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2024年4月の読書メーターまとめ

shun kikuchi
読んだ本
15
読んだページ
6459ページ
感想・レビュー
15
ナイス
324ナイス

2024年4月に読んだ本
15

2024年4月のお気に入り登録
5

  • ポルコ
  • ひで
  • みっぽん
  • Kircheis
  • いとこいほこ

2024年4月のお気に入られ登録
7

  • ポルコ
  • ひで
  • みっぽん
  • GAWA
  • Kircheis
  • ネクサス
  • いとこいほこ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shun kikuchi
相対的な話でもあるのかなと。仮に世の天才と呼ばれる人達が8割を占める社会に身を置かれたら間違いなく私は重度知的障害の位置づけとなり「そんなことも分からないのか!」と罵倒され、イジメられ、塞ぎ込んで「非行少年」になることでしょう。多くの人はたまたま社会的な許容範囲に入っているだけで、個体でみれば一人ひとりが人の子でありその命は尊いものです。…というのも言うは易しで。そんな能書きなんて現場では意味を為さないのでしょう。日々試行錯誤しながら少年少女と向き合って尽力されている方々の事を少しでも知れて良かったです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

shun kikuchi

生まれて初めて「ブックカバー」というおしゃれアイテムを購入してみました♪読書中のカバーのズレとか、持ち運び中の損傷がちょっと気になったりしてたので。読書を通して色んな自分を発見したいという想いもあり、カメレオンがデザインされたものを選びました🌈

生まれて初めて「ブックカバー」というおしゃれアイテムを購入してみました♪読書中のカバーのズレとか、持ち運び中の損傷がちょっと気になったりしてたので。読書を通して色んな自分を発見したいという想いもあり、カメレオンがデザインされたものを選びました🌈
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
15

shun kikuchi
「シャドウ」そう来たかと♪予想が覆されました。登場人物はそれぞれに不遇な状況に置かれるわけなのですが、その中での友情や家族愛の描写、そして小学5年生の鳳介が成長していく姿が微笑ましいものでした。伏線回収も綺麗で、情景もイメージしやすくオチも明確でした。「やきそば」や「ハゲと白シャツ」の場面などでは日常的な遊び心がみられるものの、とある時からずっと特定の人物に殺意を持ちながら毅然と過ごしていた彼の人としての強かさには感服です。そんなことも含めて人物像がどんどんひっくり返っていくのが楽しめる作品でした👨‍⚕
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shun kikuchi
東野作品の私の勝手なイメージを覆す作品でした♪ライトで読みやすく登場人物数も過剰なものではなかったので身構えず読み進められました。内容としては元マジシャンの神尾武史が父を殺された姪である真世とともに事件の真相を暴いていくという展開。武史はユニークに飄々として時に面白おかしく第三者目線で渦中にいるように感じてしまうのですが…殺されたのは実の兄なわけで。この作品の醍醐味の一つとして強く感じたのは「兄を殺された憎悪の描写がないこと」なのかと。それを踏まえると全体のライトな文体が違って見えてくるかもしれません🧐
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shun kikuchi
爽快でした♪老舗足袋業者が業績難を打開すべく塀の高いランニングシューズ業界に殴り込みをかけるお話です。シューフィッターという役割の重要性や長距離ランナーの人生を賭けた心の内が事細かに写し出されてあり「走ること」と「靴」についての哲学を垣間見ることができました。にしても、やはり池井戸作品はちょいちょい目が潤んでしまいますね〜。足袋業者「こはぜ屋」を取り巻く人間達の魂の共鳴、そして仕事という範疇を超えた闘魂とでも言うのでしょうか。「生きること」ってこういうことなのかなと考えさせられました👟
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shun kikuchi
魂の作品。実際に起きた脱輪事故をモチーフにした内容。人間の私利私欲や保身に立ち向かう赤松社長。母を突然失った子どもの想いを胸に、挫けそうになる中でもひたすら「物事の本質」を追求するその姿に涙無くして読み進めることはできませんでした。そしてまた、敵味方関係なく真実を暴こうとする者達の連携も爽快でした。努力が実を結び巨大組織の牙城が崩され報道で一気に事が明るみになるあの場面ではひどく目頭が熱くなり私の枕は濡れるほかありませんでした。風化させてはならない出来事が作品として世に残されていることを嬉しく思います🚛
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shun kikuchi
独特な読後感です♪本作の主題を勝手に解釈してしまうのですが「死神の業も人の生死も人生も、それは『ただの仕事』であり、幸福と思えることも、娘を殺害される不幸極まりないことも、実は坦々とした時間の経過の一部に過ぎない。生まれようが死のうが、浮いてる氷がコップの中で溶けても総量は変わらないのと一緒。世界は何も変わらない。だったら辛苦を感じることがあっても、生かされている人間は生きている間にただただ楽しむことを考えよう♪」という、一見ドライな思考とも思えるのですが、一種の励ましを与えてもらえたような気がします🚲
分針
2024/05/16 20:30

