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2024年10月の読書メーターまとめ

アメヲトコ
読んだ本
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読んだページ
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感想・レビュー
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ナイス
121ナイス

2024年10月に読んだ本
15

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • どーなつのおへそ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アメヲトコ
1971年刊(原著60年刊)。学生時代に岩波文庫版で読んで深い感銘を受け、私の中では人生ベストワンというべき著作ですが、改めて著作集版で読み直してみてその思いを新たにしました。とりわけ冒頭の「対馬にて」の、映像が浮かぶような叙述は印象深く、現代の私たちが失ってしまった時間や空間の感覚を教えてくれます。なお「川目の話」以下の4章は著作集収録にあたっての増補で、こちらは文庫版には収録されていないものです。
iwasabi47
2024/10/29 04:02

著者が大学生院生時「忘れられた~」に出てくる土地へ行き、その登場人物の子供や孫から話を聴く内容になってますよ。

アメヲトコ
2024/10/31 10:19

ありがとうございます!

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

アメヲトコ

10月に入っても30度超えで参っていましたが、今日の雨でようやく少し涼しくなりました。 2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3485ページ ナイス数:140ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/177282/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
15

アメヲトコ
1984年単行本刊、91年文庫化、23年新版。朝鮮大邱に生まれ、大邱・慶州・金泉の三つの町で17歳まで育った著者の回想録。著者にとっては朝鮮こそが故郷でありながら、その故郷とは日本が他国から奪い取ったものであり、当時としてはリベラルな環境に育った著者は成長するにしたがってその構造に気づき葛藤していきます。当時の朝鮮の風土や人々の描写の細やかさに著者の深い思いがうかがえる一冊です。
が「ナイス!」と言っています。
アメヲトコ
1971年刊(原著60年刊)。学生時代に岩波文庫版で読んで深い感銘を受け、私の中では人生ベストワンというべき著作ですが、改めて著作集版で読み直してみてその思いを新たにしました。とりわけ冒頭の「対馬にて」の、映像が浮かぶような叙述は印象深く、現代の私たちが失ってしまった時間や空間の感覚を教えてくれます。なお「川目の話」以下の4章は著作集収録にあたっての増補で、こちらは文庫版には収録されていないものです。
iwasabi47
2024/10/29 04:02

著者が大学生院生時「忘れられた~」に出てくる土地へ行き、その登場人物の子供や孫から話を聴く内容になってますよ。

アメヲトコ
2024/10/31 10:19

ありがとうございます!

が「ナイス!」と言っています。
アメヲトコ
2021年刊。江戸城の空間と儀礼の関係について分析した論集。江戸時代というのは超格式社会で、将軍に謁見するにもどの部屋の畳何枚目でというレベルまで格式に応じて決まっていて、将軍の発する言葉まで細かく差別化されていてまことにすさまじい。基本的に将軍というのは遠い遠い存在として演出されるのですが、例外的に「お人払い御用」では将軍と二人きりで直接言葉を交わせるというこのギャップ! 人心掌握のための制度の巧みさには驚かされます。
iwasabi47
2024/10/24 18:01

