早くも11月。あと2ヶ月で来年。何やってたんだ? 昼行燈シリーズも途絶えがち。まずい。読書だけはボチボチ楽しんでるけど。庭仕事も頑張ってる。週に二回は負担が大きいので、週に一回に留める。16日になって懸案だった玄関の戸を交換した…けど、料金が目論見の二倍以上…三倍ほどだった。当分、今以上に生活を切り詰めていかないと。…余談だが、スーパーを別店舗に切り替えつつある。品揃えもだが、商品自体が違っているように感じる。店舗が大きいから?
あと、店内のBGMもセンスの違いを感じる。片や、若者向きのアップテンポで煩い曲。片や大人向き。客層が中高年だということを考えれば後者だろう。前者は、店員が若手が多いから選曲も若者向けになってるのだろう。
著者のチャールズ・S・コケルは、「エディンバラ大学宇宙生物学教授、元NASA・英国南極調査所の科学者。エディンバラ王立協会およびエクスプローラーズ・クラブのフェローであり、NASA生物工学宇宙利用センターの顧問、刑務所におけるライフ・ビヨンド・プロジェクトを主導している。著書に『生命進化の物理法則』(河出書房新社)などがある」といった人物。受刑者向けの講座を行ないに刑務所へ赴いたりなど、活動の幅の広いし、語り口も吾輩にも分かりやすいし話題も豊富且つ最新の科学の話題が盛られていて、飽きさせない。
「どうしてAV女優になったのだろうか。時たまふと思うことがある。この仕事を始めるまでの、私の人生は飛び抜けて変わったものではなかった。両親には愛されて育ち、大阪大学大学院(理系)を卒業して、一部上場企業に勤めた。そしてその会社で六年半働いた。この本は、そんな私がなぜAV女優の道を選んだのかを書いたものである」(「まえがき」より)というもの。
ごく若い頃からセックスに親しんできた…男子から望まれると断れない性格だったという著者だからこその本だが(?)、時代は変わりつつあるということか。初心な男性は呆れ果てるのか。あるいは、逆に萎えてしまうのか。
ケシはともかく、コーヒーの中毒性は想像以上で意外だった。さらに最後のメスカリンは、あめりか先住民の数千年昔からの彼らの貴重なもの。それを白人はその効果も含め白日の下に晒すことの悪弊を感じた。白人には好奇の対象であり、新たなドラッグ体験なのだろうが、宗教性は剥奪されてしまうだろうし、成分を抽出できる植物を乱獲などで絶滅の危機に追いやる可能性も大きい。著者だって自覚しているのに!
第二次世界大戦後のヨーロッパでは、ナチス・ドイツによるジェノサイドを生き延びたユダヤ人25万人が、行く当てなく難民となっていました。このユダヤ人難民問題解決のため、国連総会は1947年11月、パレスチナを分割し、そこに「ユダヤ国家」をつくることを決議します。総会に先立ってこの分割案を検討したアドホック委員会が、パレスチナ人住民の大多数の意思を無視した、違法で、政治的に不正な、実現不可能な案だと断じたその案が、総会にかけられ、賛成多数で可決されてしまったのです。
「『中学生から知りたいパレスチナのこと』 はじめに」より。冒頭部分だけ転記した。リンク先で「はじめに」全文が読めます。せめてここだけでも読んでほしい:https://www.mishimaga.com/books/tokushu/006158.html
画風というより何処か絵が単調に感じてしまった。あるいは、今も終わりの見えない戦争がウクライナで、ガザで、アフリカで繰り広げられていて、そこでは秋吉巒の描く世界より遥かに凄惨で救いのない現実が日々続いていることを思うと、責め絵もエロスの究極とやらもいにしえのロマンに過ぎなく感じてしまう……あるいは我輩の心身が消耗し尽くし、感受性が摩耗してしまっているのだろうか。
秋の夜長にゆっくり楽しもうと思ってたんだが、あっさり一覧してしまった。余談だが、女性版切腹の会があることを知ったのは収穫? エルンスト・フックスの名に久々接したのもちょっと嬉しかった。
既にメモ書きだが、随時気になった点は呟いてきた。木喰上人の研究や、朝鮮の陶磁器の研究と再評価。『おもろさうし』も再発見させてもらった(と云いつつ未だ未読未入手なのだが)。名もなき庶民の手仕事の生み出す作品にこそ美が潜む…という指摘。とにかく発見の多い書だった。かなりのめり込む方だったようで、その分、奥様をはじめ周辺の人たちは随分と苦労もさせられたのだろうと察せられる。
「言葉、音楽、都市の騒音、大自然の静寂、愛する人の声。聴覚は常にオンになっていて、私たちは音から逃げることはできない。人はみな生まれた時から、音と意味を結びつける経験を幾度となく重ね、音と脳の協調関係――独自の《サウンドマインド》――を磨き上げている。」となれば猶更だろう。読みやすい(し吾輩にも分かりやすい)。 膨大な原注に索引、さらには簡単な用語一覧も巻末に。
特に印象的だったのは終戦…敗戦直後の場面。敗戦に伴う混乱。昭和天皇は無条件降伏を決断。一方、一部軍部に皇太子(明仁)を擁して徹底抗戦を策する連中も。場合によっては内乱の可能性も。かなり緊迫していたと、今更ながら驚いた。最後、美智子さんが登場して、いよいよというところで終わった…となると、次巻を読むしかないか。
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上記したように、吾輩としても微力を尽くしたいと思ってます。状況証拠があまり多いし、事故…事件の異様さを露骨に物語ってますね。
そうですか。お疲れ様です。