こんにちは。"浮力が働く"という表現はなにか示唆的だなぁ…と感じながら本書を読みました。死神の働きも浮力の働きも、重大であるにもかかわらず軽妙に感じられるのは、伊坂さんの文体(タッチ?)も関係しているように思いました。

shun kikuchi
2024/05/16 21:18

分針さん、コメントありがとうございます♪そうですよね、私も共感するところがあります。伊坂さんの文体は独特ですよね。状況がシリアスなのに笑ってしまうこともあったりで。主題についても私は自分なりの解釈を持つようにしています。本作の表紙も、飛び降りているのか、浮いているのか、飛び跳ねているのかが分からない。結局「何やってんだろこのおっさん…笑」と、クス笑いをしてしまう。そういった掴み所がないという部分で魅力のある作家さんなんだろうなぁと😄

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shun kikuchi
哲学本だなぁ〜という好印象♪光がなければ影すら生まれないといったように死をテーマにしているからこそ6つのお話に出てくる人物の「生」が引き立っているのだと感じました。また、千葉という死神は自らの業を「仕事だからやっているだけ」と言っているように、人の命に関わることですらどうでもいいことというスタンス。うん。誤解を恐れず言えばホントは人生なんてどうでもいいことだらけなのかもしれません。ただの時間の経過であって、あらゆる人情に執着し過ぎる人間の姿もホントは滑稽なだけなのかもしれません。などなど…(字数制限💀)
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shun kikuchi
会社経営と野球部の両面から描かれる「8対7」の闘い。リストラ方針と廃部を余儀なくされる状況下で、人を数字やコストとして見るのか、夢や幸福、家族を守る一人間として見るのか、そしてどちらの立場が最終的に勝つのか、勝つべきなのかをマクロミクロの両視点で向き合える作品でした。すごく現実味が帯びていたのは話全体としての勝敗が「10対0」の完全勝利ではないということ。また、改革には往々にして痛みが伴うというリアルな状況も随所に写し出されていて、まさにどちらがどちらにどう転ぶか分からない展開を愉しませていただきました⚾
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shun kikuchi
この手のひっくり返ったと思ったらまたひっくり返って若干清々しく落ち着くところに落ち着く作品、結構好きかも♪という感じを得ました。就活第二氷河期時代に5000人の応募者から最終選考に選ばれた6人によるヒューマンストーリー。誰しもが持つ「表と裏」を月になぞらえることで万人共通感が演出されていたように思えました。また、人事担当側、戦友同士、はたまた世間などの「人をみる目」に関して、読者側の先入観を絡めて具体的にミスリードしていたことに秀逸さを感じました。人は見た目が100%ではないし、皆健気なんですよ😉
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shun kikuchi
トリッキーで面白かったです♪「私」と「沙也加」の元恋人同士の2人がメインとなって進められていくので、話があっちこっちに飛ぶことなく把握しやすい内容でした。また、2人の推理も自信無さげな雰囲気が垣間見られることもあったりでちょっと不安になるのですが、そこは構成の素晴らしさなのでしょうか。張り巡らされた伏線がきれいに回収されていくので話が曖昧にならずちゃんと繋がっていきます。探索する家の情景描写は不気味以外の何物でもなく、寝泊まりはおろか昼の時間帯ですら入り浸るのは無理だなぁと感じました🏡
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shun kikuchi
縦にも横にもスケールがでかいということで相関図を拡げながら読み進めました♪登場人物は70人以上。A4サイズのルーズリーフには収まらない勢いでした。各々の人物像を思い描きながらじっくりと時間をかけて読めたということもあり特別な一作となりました。壮大ゆえに終盤になっての伏線回収は見事なもので、更には長い年月を経て積み重ねられたそれぞれの想いが場面随所で現れていて、まさに最後の「言葉無しのシーン」がその重みの象徴とも言えるんだろうなぁと。とにもかくにも、東野作品のフラッグシップ「白夜行」最高でした!😉
