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2026年10月の読書メーターまとめ

み
読んだ本
12冊
読んだページ
3321ページ
感想・レビュー
12件
ナイス
151ナイス
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2026年10月に読んだ本
12

2026年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

み
ファイル1の『八つ墓村』から順に読んでいる。なんだかだんだんスケールが小さくなっていく気がする。面白いんだけれども、なんとなくの予想の範囲で話が終わってしまう。ラジオが効果的に使われているのと、戦火を経ての磯川警部との再会は印象的。
が「ナイス!」と言っています。

2026年10月の感想・レビュー一覧
12

み
いま疾病に苦しんでいる人達のために役立つ本ではないかもしれない。しかし、障害をかかえて生きる人達や子育てに悩んでいる人達にとっては、自身や子供に対しての見方・感じ方が変わるかもしれない本。この本で語られていることは、サイエンスやエビデンス・ベースド・メディスンではなく、アートなのだと思う。
み
ファイル1の『八つ墓村』から順に読んでいる。なんだかだんだんスケールが小さくなっていく気がする。面白いんだけれども、なんとなくの予想の範囲で話が終わってしまう。ラジオが効果的に使われているのと、戦火を経ての磯川警部との再会は印象的。
が「ナイス!」と言っています。
み
序文の「(前略)リズムと拍子は異なる由来をもち、その本質の相反性は生命と精神の対立から派生する(後略)」(p6)に本書の内容は要約される。解説(pp127-140)で、訳者は著者の結論に対し疑問を投げかけ、提案(精神と生命の交互反応の場がリズムであり、その交互反応により緊張した調和に次第に達していくほどに更なる生命の充実とより深い感動が得られるのでは)も行っており、優れた演奏は楽しさや喜びだけでなくぞくっとするような緊張感や鬼気迫るものでもあることを考えると、この提案には頷けるものがある。
み
西洋哲学において他我をめぐる議論は不在であったが、二十世紀の現象学の出現とともに考察が行われるようになった、と西洋哲学史をたどりつつ、日本的「心」の概念は他者への思いやりも意味し、今日の西洋哲学が直面している問題に対応しうる概念でもあるだろう、と可能性を示すところで終わっている。この本の刊行は一九九〇年。各種の分断がすすんでいる今の日本では「心」の概念も変質している気がする。今一度他者に思いを馳せる言動と行動に立ち返りたい。
み
真犯人は最初からどう考えてもその人しかいないだろうという奴なんだよね。動機から考えてそいつが一番疑わしいし、それで終わったらすごくつまらない殺人事件。しかも、冒頭ですでにそいつは捕えられていて、そこに主人公が接見しにいくところから物語は始まる。ところがどっこい。第十一章(pp190-217)で全てが覆される。主人公がこの先どう生きていくのかは、まあ主人公が選ぶことだしなあ。それでいいんじゃないかなあ。
み
第二部は昭和四十年代の東京が舞台。第一部の登場人物達の子にあたる人々が次々と登場し、いかにも探偵小説な結末にたどりついたあと、「エピローグ」(pp428-443)を読んでひっくり返るという構成。正直いって第一部よりはかなりスケール小さくなった話だなあと感じたので、瀬戸川猛資の「ワーグナーも可哀そうだ」(p447)という酷評には大笑いしながら同意してしまいそうになるのだが、それは高木があまりにもワーグナーを下敷きとして使いすぎたゆえの解釈な気がする。この作品の真価は「エピローグ」にあるのだろう。
み
ウィトゲンシュタインと古田徹也を引用しつつ著者は、子どもが嘘をつくようになるのは、その子が自らの心(内面)をもつようになったことであると述べる(pp200-201)。そして、正直であることは、内面での葛藤があるうえで、他人に対して嘘のない生き方をしたいという選択であると同時に、己を大切にし、自分らしくありたいと切望する選択でもあるのだと述べられる(p209)。著者は第二章で遠藤まめたの著作を引用しているのだが(pp110-113)、最後まで読んでその真意がわかった。
が「ナイス!」と言っています。
み
お前はいつまで孫の立場や娘の立場で甘えているつもりなんだ? と思いながら読んだ。父親にしても、まあクズには違いないが、過去への責任は金で払い続けてきたのだ。主人公はすでに就職し、一方、新しいパートナーとの間にできた子はまだ小学生だ。主人公に対しても、とっくの昔に別れた妻に対しても、月々の支払いをする義務は最早なかろう。あくてえをつくのは、あくてえをつける相手に精神的にも経済的にも依存しているからだ。つまり、主人公は、まだ自立できてないお子ちゃまなんだな。
み
皇室がスイス銀行に預けた秘密財産の管理を任されヨーロッパに滞在していた海軍少将・鈴木高徳の手記という形をとっている。水島直樹という外務省一等書記官が殺され、これはいわゆる密室殺人ではないか? と日本とロシアの混血児という設定の山戸小太郎が語りはじめたあたりで、お? と思い、ナチスの面々がその地金を出しはじめてからはぐいぐいと物語に引き込まれた。第二部のオビに太田忠司が書いている惹句によると、続けて第二部を読むと「(前略)世界がガラガラと崩れる音(後略)」がするそうなので、それを楽しみに読み継ごうと思う。
み
ネタバレ人気俳優が薬物疑惑でマスコミや動画配信者らに追いかけられるなか生じた、飲み屋街での、ちょっとした不思議な事件の数々。お酒と薬物。お酒は合法で、薬物は非合法。もちろん、どちらに親しまずとも楽しく幸せに日々を送る人々もいる。しかし、酒がなければ日々が楽しくない人々もいるのだ。彼等は許されざる罪深い人々なのか? 酔って過ごす一夜。いくら会話を交わしても、明日にはきっと全て忘れている。でも、今、この瞬間に誰かと会話を交わしているのが、とても楽しい。「(前略)お酒飲んで全部忘れて、全部楽しいの」(p104)。
み
現象学への関心から手に取った。ピクニック中、望遠鏡で見た風景と自身の目で見た風景の色彩の違いについてエッカーマンが発した言葉に対し、「(前略)そうだ、主観というものは、どんな現象の場合にも、思ったより重要なのだ。(後略)」(p415)と答えるゲーテ。「(前略)国民文学というのは、今日では、あまり大して意味がない、世界文学の時代がはじまっているのだ。(後略)」(p352)と語るゲーテ。こういう人を師として過ごす日々は、著者にとってとても楽しく有意義な日々だったんだろうということが行間から伝わってくる。
が「ナイス!」と言っています。
み
前作よりギャグ多め。太宰よりも、西村賢太に近い気がする。でも西村賢太ほど自分はクズ男だと自覚したうえで振る舞うことすらできず、むしろ自分がこの世の中で唯一まともな人間だと信じこんでいるようなのがタチ悪い。現実世界で同じ職場や町にいたら、できるだけ接触したくないタイプ。でも、そんな主人公にも一応付き合ってくれる女達はいるのよね。三人も。うち一人はただ家族のコネで紹介された段階で終わってしまった女性だけど、その人が主人公に次々と突き刺してきた言葉こそ、主人公の今後のためになる言葉だったのになー。もったいない。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/10/16(20日経過)
記録初日
2026/01/01(308日経過)
読んだ本
136冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
36373ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
132件(投稿率97.1%)
本棚
20棚
性別
女
年齢
51歳
職業
専門職
自己紹介

アラフィフ医療職🏳️‍⚧️

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