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2025年1月の読書メーターまとめ

メルコ
読んだ本
6
読んだページ
1839ページ
感想・レビュー
6
ナイス
166ナイス

2025年1月に読んだ本
6

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

メルコ
100年以上まえに刊行されてから、デール・カーネギーなど多くの自己啓発書に強い影響を与えたという一冊。内容はきわめてシンプルな言葉でつづられている。しかし書かれていることをより深く理解するためには少しずつ読み進めなくてはならず、100頁にも満たない分量ながら読むのに時間がかかった。自己啓発書は書かれていることを実践することに価値がある。真の意味で実践応用していくには、また繰り返し読み込んでいく必要があると思う。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
6

メルコ
100年以上まえに刊行されてから、デール・カーネギーなど多くの自己啓発書に強い影響を与えたという一冊。内容はきわめてシンプルな言葉でつづられている。しかし書かれていることをより深く理解するためには少しずつ読み進めなくてはならず、100頁にも満たない分量ながら読むのに時間がかかった。自己啓発書は書かれていることを実践することに価値がある。真の意味で実践応用していくには、また繰り返し読み込んでいく必要があると思う。
が「ナイス!」と言っています。
メルコ
ペテルブルグを舞台に外国での治療を終えて帰ってきたムイシキン公爵や絶世の美女ナスターシャをめぐる物語。ロシア文学ならではの人物の名称のややこしさ、交錯する人間関係に頭を悩まされながらも読み進む。なかでも無垢な男ムイシキンの懊悩煩悶がすさまじく思わず引き込まれる。老若男女の登場人物がその内なる思いを爆発させるがごとく語る熱量に圧倒される。著者が経験した三角関係が元になったとされているが、これほどの物語にまで作り上げた構想力は凄まじい。何かと難儀な読書であるが、下巻まで読み遂げたい。
が「ナイス!」と言っています。
メルコ
太宰中期の戦時中に書かれたものを収録。「新釈諸国噺」は西鶴を題材にした作品集。「お伽草紙」は「瘤取り」や「浦島さん」など日本の昔話を元に想像を膨らませて再構築した作品。なかでも「カチカチ山」のおもしろさは抜き出ている。兎を16歳の少女、狸を中年男として作り直していて人間洞察とユーモアが冴えている。防空壕のなかから発想したというのも驚きである。戦時中検閲で自由な創作ができなかった時期の作品で、その苦労がしのばれる。それでも古典や民話を題材にして優れた作品を創り出した才能は真似できないものがある。
が「ナイス!」と言っています。
メルコ
およそ25年まえに読んで以来の再読。スコットランドの武将マクベスが魔女の予言を聞き、妻の示唆もあり王位を手にしようとその手を血で染めていく。シェイクスピアの戯曲のなかでもかなり短い物語だが、エッセンスが凝縮されている。表面的には悪意のない存在だった男が、権力の座がちらつくと悪の道を邁進していく。たびたびマクベスにお告げをする三人の魔女の存在も興味深い。これまで「マクベス」は観劇したことはなかったが、2025年は上演の予定がいくつかあるようである。いつか生で観劇してみたい。
が「ナイス!」と言っています。
メルコ
哲学の門外漢なので勉強してみようと手に取った。哲学者の名フレーズからその哲学の真髄に触れる構成。ソクラテス、アリストテレスからパスカル、カント、ニーチェ、フーコーなど古典から現代に至るまで43項目あげられている。それぞれ紹介されるのが3〜4頁ほどなので深いところまで知ることはできないが、入門編として読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
メルコ
ドストエフスキーのデビュー作。小心で善良なジェーヴシキンと薄幸の若き女性ワーレンカの往復書簡。貧しい二人の恋のやりとりがなんともいじらしい。往復書簡だが途中で長い独白になる場面がある。ともあれ著者の語りだしたら止まらない文章の熱量がすさまじい。圧倒されて前後の文脈を忘れて没頭してしまう。20代前半でこのような作品を作り出した著者の才能は桁が違う。「罪と罰」「カラマーゾフ」「死の家の記録」とドストエフスキーの作品を読んできたが、また長編にチャレンジしたくなった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/27(4770日経過)
記録初日
2012/01/07(4790日経過)
読んだ本
552冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
166935ページ(1日平均34ページ)
感想・レビュー
527件(投稿率95.5%)
本棚
8棚
職業
自営業
現住所
長野県
外部サイト
自己紹介

2012年から読書メーターに参加しており、13年が経ちました。
仕事の都合で、冬場にしか本を読んでいる時間がありません。
ですので、冬の間は読書漬けの日々を送っています。

他の方の感想を見るのを楽しみにしています。
自分の知らない本を知り、新たな世界を発見できるのを楽しみに
しています。

ここ数年のベストセレクトは、
2011年は、「楽園への道」(バルガス=リョサ) 
2012年は、「蜘蛛女のキス」(プイグ) 
2013年は、「ブラック・ダリア」(エルロイ)
2014年は、「アンネの日記」
2015年は、「ヘルマンとドロテーア」(ゲーテ)
2016年は、「アンダーグラウンド」(村上春樹)
2017年は、「こころ」(夏目漱石)
2018年は、「掏摸」(中村文則)
2019年は、「ヘヴン」(川上未映子)
2020年は、「きいろいゾウ」(西加奈子)
でしょうか。以前は海外文学中心でしたが、最近は日本のものが多くなってきています。

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