読書メーター KADOKAWA Group

2025年11月の読書メーターまとめ

たつお
読んだ本
8
読んだページ
1972ページ
感想・レビュー
7
ナイス
45ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年11月に読んだ本
8

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たつお
仕事のやりがい、家族や友人との関係、趣味などの楽しみ、そのためのお金や、健康、能力など、この迷路の中にはいろいろなチーズがある。今いるチーズステーションにおいて、これらのチーズを充分量得られ続けられる保証はない。周りのチーズの変化を観察し、自分にとってどのチーズの重要性が高いのか考え、このステーションの外側のどの方向にどんなステーションがありそうなのかを調べておき、ここから出ていく準備を常にしておこう。人は変化を恐れるものだが、意外と容易に変化に適応するため、変化を過度に恐れる必要はない。そう思った。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

たつお
ネタバレあったかい話やな。 私たちは持っているものを持っている間しか愛することができない。オパールはいなくなった母親についての折り合いをつけ、今の家族や友人と向き合い前を向いたみたいだ。 犬がいなくなると焦るよね、わかるわ。
たつお
歴史を振り返ると、言語や虚構、経済によって大規模集団としてまとまり、農耕や科学技術によって食料の安定供給やその他の問題解決能力を獲得する、そういう選択をした人類が繁栄してきた。しかし、この種としての繁栄は個人の幸福とは必ずしも結びつかず、労働や格差などの別の問題ももたらしている。各世代の人類は超長期的視点をもって選択をしたわけではなく、当時の状況下で、ただ自分たちの人生を懸命に生きただけなのだろう。自分もまた、未来で何が起こるかもわからず、ただ自分の生きたい人生を良かれと思って選択していくんだと思った。
が「ナイス!」と言っています。
たつお
人間は楽しく快適に生きるための価値を土地から取り出して暮らしてきた。各コミュニティはその価値を守り、拡大するために生産を効率化させ、軍事や経済面で競争してきた。農耕、分業、通貨、株式、国債、保険など、より効率的に価値を生み出す仕組みは社会の潮流の中で自然と形成され、そのスケールも集落から国家、世界へと拡大してきた。いつのまにか経済に組み込まれ、日々価値を生み出し、通貨を媒介として他者から価値を受け取り、暮らしてきたわけだが、その成り立ちや発展ついて大まかに知れて、少し世界がクリアに見えるようになった。
が「ナイス!」と言っています。
たつお
人類は出現してから短期間に道具や文化といったソフトウェアを発展させて繁栄してきた。しかし本書ではその前、初めは光を感じるだけだったサカナが、環境の変化に伴って身体というハードウェアを長い時間かけて進化させてきた過程を辿ることができる。普段自分が当たり前にしている行動を成立させる身体的特徴が、陸に上がる時や、樹上生活する時、雑食になる時等々、いつ頃、どのような背景とともに獲得されてきたのか、そのルーツを知るだけで、なんだか自分の身体が好きになる。
が「ナイス!」と言っています。
たつお
仕事のやりがい、家族や友人との関係、趣味などの楽しみ、そのためのお金や、健康、能力など、この迷路の中にはいろいろなチーズがある。今いるチーズステーションにおいて、これらのチーズを充分量得られ続けられる保証はない。周りのチーズの変化を観察し、自分にとってどのチーズの重要性が高いのか考え、このステーションの外側のどの方向にどんなステーションがありそうなのかを調べておき、ここから出ていく準備を常にしておこう。人は変化を恐れるものだが、意外と容易に変化に適応するため、変化を過度に恐れる必要はない。そう思った。
が「ナイス!」と言っています。
たつお
全体的に寂しい雰囲気だった。少年時代の冒険を通してゴーディの価値観の形成を垣間見た気がする。 冒険を通してクリスとゴーディは年上グループに抵抗する意志を示し、発見者として称賛されるために探していた死体を置いて帰った。大人たちとの不和や理不尽といった現実を直視し苦しみながらも進むような生き方を選んだようだ。 どんな生き方を選択しようと死は平等にふりかかるようで、ゴーディ以外の3人は死んでしまった。現実世界の無情さとその上でどんな生き方をするのかといったことを考えさせる小説だった。
が「ナイス!」と言っています。
たつお
人は属性によって帰属意識の異なる集団、「私たち」と「かれら」を認識する。「かれら」についての知見はしばしば偏っており、権力や多数性を背景に差別するようだ。 法や経済などのルールの下では面識のない他者とも協調した動きをとることができるが、リスペクトしあう社会の達成にはルールだけではなく、「そういう雰囲気」が必要なように感じた。少なくとも個人としては社会が平等・公平にはできていないことを認識し、ある言動は異なる立場の人からはどう見えるのか、その知見を集め、自分の言動を多角的に客観視する精度を高めていきたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/01/21(343日経過)
記録初日
2025/03/20(285日経過)
読んだ本
33冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
9126ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
31件(投稿率93.9%)
本棚
0棚
自己紹介

読書ジャンル
科学、歴史

読書は楽しいなぁ

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう