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2025年1月の読書メーターまとめ

り
読んだ本
12
読んだページ
3126ページ
感想・レビュー
12
ナイス
60ナイス

2025年1月に読んだ本
12

2025年1月のお気に入り登録
2

  • 馨
  • 白玉堂餡子

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

り
読んでいるうちにすごく引き込まれて面白い作品だった。無名の美しい青い壺が長い年月を掛けて渡り歩き、持ち主の様々な人生を見ていく。40年以上も前の作品。しかし決して浮世離れした話ではなく、介護、遺産問題、家族間の様々な問題など、現代人にも重くのしかかるテーマをリアルに描いている。驚いたのが老婆達の会話だったり行動の解析度が高い。美しく綺麗な青い壺と出会い、老いていくことへ向き合う虚しさを対比として見せてくるのが素晴らしい。恍惚の人も読みたいと思う。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
12

り
平松さんが書く食べ物のエピソード、食材の数々は本当に尊くて輝きを放っているように感じる。食への向き合い方が素晴らしくて背筋が伸びる思いになる。風邪の時に食べる豆腐の喉ごし、クローゼットと冷蔵庫は似ている話。どれも一食への向き合い方が変わる話ばかり。
が「ナイス!」と言っています。
り
益田ミリさんの旅エッセイは忖度なく自分が思った事を書いてるのがいい。ゆるっと旅をするエッセイ。ほんとに自分がやりたい事、食べたいものを食べて、起こったハプニングや感じた事も様々。20年くらい前だと女一人旅って結構珍しかったんだろうな。スマホもないし結構大変だったのかなと。
が「ナイス!」と言っています。
り
これから先の暗く長い辛い時代を暗示させるかのような特殊な家族の結びつきと結末。単なる三角関係、恋愛小説ではなく人間ドラマ。2人の究極のホモソーシャルな関係性に振り回される家族にもまた見え隠れする人間のどうしようもなさ。人間誰にでもある裏表を描きたかったと捉えた。向田さんの小説には共通したテーマでもあると思う。本当に人間の観察が上手すぎる。反戦の意味も込めたのか否か。
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り
最近度々話題になっているので気になって。「至る」行為で悦を得るもちづきさん。ホラーの意味がわかった。これからどういう筋で進んでいくのか楽しみ。出てくるご飯がひたすらハイカロリーだけど絵が綺麗だし美味しそうなのも注目。
が「ナイス!」と言っています。
り
元祖食いしんぼう作家。食通の池波正太郎が各地を食べ歩き本当に愛したものを綴っている。食べ歩きマップ的な気軽な読み方も出来るが、今や失われた食文化や風俗を感じる歴史的な資料としても読めると思う。この本が出版された40年以上前から、著者が東京や京都の街の変貌を危惧していたのが印象的。日本人の生活様式も既に様変わりし、物価高で食卓への打撃も叫ばれている今、タイミング良く読めてよかった。
が「ナイス!」と言っています。
り
軽快でテンポ良くサクサク読めた。コメディだけどキャラクターの内面を探らせる個性的な描き方。関西人なら分かる、関西弁特有の言い回し機微みたいなのがさすがといった感じだった。朝ごはんを一緒に食べたい人....なるほど深い。
が「ナイス!」と言っています。
り
初めて読む平松洋子さん。これほどまでに食べ物を美味しそうに、宝物のように文章で表現できる人がいたのかと。取材力も然ることながら、お店と食材に対する心からの敬意を感じた。社員食堂シリーズは興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。
り
時間をかけてゆっくり読んだ。向田さんが生前愛したものや場所が、秘蔵写真をまじえてたっぷり語られており、かなり読み応えがあった。向田さんがおすすめする食いしん坊に贈る100冊を読破したい。ファンとしてはたまらない憧れと夢が詰まった一冊。
が「ナイス!」と言っています。
り
読んでいるうちにすごく引き込まれて面白い作品だった。無名の美しい青い壺が長い年月を掛けて渡り歩き、持ち主の様々な人生を見ていく。40年以上も前の作品。しかし決して浮世離れした話ではなく、介護、遺産問題、家族間の様々な問題など、現代人にも重くのしかかるテーマをリアルに描いている。驚いたのが老婆達の会話だったり行動の解析度が高い。美しく綺麗な青い壺と出会い、老いていくことへ向き合う虚しさを対比として見せてくるのが素晴らしい。恍惚の人も読みたいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
り
題名からもわかるが今回は家族について書いたものが多かった。ごはんの中で綴られた東京大空襲の話は心をえぐられた。かと思えばあの有名な黒柳さんの留守番電話の笑い話が出てきた。毎度読み終わるのがもったいないとしみじみ思う。この一冊は、今や私達にはわかり得ない、昭和の家族史を色鮮やかに伝え続けてくれる大切な作品だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
り
とてもドラマチックな物語。1人の青年の成長と再生の物語でもあり、玉青さんの生きた過酷な時代を描くことで、戦争、人種、性別、現代にも通ずる問題を提起して散りばめていてすばらかった。玉青さんのように、戦後過酷な時代を強いられた没落華族の人々が実際にいたらしいので、そこももっと詳しく深掘りしたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
り
身の回りのかわいいと思ったものをゆるい挿絵と共に掘り下げていくエッセイ。意外にミニ雑学的な感じで為になった。まさかそんなバックグラウンドがあったんだなーという話題もチラホラ。かわいいを掘り下げようと思ったミリさんの感性もいいな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/10/31(112日経過)
記録初日
2024/11/01(111日経過)
読んだ本
35冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
9312ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
35件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
自己紹介

読書備忘録。ジャンル問わず気になったものをゆっくりと。食にまつわる話。エッセイ多め。

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