2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4463ページ ナイス数:329ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1434285/summary/monthly/2024/9
あまりに有名な作家で、今更ながらという感が先に立って、実は恥ずかしながら長編は一つも読んでいない(はず)。数年前に『老人と海』を読んで感心し、長編は難儀なので短篇集を手にした。この短篇集には映画化された「キリマンジャロの雪」 なども含まれている。さすがに名品と感じた。幕切れの描き方にヘミングウェイらしさ炸裂。強烈な余韻…印象を残す。「敗れざる者」 や「殺し屋」などヘミングウェイならではの短篇が数々。 こうなると長編を読まないではいられない。
◎相乗的に作用しあうファイトケミカル、ミネラル、脂肪。 ◎植物は、体外に胃袋を持つ。 外部の胃袋としての根圏マイクロバイオームによって、体外で消化を行うのだ。 ◎非菌根型菌類は有機物を分解し、植物が吸収できる形で栄養を放出する。 ◎育種のベクトルを、収量から菌根菌、細菌との協力関係にシフトさせる。 ◎農業政策は、公衆衛生と医療の重要な一分野。
ニワトリにしても豚や牛にしても、ブロイラー式の育て方では、彼らは健康には育たない。干し草やトウモロコシだらけの家畜飼料では彼らに必須の栄養分が摂取できない。そんな栄養不良の肉や牛乳では、本来期待できる栄養を我々が得ることは望めない。牛は健全な草原で放牧するのが望ましい。 「獣医学はまず、土壌を治療することに重点を置き、動物を治療しなくてもよいようにする必要がある」と。「予防医学は家畜の健康にとって最善の解決法だ。」「その鍵は何か? 土壌の健康だ。」
屈折した人生を送ったからこその、その中で磨かれた観察眼が生きているからこその彼女でなければ表現できない世界が息づいています。世に見出されていない作家がまだまだ埋もれているんでしょうね。
「⼤湯環状列⽯(おおゆかんじょうれっせき)は、⽇本を代表する2つのストーンサークルで構成されてい」る。それぞれのサークルの中の点を貫く線を延長すると、夏至の日の太陽の日の出の位置に(ほぼ)一致するとか。
ただ、上記したように、「アメリカやアマゾンに次々知られざる遺跡が見付かっていること、アメリカは先住民の貴重な遺跡を今もドンドン破壊していることを知った。アメリカ人(白人)には先住民の遺跡や文化を決して認めたくないのだ」なんてことを認識させられた。
トンでも本(説)扱いなのも、説の突飛さもあるが、白人特にアメリカ人には先住民の文化もまして文明など認めてなるものかという根強い偏見もあると分かったのは収穫かな。
ちなみに、本書の原書は1970年頃に出ている。こんな世評の高い本が何故に今頃翻訳が出る?という疑問が湧く。訳者はその舞台裏も明かす。詳細は省くが、1976年2月ジョサがガルシア・マルケスを殴り倒した「パンチ事件」が発生。本書(原書)の再販・流通・翻訳が完全に差し止めとなった。
その後、2006年ジョサ全集の中に本書(原書)も完全収録されているのだが、2019年訳者がジョサを主賓とする集まりに参加し、主催者にコンタクトを取った。その際、翻訳の意向を伝えたところ動き出したようだ。21年には、原書の新版が出る。そしていよいよ禁書扱いだった本書の翻訳が成ったという(「訳者あとがき」も熱が籠っていて読み応えがある)。
「サイエンスゼロ」や「いまからサイエンス」などの番組が好き。サイエンス本も欠かさない。実際の研究現場(現実)は大変なんだろうけど、研究者人生が羨ましく思える。…仕事が暇で、車中での待機中に(2日で)あっさり読了しちゃった。
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