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2025年8月の読書メーターまとめ

たこ
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2025年8月に読んだ本
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2025年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たこ
ネタバレ著者初読。暴力と疾走感に彩られた物語でありながら、その底には女性同士の絆を深く刻み込んだ作品である。冒頭から展開される苛烈なアクションは読み手を圧倒し、めくる指先を休ませる余地を与えない。血と暴力が支配する荒涼たる世界で、依子と尚子の逃避行は単なる生存の物語にとどまらず、互いを理解し支え合う関係へと昇華してゆく。その変容は鮮烈でありながら儚く、読後には長く消えぬ余韻を残す。娯楽小説としての爽快感と、女性の力強さや連帯を描き出す文学的価値とが見事に融け合い、読者を心地よい昂揚と静かな感動へと導く稀有な一冊。
が「ナイス!」と言っています。

2025年8月にナイスが最も多かったつぶやき

たこ

長年愛読してきた松岡圭祐先生の、いわゆる“完全版”シリーズですが、7月以降は一旦購入を控えております。次に手に取る予定は、9月刊行予定の『高校事変23』。それまでは、積読となっていた書籍の消化に専念したいと考えております。___2025年7月の読書メーター 読んだ本の数:23冊 読んだページ数:7474ページ ナイス数:995ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1458961/summary/monthly/2025/7