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shun kikuchi
交通事故で亡くなった元妻をAIで蘇らせた主人公。人間である今妻とAIの元妻との攻防戦を描いたお話とも言えます。主人公の立場に立たされた時、果たしてAIを単なる機械として割り切れるだろうかと考えると答えは否だなと思わせられるほど、AI「HAL-CA」との濃密な愛がまざまざと表現されています。全ての感覚は脳の電気信号だと捉えるとその境界は曖昧なものです。とはいえ切ない話ですが人間側からすれば人間が上位であると信じたいですね。全知全能に近いAIに対して放った今妻の「バカ女」、これぞ人間という感じで天晴でした💃
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shun kikuchi
境界知能というラベリングはそれに対して向き合おうとしている人こそが放てる言葉であって、支援する気はおろか蓋をしようとする人達が「自分はそうじゃない」という線引きを満たすために用いるものではないんだよなぁと感じます。4つの欲求(生理・安全・社会的・承認)がある程度満たされないと自己実現をする気になれない(頑張れない)ことって誰しも経験があると思います。それが自身の問題だけではなく望まずして慢性化してしまっている子供達には何かしら救いの手を差し伸べたい。と…言うは易し。「お前が頑張れよ」と自分に言いたいです。
が「ナイス!」と言っています。
shun kikuchi
相対的な話でもあるのかなと。仮に世の天才と呼ばれる人達が8割を占める社会に身を置かれたら間違いなく私は重度知的障害の位置づけとなり「そんなことも分からないのか!」と罵倒され、イジメられ、塞ぎ込んで「非行少年」になることでしょう。多くの人はたまたま社会的な許容範囲に入っているだけで、個体でみれば一人ひとりが人の子でありその命は尊いものです。…というのも言うは易しで。そんな能書きなんて現場では意味を為さないのでしょう。日々試行錯誤しながら少年少女と向き合って尽力されている方々の事を少しでも知れて良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
shun kikuchi
映画からの小説です♪八角さんのような出世コースから外れた生き方は社会的には落ちこぼれのように思われるかもしれませんが「真実の清貧」の道を選び、筋を通す人間的な生き方には清々しさがあり憧れすら感じます。また、同期の北川部長との立場を無視する垣根の無いやりとりも微笑ましいものでした。池井戸作品の理路整然とした文体と、最終的には「正義が勝つ」という水戸黄門的な展開が好きで、本作でもその醍醐味を存分に味わえました。読み終えた今、ドーナツが食べたくなってしまったので近くのローソンに足を向かわせたいと思います🍩
が「ナイス!」と言っています。
shun kikuchi
土地の高低差をはじめ、学歴、職歴、住居歴などの優劣を題材としたストーリー。その「比較」こそがトラブルの元凶となってしまいます。各々の立ち位置から見える景色が「上」だから良いとか「下」だから悪いというわけでもない。はたまた一周すれば同じ景色も違って見えてくることもある。という『観覧車』を愉しめる作品でした。決め手となったあの1行は共感できなくもないなぁと。実生活の中でも決して言ってはいけない言葉ってありますからね〜🎡
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/08(135日経過)
記録初日
2023/09/30(235日経過)
読んだ本
83冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
29512ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
83件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
現住所
埼玉県
自己紹介

気の向くままに読書を楽しんでいます♪

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