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2025年11月の読書メーターまとめ

完敗
読んだ本
7
読んだページ
1882ページ
感想・レビュー
7
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13ナイス
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2025年11月に読んだ本
7

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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

完敗
タイトルからして、孤独な人間に対するうっすらとした悪意を感じるが、孤立アリが早死にするメカニズムを科学的に解き明かそうとする本である。アリを巣から離すと活性酸素が増加して短命の原因になるとのこと。著者はアリと人間の孤独死は違うと言っているが、人間も社会からはじき出されたという精神的ストレスでも活性酸素が増えるようなので、プロセスこそ違え、根は同一なのではないかと思ってしまった。いずれにせよ今後の研究待ちだが、自分が社会的生物として生まれてきてしまったことを嘆きたくなった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

完敗
タイトルからして、孤独な人間に対するうっすらとした悪意を感じるが、孤立アリが早死にするメカニズムを科学的に解き明かそうとする本である。アリを巣から離すと活性酸素が増加して短命の原因になるとのこと。著者はアリと人間の孤独死は違うと言っているが、人間も社会からはじき出されたという精神的ストレスでも活性酸素が増えるようなので、プロセスこそ違え、根は同一なのではないかと思ってしまった。いずれにせよ今後の研究待ちだが、自分が社会的生物として生まれてきてしまったことを嘆きたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
完敗
自分の顔やら体やらに心を向ければ、どうしても他者の目や、社会からどう扱われているのかが気になってしまう。その点で人間というのは哀れな生物である。よほど自信に満ちた人間でない限り、ルッキズムやジェンダーなどの問題にぶち当たる。身体の病との付き合いもある著者の丁寧な論考は凡愚の自分にも考えるきっかけを与えてくれた。
完敗
父君の臨終、その後の著者や家族の日常を私小説のように綴った実存的なエッセイだと思う。年月を経ればいつか親は死ぬ。誰もがそれぞれの想いを馳せる。何より死というものを身近に受け止めざるを得なくなる。私も死んだ家族の夢を今でも見る。正確な記憶ではないにしろ、その姿は脳裏に刻まれている。いつか来る終わりの日まで家族の影響というものは免れないのだろうし、それでいいんじゃないかと。本書の一番の収穫は、哲学者の著者と新聞記者の弟さんが揃って巨漢だと知ったこと。パワフル!
が「ナイス!」と言っています。
完敗
野生のアナグマを見たいと思った著者。原著は10年以上前でちょっと古いが、アナグマと英国人の関係をいろいろな方面から取材・考察している。博物誌的でも文化史的でもある。餌付けや虐待は保護論者には我慢ならないだろう。牛結核問題でアナグマ駆除かアナグマへのワクチン投与に期待かが政治問題に。前者は保守党、後者が労働党というのがいかにも。著者は中立を保ち、駆除を一部容認。アナグマのジビエを食べたり最後は妻子と共に生息地に引っ越す。関係ないが、現在の日本のクマ問題を思い浮かべつつ読了。
完敗
DXの説明はそれほど多くない。ガスや石油といったエネルギー産業の現在に至るまでの歴史、IT技術が関連したエンロン問題などに多く頁が割かれている。全体的に教科書みたいな本だが、何箇所か著者の主観が見られて興味深かった。
完敗
日本は八百万の神の国だから何を供養してもいいのだろう。外国の方が物は物として割り切る傾向があるようだが、そこを心の問題で飛び越えて供養してしまうのが日本人。人形の供養で僧侶がビビったのは面白い。日本人は不気味の谷が低いのだろうか。生物の供養は数多く取り上げられているが、所詮人間は他種の命を犠牲にして生存し続けているのだから後ろめたさは常について回る。そりゃ供養したくなる。色々と調べて回った著者も偉いと思った。
完敗
自己決定権がどこまで尊重されるか。現在の医学の理論や社会通念・法制度などとの対立。ただし著者の主張は穏健で、強い優生思想には反対している。着床前診断は日本では難しいので海外で受ける決意。一度の人生、自分らしい一生を求めて思考し続ける哲学者の佇まいを、我々凡人は心して受け止めるべきなのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/04/02(272日経過)
記録初日
2025/05/05(239日経過)
読んだ本
94冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
24841ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
93件(投稿率98.9%)
本棚
0棚
性別
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