前作でも入り込めないまま終わったが、今回も最後まで何も起こらず。ミステリというほどミステリでもなく。特に感想なし。でも高校の図書館で青背やアルジャーノン読んだこと、懐かしく思い出した。ついでに当時慕ってくれてた後輩のことも。気持ちに気づかないフリしてた。

序盤は古き良き時代のアメリカSFを彷彿とさせる巻き込まれタイプの空想冒険小説だ。クライマックスまで平坦過ぎるように感じるのと、リアルな作り込みは要らないかなぁ。ゴジラや怪獣に拘りはないのですが、映像化して欲しいじゃなくて、頑張って頭の中で映像をイメージするぞ、という気にさせてくれる。その先を期待させる終わり方も良し。

実在した人物を思うように操り、所謂ジェットコースタータイプの最後まで走り抜くエンターテイメント。獏さんの模倣と言われてもしょうがないが、その類であることは間違いない。この手はどれだけ早く世界に没入できるかがカギになりそうだが、早めに入り込めて楽しかった。風景が印象的な導入部に比べ終盤はドタバタが過ぎる印象もあったが、仕舞い片は満足。こういうのって、見方を変えたらサイバーパンクじゃない？

前作でも入り込めないまま終わったが、今回も最後まで何も起こらず。ミステリというほどミステリでもなく。特に感想なし。でも高校の図書館で青背やアルジャーノン読んだこと、懐かしく思い出した。ついでに当時慕ってくれてた後輩のことも。気持ちに気づかないフリしてた。

なんか世間に受けそうなテーマで行ってみました的なあざとさが嫌味な感じ。そこにも手をつけるのか？なネタは立ち消えたが。全体的に偽善に満ちた物語。ただ、邑田さんの言葉には救われた。僕ミリオタですの描写も嫌いではないがちょっとしつこいかな。兵器ググりながらの読書は好きではあるが。