が「ナイス!」と言っています。

2025年8月の感想・レビュー一覧
21

たこ
ネタバレKU。ミーア姫がかつての打算的な立ち回りを超え、真に人を導く存在へと歩みを進める姿を鮮やかに描き出している。仲間への信頼を胸に、帝国の未来を切り開こうとする彼女の姿は、読者に深い感銘を与える。また、エメラルダの気高さと芯の強さが一層際立ち、彼女自身の成長も物語に新たな厚みを加えている。ティオーナやシオン、アンヌらとの絆もさらに深まり、友情と責任感が重厚に交錯する。笑いと緊張が見事に織り交ぜられた展開は、続巻への期待を大きく高める。
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たこ
ネタバレ青春の痛みと希望を繊細に描き出す。物語に横たわるのは単なる恋愛劇ではなく、人が人を理解することの困難さ、そしてそれを超えようとする意志の尊さである。新たに登場する人物は、教師と生徒という立場性を帯びながら、既存の関係に揺さぶりをかけ、世界をより複雑で多層的なものに変えていく。その過程で浮かび上がるのは、他者を導くことの責任と、逆に導かれることで初めて気づく自己の輪郭。咲太の率直な言葉と行動は、時に未熟でありながらも真摯さを失わず、人間的な成長の可能性を感じさせる。
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たこ
ネタバレリューの過去と罪を背負う苦悩は彼女という人物を“疾風”という異名以上に生きた存在へと引き上げ読者の心に鋭く迫る。一方で、仲間を想い運命に抗おうとするカサンドラの覚悟は希望の灯火として物語に力強さを与えた。また、“ダンジョンの免疫機構”はこの世界そのものの厳格な論理を体現し人知を超えた深淵の恐ろしさを浮き彫りにしている。それゆえ、なお抗い続ける冒険者たちの姿がいっそう際立ち深い感銘を与える。絶望の連鎖の中でベルが見せるひたむきな闘志は英雄譚としての本作の核心を示し、物語全体に魂の震えをもたらしている。
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たこ
ネタバレ著者初読。KU。強大な力を秘めながら人前を苦手とするモニカが、よりによって人と関わることの多い学園生活へと踏み出していく構図には、作者の巧みな意図が込められていると感じる。内気な少女が、世界の均衡を担う「七賢人」の一員として矛盾を抱えつつも成長していく姿は、青春の瑞々しさと重厚な宿命性が同居しており、読者に深い余韻を与える。読み進めるほどに、モニカという存在が持つ繊細さと強さの両面が鮮やかに浮かび上がり、続巻への期待を自然と抱かせる一冊。
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たこ
ネタバレパイセン本。法の網をすり抜ける悪を裁く「私刑執行人=ハングマン」という、ダークヒーロー的存在を核に据えた作品。主人公たちの姿は理性と激情のはざまで揺らぎながらも許されざる者を断罪するという一点に収斂していく。その過程は倫理観を鋭く突きつけると同時に読む者に強いカタルシスをもたらす。序盤の静謐な展開から後半にかけての昂揚は見事であり、闇に潜むハングマンの存在が現実に顕現したかのような迫力を放つ。正義と悪の境界が溶解する中でなお、人はなぜ「裁きたい」と願うのか――本作はその根源的な問いを私たちに突きつける。
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たこ
ネタバレ著者初読。KU。従来、この種の物語は派手な戦闘力や超常的な能力に依拠することが多かったが、本作において主人公が携えているのは、農業高校で培った“知識”という、いわば人間の営みの基盤をなす力。この選択こそが物語の核心であり、確かな説得力と新鮮な驚きを与えている。農業高校生という設定は、専門性を持ちながらも等身大の親しみやすさを失わない絶妙な立ち位置を築き、読者に安心感を与える。彼女の奮闘を通じて、歴史のただ中に生きる民の息遣いを感じ、同時に現代に生きる自らの生活を省みる契機を得るだろう。
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たこ
ネタバレ下世話なユーモアや日常の小さな出来事が散りばめられている。だがそれらは単なる戯れではなく、読者に生きる力を与える「肯定の言葉」として響く。くだらないことを笑い飛ばす余裕の中に、人生の苦しみを引き受け、それを昇華していく強さが宿っている。エッセイという枠を超えて、人間の尊厳と希望を示す書。星野源という存在は、弱さを隠さず、孤独を恐れず、愚かささえも味方につけて生きている。その姿は、現代を生きる私たちに「どのような状況にあっても、人はなお笑い、なお愛し、なお希望を紡ぐことができる」という真実を教えてくれる。
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たこ
ネタバレ著者初読。パイセン本。臨場感あふれる描写は読者を緊張の只中へと引き込みつつ、同時に「考える力こそが人を救う」という強靭なメッセージを浮かび上がらせる。そこには、コロナ禍を経験した私たちが直面した不安や連帯の記憶が反映されており、現実と虚構が交差する手触りを確かに感じ取ることができた。ゾンビの群れに対峙する人間の群れ。その対比は文明社会の脆さと可能性を鮮やかに照らし出す。本作はエンターテインメントでありながら現代人の生き方を問う重厚な思索の書。読後に残るのは恐怖ではなく、人間存在への深い敬意と未来への覚悟。
