本格推理小説ファンにはぜひ読んで欲しい一冊。小説家のネタバラシ的なメタ本に思える、話は腹が立つほど面白い。そして東野圭吾さんが推理小説をどのように考えているのかも良く分かる。僕も叙述トリックはアンフェアだと思う。そう言う叙述トリックも好きですがそれだけだと残念な気分になる。そして読者の読書態度も考えてしまう。もっと真面目に推理そのモノを楽しんで読むのが作者への敬意なんだろう。そうは言っても意外な犯人に書いてた競馬予想のように犯人を予想するのもそれはそれで楽しいし、推理苦手な僕は推理できない。

久しぶりにガリレオを読む。これは短編集。超常現象に見えるものが理論的解釈で科学的に解き明かされる。犯罪手法を解き明かす湯川はすごいが、彼とバディのようになっている草薙も良いアジ出してます。今回のガリレオシリーズで一番楽しかったのは研究室での湯川と草薙の実験シーン。自信たっぷりの湯川と半信半疑の草薙が2人で研究室で再現実験をしているシーンは殺伐とした犯罪ストーリーにも関わらず微笑ましく感じました。エピソードで一番面白かったのは予知る。目撃した女の子は本当に予知できそうで。次は霊視る。共犯者が意外でした。

本格推理小説ファンにはぜひ読んで欲しい一冊。小説家のネタバラシ的なメタ本に思える、話は腹が立つほど面白い。そして東野圭吾さんが推理小説をどのように考えているのかも良く分かる。僕も叙述トリックはアンフェアだと思う。そう言う叙述トリックも好きですがそれだけだと残念な気分になる。そして読者の読書態度も考えてしまう。もっと真面目に推理そのモノを楽しんで読むのが作者への敬意なんだろう。そうは言っても意外な犯人に書いてた競馬予想のように犯人を予想するのもそれはそれで楽しいし、推理苦手な僕は推理できない。

読んだ理由はリアル知り合いが面白いと言ってたから。本格推理小説は何を以って本格的なのかは良く分からないが多分本格推理小説だと思う。屋敷に何人か集まって事件が起こるのが本格なんだろうか。ただその何人かの中にピエロの人形が入ってる。ただの人形のピエロ視点が挟まるのが面白い。途中からはピエロがどう思ってるか何を見たのか気になりだした。最終的な犯人が捕まり、僕は読みながら残された人はどうなるんだ、心配だなーと思っていたら最後の最後にピエロ視点が。心配も吹き飛んでそら恐ろしくなった。香織さん大丈夫って思ってたから。

読んだ理由は知人のススメ。コンビニ強盗に病院に閉じ込められると言うのはとても恐怖。最後にやっと事件も終わった、病院の悪事も世間に公開されてホッとしていた。そしたら同じく人質被害者だと思ってた人物が居ない。まさかの夢落ち？と一瞬思いましたがその人物が真の黒幕。且つ元々入院患者と言うのに驚きました。確かに途中で、お腹を撃たれてるのにこんなに動けるのかなって不思議に思ったんですが。それと当直交代希望の小堺は事件の計画を知ってたんですかね。話の中では出てきませんでしたが。知ってたと思います。

ホテルに泊まりたくなった。読んだ理由はハートフルなお話が読みたい時に、きっと桂望実の仕事小説なら大丈夫だろうと思ったから。思った通り気持ちが温かくなるハートフルなお話。ホテル従業員の意識が変わり新しい持ち場で頑張り始める姿は応援したくなる。自分のマンネリ化した日常も意識次第で変わるのかなって思える。(実行できるかは別として)　そしてそこに至るまでに風変わりな新任社長に振り回される支配人も面白い。社長と支配人に卓球で勝ったらボーナス出るとか楽しそうだと純粋に思ってしまった。

題名で犯罪をゲーム感覚で楽しむ何処かのサイコパスが企てる誘拐事件の話だと思った。読み始めて直ぐに考え違いに気づき、仕事を降ろされた腹いせに誘拐事件を起こす主役が犯人の倒叙ミステリーだと思い直した。主役と被害者が心を通わせる描写がありストックホルム症候群がヒントだと思う。最終的に主役と被害者が共謀しての狂言誘拐事件に変遷。いつバレる？いつ捕まる?と思いつつ読んだけど捕まる事なく身代金と被害者が交換されてビックリ。ココからクライマックスで本当に悪いのは誰か考えちゃう。イヤイヤこれは父親含めて全員悪い人だよね。

赤川次郎２作目です。そして三毛猫ホームズは初めて読みました。ドイツの古城、閉じ込められる登場人物、連続殺人ーーー由緒正しい古典的推理小説が楽しかった。しんだはずのひとが生きてたのにびっくり。桂子は普通の人だと思ってたのでこちらもびっくり。最初から最後までびっくりしっぱなしでした。片山、晴美、石津にホームズがレギュラーとして毎回出るのかな？　とても面白い３人と１匹だったので今度は日本が舞台の話を読みたくなりました。猫も好きなので。でも読むなら新装版じゃない方で読みたいですね。図書館探してみよう！