ川支流の蛇行するオワーズ川/村落の赤い屋根/ポプラ並木が揺れる川沿いの森/茜色の夕日〉の美しい調べから心を捕まれた。浮世絵に魅せられた印象派画家たちが台頭し始めた19世紀後半のパリ美術界。売れない絵を描き続ける兄と、兄の生活を支えることに生涯を賭けた弟の兄弟愛に感動。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
NHKFM青春アドベンチャー切欠で読む。フランス革命をモチーフに女子中学生の友情と成長を描く青春小説。フランス革命に由緒のある「ギロチン/マカロン/ディアマン/ハンカチ/王政復古」の5話から構成されている。主役は、聖鏡女学園中等部2年の歴史オタクで綺麗なものを集めることが好きな範子。マリーアントワネットの役回りは、範子が憧れる美少女滝沢。少女達の仲間外れにされることを嫌う心の動きが、ユーモアたっぷりに綴られる。(マリーアントワネットの言葉「不幸になって初めて、人は本当の自分が何者であるかを知るものです」)
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレワニ町シリーズ第4弾はドタバタにロマンスが加わったワクワクズキズキするミステリ。CIA秘密工作員フォーチュンのシンフルでの隠遁生活も4週目。保安官助手カーターとのデート中に親友アリーの家のキッチンが火事になり、事件に巻き込まれていくというストーリー。事件解決に挑むのはシンフル・レディース・ソサエティのアイダ・ベルとガーティ、3人が揃うとドタバタ喜劇の幕開けだ。期待を裏切らない面白さ。解説で紹介されているシンフルの町ウェブサイト(http://sinfullouisiana.com/)も物語の参考になる
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
馳先生の競馬への愛、ステイゴールドへの愛が溢れる競走馬と競馬関係者の成長物語。舞台は世界最高峰の一つでパリロンシャン競馬場で10月初めに開催される凱旋門賞。この小説の中でも紹介されているように、日本調教馬は、1999年エルコンドルパサー、2010年ナカヤマフェスタ、2012年と2013年オルフェーヴルの2着が最高順位だ。ナカヤマフェスタ産駒で筋骨隆々としたトモの張りと荒い気性を父親から受け継いで生まれたカムナビに運命が託される。これだけでもワクワクするのに迫力あるレースシーンにもう感動と興奮が止まらない。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
日暮雅通さんの翻訳「新訳シャーロック・ホームズ」長編小説第2弾。ミステリ小説に冒険とロマンスを加えた傑作。ホームズの観察眼と推理力に加えて、犯人を追跡するアクションも見どころのひとつ。更に、ホームズの変装も名人級であることがわかる。一方、ワトスン博士は、事件を通してミス・モースタンと運命的な出会いをする。二人の距離が徐々に縮まっていく課程を自ら記録しているという構図も良い。そして、前作のように犯人の回想部分を加えることで、単なるミステリではなく、重厚感のある冒険小説としての仕上がり。とにかく面白い。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
高田郁先生に感謝の言葉を述べたい。「素晴らしい心温まる物語を書いていただいて本当にありがとうございました」『あきない世傳金と銀』本編13編、特別巻上巻に続く下巻は、幸の紡いだ源流から大海に流れる物語の大団円に相応しい珠玉の短編四編。五鈴屋八代目店主『周助』の優しさ。今や幸の大親友となった『菊栄』の決意。幼い姉妹を育てる妹『結』の祈り。創業から100年を経て、次の100年を考える『幸と賢輔夫婦』の熱い想い。素敵な物語に感動。井原西鶴著『日本永代蔵』の「ただ金銀が町人の氏系図になるぞかし」の言葉が胸にしみる。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレジウ・サーガシリーズ第8弾は、姫川玲子シリーズ「ルージュ硝子の太陽」と対をなす物語。「ルージュ」が正義を貫いて不正を正すのに対して、「ノワール」は悪の力を持って巨悪を制する。日米安保反対のデモがニュースを賑わす中、デモを追っていたフリーライター上岡慎介の悲報が届く。仲間の死の真相を探る歌舞伎町セブンと勝俣や姫川の情報によって真相に近づく東警部補。この事件を通して、セブンの陣内陽一と新宿署の東弘樹の絆が固くなる。徐々に近づく「新世界秩序」の影に「歌舞伎町セブン」は、どのように対していくのか。興味が尽きない。
が「ナイス!」と言っています。
Sato19601027
ネタバレ紫式部(この本では香子)が、「源氏物語」を書き下す物語の第2弾。香子の半生とともに読む「源氏物語」が良い。短歌や漢詩なども巧みで、千年の間、読み継がれて来た理由が分かる。「源氏物語」は「紅葉賀」から「朝顔」(源氏18歳から32歳)まで。源氏の君が葵の上と桐壺院を亡くし、須磨に蟄居するまでの辛い日々と、帰京してから内大臣に復権する日々が綴られる。一方、香子の物語は、宣孝殿と祖母君を亡くして、茫然自失に過ごす日々から、彰子中宮様の女房として、出仕し始める話までの悲喜こもごも。「紫式部物語」も面白い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/07/01(329日経過)
記録初日
2022/10/16(587日経過)
読んだ本
366冊(1日平均0.62冊)
読んだページ
134080ページ(1日平均228ページ)
感想・レビュー
201件(投稿率54.9%)
本棚
28棚
性別
年齢
63歳
血液型
O型
現住所
長野県
自己紹介

退職後、晴耕雨読(最近は晴読雨読)の毎日です。

(以下敬称略)
読書の原点は、小学生の頃に図書館で読んだ江戸川乱歩「少年探偵団」シリーズ。
中学生になって「黒蜥蜴」に衝撃を受け、その後、横溝正史や司馬遼太郎に進む。
高校以降は、半村良、平井和正、菊池秀行等のSF小説。
山岡荘八「徳川家康」、笹沢佐保「木枯らし紋次郎」、北方謙三「三国志」の歴史・時代小説。
楡周平「朝倉恭介vs川瀬雅彦」、石川英輔「大江戸神仙伝」、大沢在昌「新宿鮫」等のシリーズ物。

更に、山田風太郎、西村寿行、馳星周、夢枕獏、隆慶一郎、花村萬月、ディック・フランシス、七尾与史、高嶋哲夫、池井戸潤、本宮ひろし、シドニー・シャルダン、池波正太郎、宮部みゆき、東野圭吾、安達瑶、高田郁、誉田哲也、井沢元彦、等の本を読み漁る。

引っ越しの際に、泣く泣く手放した本もあるが、電子書籍化後、買い直した本も多数。
そして、村山由佳、今村翔吾、原田マハ、相沢沙呼、知念実希人、等の本も買い集める。
まだ、読めていない本も多数。

相変わらず、併読、乱読、積読を続けている。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう