この本、新人作家さんが書いたなんて。すげー。 解説でも言われてるけど、それぞれの冒頭の一文が本当に秀逸。「早く続きを読まなきゃ！」と心を掴まれる。 「ここ」と「ここではないどこか」が描かれることに、つい感情移入してしまって、泣き出してしまったページもしばしば。物語の中の人たちが、少なからずみんな生きにくさを感じていて、それに抗ったり、受け入れて生きていこうと踏みとどまったりする。みんな幸せになってほしい。笑っていてほしい。

帰省中の読書に。今年は雪も多くて、あっという間にかまくらが作れるほど。こたつでテレビばかり観てしまい、あんまり読書は捗らず。それでも、今年もたくさん本が読めて、良い一年だったと振り返っている大晦日です。 三越デパートにまつわる、ちょっと不思議な物語たち。なんだか、実話だったのかもと思わされる読後感。

一度借りている期間に読みきれなかったやつ、もう一度借りて一気読みしました。 寺地さんっぽい、ちょっとだけ辛い、それでも光はある物語。イヤーな人、何人か出てくるけど、主人公二人が魅力的でブレなくて好きでした。

気づいたら読み途中の本が5.6冊になっていて、急にたくさん読んだみたいになってる。 この本にある、「秒で感想を書く」のは、最近実践できてる気がする。「落ち着いたらやろう」「しっかり考えてからやろう」はわたしの常套句。「秒で始めてみる」方向に、変わっていこう。

好きな二人の書いた本。 終始不思議な気持ちで読みました。

ほしおさんの新しいシリーズに手を出してみています。 今までのお話よりさらに教養が必要そうな「連句」の物語。難しいと感じながらも、人の心が通じて、世界が広がる様子に、どんどん引き込まれる。続きも気になる。

ジャケ借りの図書館本。サイズ感も可愛くて、素敵なショートショートがたくさんありました。 表題作が特に印象的だったけど、王妃様とサミ、体重計、守護者もわたしの好きな感じでした。 また他の作品も読んでみたくなりました。

眩しくて、面映い、自分もこんなだったかなぁと思い返そうとしても、ちっとも思い出せない。 中学も高校も、わたしにとってはあまり居心地のいい場所ではなくて、早く抜け出したいと思ってた。それでも、夢中になるものはあって、自分たちで作る音楽の世界も、走る選手をありったけの声で応援するグラウンドの風景も、わたしのアオハルだったなぁ。 その中で出会った大切なひとたちもいて。会えなくなって時間がたってしまったけど、ずっと大切に思ってます。

賢くて聡い、しなやかで芯が強い。わたしの思う上白石萌音さんは、そんなひと。 本を読み、歌を歌い、演じる役に魂を吹き込んで、優しい言葉を紡ぐ。この本を読んで、萌音さんをますます好きになった。みんな好きになっちゃうと思う。周りの人へと尊敬と感謝の思いが溢れていて、朗らかな笑顔をみると、こちらもつられて笑顔になってしまう、あぁ、わたしも頑張ろうって思う。

小3の娘が、音楽会で「歓喜の歌」を楽しそうに堂々と歌うのを聴いて、久しぶりにクラシックの気分。 初心者に戻ってしまっているわたしなので、こんな感じのところからもう一度。

この本、新人作家さんが書いたなんて。すげー。 解説でも言われてるけど、それぞれの冒頭の一文が本当に秀逸。「早く続きを読まなきゃ！」と心を掴まれる。 「ここ」と「ここではないどこか」が描かれることに、つい感情移入してしまって、泣き出してしまったページもしばしば。物語の中の人たちが、少なからずみんな生きにくさを感じていて、それに抗ったり、受け入れて生きていこうと踏みとどまったりする。みんな幸せになってほしい。笑っていてほしい。

三日月堂シリーズの別冊最終巻。 1番好きだったかも。自分の身に置き換えしまう部分もあり、うるうると感情を揺らしながら読み終えました。 ほしおさんの難しすぎない言葉選びや、文の流れも、すっと心に沁みる。 長女にも読ませたいな。