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たこ
ネタバレKU。ヒロインの家に招かれ父親から浴びせられる“圧迫面接”の場面は圧巻である。威圧的な問いかけの数々は、青年にとって過去の弱さを暴かれかねない試練であったが、心一郎は退かず誠実な言葉で応じてみせる。その姿には、陰影を背負った者だからこそ持ち得る芯の強さが宿り、読者の胸を打つ。さらに、期末試験を舞台とした駆け引きや周囲の人々の思惑が折り重なり、物語は単なる恋愛譚を超え、若者が自己を確立してゆく過程を描き出す。読了後に残るのは甘美な余韻ではなく、青春の光と影とが織り成す重層的な響きであった。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ著者初読。暴力と疾走感に彩られた物語でありながら、その底には女性同士の絆を深く刻み込んだ作品である。冒頭から展開される苛烈なアクションは読み手を圧倒し、めくる指先を休ませる余地を与えない。血と暴力が支配する荒涼たる世界で、依子と尚子の逃避行は単なる生存の物語にとどまらず、互いを理解し支え合う関係へと昇華してゆく。その変容は鮮烈でありながら儚く、読後には長く消えぬ余韻を残す。娯楽小説としての爽快感と、女性の力強さや連帯を描き出す文学的価値とが見事に融け合い、読者を心地よい昂揚と静かな感動へと導く稀有な一冊。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ著者初読。KU。「死」を題材としながらも、むしろ「生きることの意味」や「人と人との絆」を鮮やかに浮かび上がらせる作品。殺し屋の少女ミミが標的に与える一週間という限られた時間は、彼らにとって自分の人生を省みる猶予であり、忘れていた想いや大切な人との関わりを取り戻す機会として描かれる。その過程を静かに見つめるミミ自身もまた、心の内に小さな変化を芽生えさせていく様子が印象的。一話ごとに異なる人間模様が丁寧に紡がれ、やがて全体がひとつの物語として結実する構成は見事で、読後には深い余韻が残る。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ仲間と共に深層へと挑む冒険譚は危機と緊張の連続でありながらページをめくるたびに高揚感を呼び起こす。ベルの戦いには確かな成長が刻まれ、少年が勇者へと歩みを進めていく過程が誠実に描かれている。また、リリルカが指揮官として仲間を導く姿は彼女がこれまで積み重ねてきた努力と信頼の結晶のようで物語に凛とした重みを添える。仲間同士の絆や信念が鮮やかに描かれ、ただの冒険譚にとどまらない“人と人との物語”として心に残る。前巻までの重苦しさを経て、本巻では清々しい余韻が残り、次なる物語への期待を自然と抱かせてくれる。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレパイセン本。警察小説でありながらも事件解決のスリルと人間模様の温かさが巧みに融合した一冊。五つの短編が独立して物語を紡ぎながら、終盤にかけて静かに糸を結び最後に全体像が立ち現れる構成は見事で読後に心地よい余韻を残す。特に新人刑事船越と先輩刑事番場の掛け合いには硬派な現場の空気の中にも柔らかなユーモアが漂い、人物像が生き生きと浮かび上がる。事件の緊張感と登場人物たちの人情味あるやり取りとのバランスが絶妙で物語の奥行きを感じさせた。警察小説としての新鮮さを保ちつつ読者の心に小さな温もりを残す滋味豊かな作品。
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たこ
ネタバレ作画担当の不祥事による配信停止の報に接し慌てて読了。個人的には、本質はあくまで文章にあり電子版であれば該当イラストを差し替えるなどの対応も可能ではないかと思う。しかし現実には大人の事情が複雑に絡みそれほど単純にはいかないらしい。著者及び著作がその影響を受けざるを得ないのは気の毒な限り。さて、物語の感想に移る。今回はロウの抱える秘密が明かされる。これまで目立たなかった彼の内面に深い葛藤が潜んでいたことが描かれる。新たな任務を通じてその問題に区切りがつきアリナとジェイドの距離も自然と近づく。よかった。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ著者初読。パイセン本。宇宙ホテルという特異な舞台設定と、本格的な推理要素が見事に融合した作品です。無重力空間で発見される首吊り死体という衝撃的な幕開けは、読み手を一瞬で物語世界へと誘い込みます。物理や化学の知識を織り込んだ描写は説得力に富み、舞台の特殊性をより鮮明に際立たせています。登場人物たちのやり取りや、閉ざされた環境下での心理的な駆け引きには緊張感が漂い、読了後もしばらく余韻が残ります。独創的な発想と綿密な構成に支えられた本作は、知的な刺激と物語的な魅力を兼ね備えた一冊といえるでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレKU。