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2024年9月の読書メーターまとめ

アメヲトコ
読んだ本
11
読んだページ
3485ページ
感想・レビュー
11
ナイス
140ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月のお気に入り登録
1

  • うえぽん

2024年9月のお気に入られ登録
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  • うえぽん

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アメヲトコ
1967年発表、72年邦訳、24年7月文庫化。舞台は19世紀前半~20世紀前半の南米コロンビア、マコンドという架空の村を舞台に、村と消長をともにした一族五代を描いた小説です。怒濤のようにたたみかけられるエピソード、一癖も二癖もある登場人物たちの勢いに呑まれる感じ。場所は全然違いますが古事記神話のノリにも近いような。似たような名前の人物が何度も登場するので、冒頭にある家系図は助けになりますが、あまり見るとこれ自体がネタバレになってしまうかも。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

アメヲトコ

今年のもう3分の2が過ぎ去ったという事実に向き合って生きていく 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3254ページ ナイス数:116ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/177282/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
11

アメヲトコ
2024年9月刊。壬申の乱に勝利した専制君主というイメージの強い天武天皇ですが、それは本当に実像なのかと問うのが本書。王権簒奪者としての後ろめたさ、吹けど踊らぬ官僚たち、後継体制への不安など、人間らしい天武の苦悩に、少し親近感が湧きました。
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アメヲトコ
ベルリン3部作の第2部。1933年とはヒトラーが首相に就任して独裁を始める年。上巻はその前年から始まります。主人公は成長したハンス、社会民主党と共産党が互いを攻撃しあう中で、第3勢力としてのナチ党がじわじわと影響力を拡大してきて、それはハンスの周辺の人たちにも及びます。ナチ党に染まってしまったある登場人物、何者でもないコンプレックスを抱えていた彼がヒトラーの強い言葉に万能感を得てしまうくだりなどは、現代の陰謀論者を見るようできつい。
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アメヲトコ
1985年NHKブックス刊、2024年5月増補文庫化。仏陀の誕生から7世紀頃までのインド・パキスタン・アフガニスタンの仏教世界の都市・建築史を、著者自身の調査経験も踏まえて綴った一冊です。考古学的成果もふんだんに紹介され、この世界の建築文化の豊かさに驚かされますが、イギリスの遺跡への雑過ぎる扱いやガンダーラ周辺の無軌道な都市化、タリバンのバーミヤーン石仏爆破など、人為的な原因で少なからぬ遺産が永遠に喪われてしまったことは悔やまれるばかりです。
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アメヲトコ
2023年12月刊。国鉄の歴史をその前後の時代も含めて概説した一冊。全国的なネットワークの整備が基軸で、大都市に偏重することなく国土の平等な発展を目指すという哲学には共感するところもありますが、いかんせん巨大組織過ぎるがゆえの縦割り構造や激しい労使対決、公社ゆえの国家の介入などの弊害を見ると分割もやむなしであったかと思います。その国鉄解体のとどめが田中角栄の発病(85年)であったというのが何とも。
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アメヲトコ
上巻からつづく。11月革命後のドイツにおける内戦状態からスパルタクス団の潰滅までが描かれます。貧困地区にある主人公たちの周辺はスパルタクス団側について戦いますが、その思想は過激かつ独善的で、個人的にはあまり共感できず。このときの混乱がナチス擡頭とどう絡んでくるかについては次のベルリン1933で。
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アメヲトコ
2023年5月刊。北魏王朝を中心に鮮卑拓跋氏の歴史を描いた一冊です。鮮卑というと北方遊牧民(胡)の出自ながら次第に漢化して呑み込まれていくというイメージがありましたが、本書ではそれだけでなく胡が中華をいかに変えたかについても着目します。著者がその一例として挙げる、食用の対象としての犬からペットとしての犬への変化という指摘は面白い。ちなみに著者は漫画好きなのか、ちょいちょい小ネタが挟まれます。
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アメヲトコ
原著1984年、2006年邦訳、20年文庫化。ベルリン三部作の一作目、舞台はベルリンの貧民街、13歳の少年ヘレを主人公として、第一次世界大戦末期の11月革命とその後の混乱が描かれます。スパルタクス団とかローザ・ルクセンブルクなどは大昔世界史で覚えたのを思い出しました。下巻に続く。
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アメヲトコ
2023年8月刊。東は日本、西はバーミヤンまで、アジア各地15ヶ所の仏教建築を紹介した一冊。ラオスやスリランカ、バングラディシュなど、ふだんあまり紹介されない国も出てくるのが嬉しい。欲を言えば各論だけの構成なので、全体を比較整理するまとめの章があると良かったです。
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アメヲトコ
1997年刊。藤田東湖の人生を一般向けに分かりやすく描いた評伝。山あり谷ありの激しい人生で、その最期も劇的(安政江戸大地震のさい老母を庇って圧死)。地震なかりせばと思いますが、生き延びていたとしても安政の大獄でやられてしまったかな。山内豊信の号を「忍堂」から「容堂」に改めさせたというエピソードがいかにもこの人らしい。
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アメヲトコ
2023年10月刊。本巻は身分社会の中での人々の生き様が取り上げられます。公的な建前とトラブル回避のための方便の絶妙な使い分けが近世らしいところですが、遊所におけるそれは搾取の隠蔽そのものでもあり、暗然とするところも。
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アメヲトコ
1967年発表、72年邦訳、24年7月文庫化。舞台は19世紀前半~20世紀前半の南米コロンビア、マコンドという架空の村を舞台に、村と消長をともにした一族五代を描いた小説です。怒濤のようにたたみかけられるエピソード、一癖も二癖もある登場人物たちの勢いに呑まれる感じ。場所は全然違いますが古事記神話のノリにも近いような。似たような名前の人物が何度も登場するので、冒頭にある家系図は助けになりますが、あまり見るとこれ自体がネタバレになってしまうかも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/29(4682日経過)
記録初日
2012/01/29(4682日経過)
読んだ本
1779冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
498739ページ(1日平均106ページ)
感想・レビュー
1683件(投稿率94.6%)
本棚
15棚
性別

参加コミュニティ1

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