何も起こらない日常が続く物語って何だか面白くないんだけど、折り返しを過ぎてから正に線がつながる。コロナ禍を生き抜く少年少女の物語が普通過ぎて心に響く。私も滋賀に住んでた時期がありアイコンの犬は西武大津店のディズニーストアで運命的に目が合い我が家にやってきた子。湖側の駐車場から連絡通路を渡り店内から大津パルコへ。時には膳所駅からときめき坂を下って歩いた。明日は花火大会だね。

戦闘シーンなど特に絵の動きをなぞるだけの臨場感に乏しく、何より小説化した強み、利点が感じられない。安っぽいスペオペの戦闘シーン。心の機敏なども感じられないなかなかにキツイ読書になる。他方、番外編の方は意外にも本編と強く関わってきた。本家富野氏、福井氏、皆川氏に比べると見劣りするシリーズ。頑張れ高島氏。

どれもこれも絶妙なところを突いてくる。生理的な嫌悪と愛好は表裏一体、紙一重と言える。乱歩の人間椅子を愛好する私にはど真ん中の作品集であった。評判の残月記は面白くなかったのだけど。急に多作になったなぁ、と思ったら10年以上かけての作品集なのか。でも統一感がある。最後の「裸婦と裸夫」はラストシーンが美しい新たな時代の幼年期の終わりかな。傑作です。

朝鮮戦争を舞台にした作品は少ないように感じる。現代日本のエンタメ作家が手がけたためか、とっつき易く読み易い。レシプロ軍用機を動かすシーンなど所謂萌える。ただ、航空冒険小説としては緊迫感もスピード感も今ひとつ。トルーマンもマッカーサーも核を使いたいだけのバカ丸出し。核を盾に大きく立てるだけの無能感を醸し出してて楽しい。それよりも、戦後日本の航空産業の復興の物語に寄った方が良い作品になったのではなかろうか。

何も起こらない日常が続く物語って何だか面白くないんだけど、折り返しを過ぎてから正に線がつながる。コロナ禍を生き抜く少年少女の物語が普通過ぎて心に響く。私も滋賀に住んでた時期がありアイコンの犬は西武大津店のディズニーストアで運命的に目が合い我が家にやってきた子。湖側の駐車場から連絡通路を渡り店内から大津パルコへ。時には膳所駅からときめき坂を下って歩いた。明日は花火大会だね。

これもまた子供たちに読んでほしい、戦争と平和を考えるための物語。映画「ミッドウェイ」であったエピソードが史実に基づいてたなんて知らなかったな。広島のことはよく知っててもアリゾナのことは日本人知らないよね。

広島県の平和教育を何十年も前に受けてきたけど、はだしのゲンへの思い入れは無い。もちろん否定するわけじゃないけど。平和教育の教材て増えてきたと思うし。こうの史代さんの漫画や映画だってそう。いろんな視点から学ぶことが大事だと思う。

サイバーパンクの定義は人それぞれだろうが、これのどこがサイバーパンク？　ただ、その帯に惹かれた結果として手にできたことは間違いない。クライマックスの展開が唐突に感じたのは読み方が悪いのか。ラストシーンの余韻は好き。SFっぽいミステリ。

夏休みの読書感想文のお題で息子と一緒に読む。課題図書あるあるの面白くない本。さかなくんは登場せず！これは感想文書きにくいなぁ。息子もちょっと失敗してなぁ…という雰囲気。