シリーズ完結?不思議な感覚に包まれた。登場人物たちが自分の子どもたちと同世代ということもあり、正確に言えば「読んでいる」というよりも「見守っている」という感覚に近い。中二病で学校に友人の少ない紅音だが、咬狛九十九や主人公・黒木猫丸というかけがえのない友人がそばにいる様子は、微笑ましさすら覚える。突如として激しいバトルが幕を開け、その落差に少なからず驚かされたが、それでも物語全体の印象は、やはり瑞々しく眩しい青春譚である。語り尽くしたい思いは尽きないが文字数が足らなくなりそうなのでここで筆を置く。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレシリーズの持つ熱量をさらに研ぎ澄ませ物語世界の奥行きを深めた一冊。舞台を留学先へ移すことで異なる価値観や文化が交差し登場人物たちの内面にこれまで以上の陰影が差す。レアや心葉、恋兎先輩らのやり取りは軽やかさの中に揺らぎや逡巡を含み関係性の成熟を感じさせる。前巻より続く髑髏仮面の物語が現在に重なり合う構成は、過去の積み重ねが今を形づくる必然を静かに浮かび上がらせる。怒涛の展開の中でも感情の機微や視線の交わりといった繊細な描写が際立ち心を長く捉えて離さない。読了後に残るのは疾走感だけでなく熟成された想いの余韻。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
KU。今巻は、冒頭から終盤に至るまで戦闘シーンが多く、緊張感に満ちた展開が続く。その中で、主人公・涼は国内のみならず国外へも足を延ばし、多くの出会いと経験を重ねることで成長を遂げ、錬金術に関する知識も手に入れながら、より高みを目指す。また、涼以外の転生者が登場したことや、多数の新キャラクターの登場により、物語全体に一層の広がりとスピード感が加わり、ここから物語の本格的な展開が始まる予感を抱かせる。個人的には、涼のアベルに対する態度にはずっと引っかかるものがあり、二人のやり取りの場面では毎回緊張してしまう。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ著者初読。現代の少女・百合が戦時下に迷い込み特攻隊員・彰と出会うという非現実的な設定でありながら、物語は驚くほど繊細かつリアルでひたむきな感情が胸に深く染みる。2人の心が少しずつ近づく様子は丁寧に描かれ、その純粋さに心が温かくなる。一方で、戦争という過酷な現実が突きつける命の重みや誰かを想うことの尊さが、静かに、けれど力強く語られる。結末は涙を誘うものでありながらそこにあるのはただの悲しみではなく、生きる意味や愛の形をそっと手渡してくれるような優しさ。年齢を問わず多くの方に読んでいただきたい一冊。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ著者初読。極めて深淵なテーマを内包した作品。「正義とは何か」「命の価値は誰が裁定するのか」という普遍的な問いを真摯かつ緻密に描き出す。主人公ローズの揺るがぬ信念と誠実な姿勢は読み手に静かな感銘を与える。彼女が直面する葛藤や決断は単なるフィクションの域を超え現実社会の倫理や価値観に鋭く切り込む。ゴリラたちの描写は生態的リアリティと情緒が見事に融合し人間社会との対比を鮮明に際立たせている。法廷での応酬は緊張感に満ち、物語全体を引き締める骨格となっている。不思議な温もりとともに深い思索を促す余韻が残る作品。
が「ナイス!」と言っています。
たこ
ネタバレ異世界を舞台にしながらも、どこか地続きのリアリティを感じさせる不思議な作品。2巻では、主人公マルスの周囲でさらに勘違いと暴走が加速し、物語のテンポはさらに小気味よくなっている。特に、婚約者フラウをはじめとする登場人物たちの“狂気的な愛”が絶妙なバランスで笑いと緊張感を生み出し、読者を飽きさせない。誤解の積み重ねが国家の繁栄につながってしまう皮肉混じりのユーモアも心地よく、気がつけば一気読み。読み終えた後には、不思議と元気になれるような、そんな物語だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/12/26(724日経過)
記録初日
2022/12/07(1108日経過)
読んだ本
1216冊(1日平均1.10冊)
読んだページ
436097ページ(1日平均393ページ)
感想・レビュー
516件(投稿率42.4%)
本棚
6棚
自己紹介

ジャンルは問わず、気になるものを気ままに読んでいます。
ただしホラーやグロ系はちょっと苦手です。

通勤中の電車内で読むことが多いので、文庫サイズが基本スタイル。
読書メーターを使い始めてから、新しい作家さんとの出会いがぐっと増えて、本を読む楽しさがさらに深まりました。

ポジティブなレビューや、読書を心から楽しんでいらっしゃる方には、こっそりフォローさせていただくことがあります。
レビューは自分用の記録も兼ねているため、ネタバレが多めかもしれません。ご了承ください。
2025年より感想はChatGPTにお手伝いをしてもらっています。

お気に入り登録・解除などはご自由にどうぞ。
どうぞよろしくお願いします。

*2025年7月30日

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