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2024年11月の読書メーターまとめ

かなすた
読んだ本
3
読んだページ
1114ページ
感想・レビュー
3
ナイス
71ナイス

2024年11月に読んだ本
3

2024年11月のお気に入り登録
1

  • ヴェネツィア

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • ヴェネツィア

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かなすた
現役の医師であり母であるというこの著者にしか書けない物語に仕上げているのが見事。著者いわく「火車×医療ミステリ」とのことだが個人的には「闇に香る嘘」感を覚えた。よって全編緊張感が漂っていてテーマもオチの回し方も巧い。大阪弁ミステリということで著者の師匠の有栖川有栖氏を彷彿とさせるやりとり。満場一致の鮎川哲也賞とのことだが全てが高水準。偶然的展開やや多めも文章が巧いから気にならない。ほぼ一人称の三人称とこなれた文体で、とても新人とは思えない作品だった。なによりあらすじの時点でおもしろいんだよなあ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
3

かなすた
ようやく読了。長かった。構造としては現実と虚構がぐるんぐるん入れ替わる形で、でも実際やってることはひたすら推理合戦という変わった作り。まさに奇書。毎回見当違いな推理をしまくってもう誰が生きてて誰が死んでんのかわからなくなっていくのがミソ。そこかしこに蘊蓄をばらまいてそれをうまく組み込んでいるのはさすがだが、それも含めてずっと翻弄されてる感じで、散弾銃的に推理を読まされすぎたのか解決編を聞いても全然しっくり来ないという…。仲間が何人殺されても推理ばっかりしてる探偵狂たちに乾杯。
が「ナイス!」と言っています。
かなすた
なるほど、これは確かに驚きの大仕掛け。ラストは本格らしく全体をなぞって実はこうでしただけど、この大仕掛けはなかなかお目にかかれるものではない。ただその仕掛けのために全てが書かれており、相当な苦心と野心が見受けられるものの、もう少し面白みを加えて欲しくはあった。あと大仕掛けが良かっただけに真相が「はあ?」だったのは残念。とはいえこの大仕掛けだけでも一読の価値あり。にしても殺害動機が「え、そんなことで?」なのめちゃくちゃで草。
が「ナイス!」と言っています。
かなすた
現役の医師であり母であるというこの著者にしか書けない物語に仕上げているのが見事。著者いわく「火車×医療ミステリ」とのことだが個人的には「闇に香る嘘」感を覚えた。よって全編緊張感が漂っていてテーマもオチの回し方も巧い。大阪弁ミステリということで著者の師匠の有栖川有栖氏を彷彿とさせるやりとり。満場一致の鮎川哲也賞とのことだが全てが高水準。偶然的展開やや多めも文章が巧いから気にならない。ほぼ一人称の三人称とこなれた文体で、とても新人とは思えない作品だった。なによりあらすじの時点でおもしろいんだよなあ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/07/26(525日経過)
記録初日
2022/03/16(1022日経過)
読んだ本
239冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
87912ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
231件(投稿率96.7%)
本棚
16棚
血液型
O型
現住所
岐阜県
自己紹介

趣味で小説書いて応募したりしてる。いままであまり読書してこなかったけど勉強のためと思いミステリ読んでたらハマってしまった。感想は書く側目線(構成とかについて)多し。本棚は分析棚。

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