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2024年12月の読書メーターまとめ

いざなぎのみこと
読んだ本
10
読んだページ
3208ページ
感想・レビュー
10
ナイス
284ナイス
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2024年12月に読んだ本
10

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いざなぎのみこと
昭和初期、北海道の辺境の地で農家の働き手として一生を捧げる重荷を背負わされた少女。学ぶこと、着飾ることを許されない生活の中、毎日毎日人として、善行を積み重ねていくと、彼女の前途が少しずつ切り拓けていくー。過酷な一生のうち、本当に幸せなことなど塵のように僅かで、血の因果に嘆きたくなる出来事ばかり見せられ、本当に可哀想で仕方ありませんでした。しかし読み進めていくうちに、血縁や宿命の為す業、真の幸福の意味を理解されられました。本当に重厚で、読み応えのあるストーリーでした。いやー、読んでよかったです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

いざなぎのみこと

今年も出ました。ベスト10のうち、4作品読んでいました。未読作品、ぜひ読んでみたいと思います。

今年も出ました。ベスト10のうち、4作品読んでいました。未読作品、ぜひ読んでみたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
10

いざなぎのみこと
斜線堂有紀さんによる、中学生向けミステリー。自身が学生の頃親しんだはやみねかおるさんのようなミステリーを書きたかったとのこと。モリアーティをモデルにした中学生が相棒を得て、世の中を少しだけ良くすることを哲学に犯罪スレスレの行動に乗り出します。異常に切れる頭脳明晰な主人公と瞬間記憶を持つ相棒という、中学生らしからぬ二人の活躍は読んでいて小気味良かったです。続編も期待したい出来栄えでした。
が「ナイス!」と言っています。
いざなぎのみこと
たらちね大のセコい准教授、クワコーの爆笑エピソード第三弾。今回もセミを食べたり、キノコを食べたり、読者を飽きさせない展開です。いつもの文芸部の面々に加え、オタクな准教授や切れ者研究者など新キャラも登場し、房総半島は個性のオンパレードで笑いの坩堝に。軽妙なセリフがまるでラップのようで、読みながら何回吹き出したことか(笑)。大満足の出来栄えです。ぜひぜひまたスタイリッシュなクワコー准教授の生活を覗きみたいものです。
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いざなぎのみこと
太平洋戦争の佳境、沖縄戦の最中に、軍隊の名簿を密かに隠した人物がいた。戦後、米軍の目を潜り抜け、回収に成功した彼は、そこに記された一人一人の住所を訪ね、最期を告げるという責務を全うしようとする。それは戦争が終わっても続く、果てしない苦悩の日々ー生き残った者の宿命として、辛い作業を孤独にこなす姿に本当に頭が下がります。家族としては最期を告げられることが最終宣告になり、信じたくない気持ちもあるという描写は現実味があり、だからこそ使命感を持って臨んだ葛藤の半生を讃えたいと感じました。ノンフィクションの傑作です。
が「ナイス!」と言っています。
いざなぎのみこと
昭和初期、北海道の辺境の地で農家の働き手として一生を捧げる重荷を背負わされた少女。学ぶこと、着飾ることを許されない生活の中、毎日毎日人として、善行を積み重ねていくと、彼女の前途が少しずつ切り拓けていくー。過酷な一生のうち、本当に幸せなことなど塵のように僅かで、血の因果に嘆きたくなる出来事ばかり見せられ、本当に可哀想で仕方ありませんでした。しかし読み進めていくうちに、血縁や宿命の為す業、真の幸福の意味を理解されられました。本当に重厚で、読み応えのあるストーリーでした。いやー、読んでよかったです。
が「ナイス!」と言っています。
いざなぎのみこと
テレビプロデューサーとして著名な佐久間さんの「ご機嫌」に過ごすための処世術を詰め込んだ一冊。自身の経験や考え方を元に、世の中に対する向き合い方などを教えてくれます。特に若い人で、世の中を生きづらいと思ってしまうような方にはいいかもしれません。自分もいつまでもご機嫌でいたいものです。
が「ナイス!」と言っています。
いざなぎのみこと
心のあり方、持ちようについて、漫画を交えながら紹介してくれる一冊。タイトルが秀逸で、思わず笑ってしまいました。そうなんですよね、自分が悩んでたりしても、相手は同じように悩んでいたりしないで、パフェとか余裕で食べていたりするんですよね。他にも、嫌味はRPGの魔法と同じで効かなければ効果がない、ゴミと一緒に住むことはない、など様々心に響く言葉が沢山ありました。気分が沈んでいる時に読みたい本です。
が「ナイス!」と言っています。
いざなぎのみこと
太平洋戦争終結から2年、復興を目指す日本の地に兄を殺された英国軍人が復讐のために訪れる。GHQの協力を得て、戦争犯罪から免れる男たちに私刑を加えるため。日本人を黄色い猿としか思っていなかった彼は目にする。巨大な国々と戦い抜いた強靭性と、苦難に立ち向かうひたむきさを。様々な権力闘争の果てに復讐を果たすことは出来るのか。男たちの戦いの挽歌に、女性とのラブロマンスも加わり、ワクワクしながら読めました。1947年の日本に追体験出来る、骨太なハードボイルド小説でした。
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いざなぎのみこと
試験に落ちたにも関わらず、県警分析班に配属された女性刑事。優れた記憶力を武器にメンバーの一員として働き始めた矢先、県警を揺るがすスキャンダルに巻き込まれる。出来ることが制限された中、何を信じて、どう行動すべきかー刑事の矜持が今、試される。上司の黒瀬が切れ者で、セリフ回しもカッコよく、チームで真相に迫る展開がスリリングでした。流石ハードボイルドが得意な柚月さん、期待通り。しかし何も知らずに読んでいたのですが、これ、映画化されていたのですね。しかも前作がある…。なるほど、失礼いたしました。すぐチェックします。
が「ナイス!」と言っています。
いざなぎのみこと
「ノウイットオール」で非凡な才能を見せてくれた作者が今回は全く違ったコメディ作品を書いてくれました。しかもテレビ業界の裏側を描いて、さらにノンストップの進行形のミステリーと、またまた多彩な作品に仕上がっています。しっかりとどんでん返しもあり、ただのコメディじゃないところに底知れぬ実力を感じます。お笑い好きではないとちょっと分からない部分がありますが、そこはご愛嬌。今回も充分に楽しませていただきました。
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いざなぎのみこと
ネタバレ冤罪の「冤」は兎が罠にかかる様を表しているというーふとしたことから殺人事件の容疑者の弁護の手伝いをすることになった主人公。初めは分かりませんでしたが、少しずつ露わになる密かな企て。起訴されたら有罪率99.9%という検察と警察に逆らい、過去の冤罪事件の洗い直しにまで発展させようとする青年の計算高さにあっぱれと言いたくなります。ウサギが薄氷を駆けるかのような危うい命懸けの公判に引き込まれました。ヒヤヒヤしっぱなしの裁判バトル、もうお腹いっぱいです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/11/30(5129日経過)
記録初日
2011/11/30(5129日経過)
読んだ本
1222冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
397969ページ(1日平均77ページ)
感想・レビュー
1221件(投稿率99.9%)
本棚
41棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

好きな作家さんは
伊坂幸太郎
宮部みゆき
辻村深月
東野圭吾
恩田陸
本多孝好
道尾秀介
佐々木譲
小野不由美
乙一
などなど沢山です。
(敬称略)

よろしくお願いいたします。

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