江戸宮廷政治って、どっかで見たことを思い出しました。

アメヲトコ
2024/10/24 19:31

はい、この本でもそういう評価でした。

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アメヲトコ
2023年10月刊。近世の多様な文化について取り上げた巻です。プロローグでは「重層と複合」論を引いて諸身分間の競合と棲み分けを論じていますが、その点では第2章の市屋道場金光寺をめぐる諸関係の分析や、第4章の学問の担い手の横断的な分析などは興味深かったです。
が「ナイス!」と言っています。
アメヲトコ
2024年10月刊。この巻は国王が好き勝手やっていた時代のイギリス・フランス・ドイツ(プロイセンとオーストリア)・ロシアを扱います。16世紀から18世紀までをテンポ良く扱うので、登場人物の入れ替わりが結構激しい印象。どうでもいいですがルイ14世とかマリアテレジアは実物よりもだいぶシュッと描かれているような。
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アメヲトコ
2013年刊。「空間」に関わるならばどんな内容でもよいというルールをもつ空間史学研究会の2010年・11年の研究会・シンポジウムの内容をまとめたもの。分野は建築史・美術史・思想史・文学まで多岐にわたりますが、それぞれの「空間」の捉え方の違いが面白いです。個人的には宗教と表象を扱った論考を興味深く読みました。
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アメヲトコ
2022年9月刊。那覇空港の宮脇書店で購入。沖縄離島の路線バス全線走破を目指した紀行です。鉄道とは異なりバス路線は道に拘束されません。それだけに時間帯や乗客の状況に応じたルートの組み換えが「柔軟に」行われ、それが全線走破を目指すさいの大きなハードルとして立ち現れてくるのが面白いところ。島ごとの路線図も載っていますが、宮古島や石垣島など何がどうなっているやら、これを解き明かすのは相当難しそう。食文化についてふれたコラムも面白く、「寿司天ぷら」(寿司に衣を付けて揚げる!)などはなかなか衝撃。
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アメヲトコ
3部作の最終巻。戦争は終わり、この物語に登場する人たちの何人かもベルリンに帰ってきます。けれどもそれぞれが何を見てきたか、何を体験してきたかで「正義」も異なるのも事実。再出発への希望と前途の多難さを描きつつ物語は一応の終幕を迎えます。その後の分断されたドイツの話は著者の別の三部作で描かれるようですが、こちらも邦訳が俟たれるところ。
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アメヲトコ
物語はいよいよ第3部へ。舞台は敗戦間近のベルリン。度重なる空襲が終わったかと思ったら今度はロシアが登場、仕返しとばかりに市民にも襲いかかります。ザウアーの手のひらを返すようなふるまいは、はだしのゲンに出てくる町内会長のようで、どの国にもああいう手合いはいるものですね。
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アメヲトコ
1970年刊。本巻には1942年から68年までの民間の年中行事に関わる5篇を収録。ここで紹介される季節季節に行われた習俗のどれくらいが果たして生き残っていることでしょう。青森のねぶたが「眠た」で眠気払いであった、節分で播かれる豆は本来供物であったなどの指摘も興味深いところ。
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アメヲトコ
2024年7月刊。德川家宣・家継政権のブレーンとして正徳の治を推進した新井白石の評伝。一般には儒学者としてのイメージが強いですが、本書では彼の自意識が学者よりも武人にあったことに着目します。とりわけ公武関係の解釈のありようは近世後期以降の理解とはまた異なっていて興味深いところ。
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アメヲトコ
2024年10月刊。22年ぶりにリニューアルされたという集英社版の世界の歴史はコンパクトサイズになって本棚的にはありがたい。この巻は主に第二次世界大戦を扱いますが、国連の成立過程やブレトンウッズ体制まできちんと説明しているのがよい。
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アメヲトコ
2023年5月刊。天武天皇の飛鳥浄御原宮を中心に、古代の大極殿について論じた一冊です。発掘成果をもとに諸殿舎の同定を行っていくくだりなどが面白いです。それにしても飛鳥浄御原宮の大極殿は、宮の中心軸から外れた位置にあったり、脇側に門が開いていたり、大極殿前にあまり空間が設けられていなかったりと、これまで漠然とイメージしていた姿と違うのですね。
が「ナイス!」と言っています。
アメヲトコ
99年刊。タイトルからの印象に反して、実際にはこの2人は1世代ほどの年齢差がある(康熙帝が30歳年長)のですね。内容的には日清貿易の変遷が半分強を占めますが、第6章の「吉宗と漢籍」が私自身が当初読みたかった内容に近かったです。吉宗の旺盛な学習意欲には驚かされます。
が「ナイス!」と言っています。
アメヲトコ
下巻はいよいよ運命の1933年に突入。ヒトラーがまさかの首相就任を果たし、国会放火事件を奇貨としてその牙を剥き始めます。まさかそこまではやらないだろうという心理を突いてくるのがサイコパスの怖さ。我々はその後の歴史の展開を知っているので、主人公たちがこの後どうなってしまうのか不安でしかなく、いよいよ最終部の1945へ進んでいきます。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/29(4682日経過)
記録初日
2012/01/29(4682日経過)
読んだ本
1779冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
498739ページ(1日平均106ページ)
感想・レビュー
1683件(投稿率94.6%)
本棚
15棚
性別

参加コミュニティ1

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