東京第一銀行長原支店を舞台にした連作短編集。イノッチ主演のドラマを見て、原作が未読だったことに気が付き読む。ドラマはよく出来ていたけど、原作のほうが終わり方がいい。甘くない。リアル。最近は勧善懲悪が多い池井戸氏だが、初期作品は、銀行で実際にあったであろう話が生々しく描かれているようだ。

加賀刑事シリーズの本格推理。『どちらかが彼女を殺した』に続く推理クイズ。自分は苦手。巻末の推理の手引きを読むのも苦痛。読んでもわからない（ちゃんと考えることを頭が拒否している）。もうやだ。結婚相手を殺された悲劇のヒロイン美和子、穂高のどこに魅かれたのかも謎。この作品の加賀刑事は頭が切れるというだけで、魅力を感じない。

新刊の前に８巻から読み返す。孤児院の院長の正体。キリコとマルの過去。少しずつ判明するものの、わからないこと多し。もどかしい。

引き続きレオの過去。これがアルテの存在の大きさを表していると感じる。なんて上手いんだ！すごいぞ大久保さん。

生きている。生きていく。それは自分以外の人間との関わりを避けて通ることはできない。いいことも、辛いことも。平穏な時も、嵐の時も。仲良しだった弟と分かたれた現在。和解はあるのか。

興味深く読む。自分の知らない世界ではあるが、資産家の楽しみってこの程度かとも思った。帯はあおり過ぎ。

神奈の死後、すっかり忌部と仲良しになったようで良き。しかし肝心の古代史が頭に入ってこない。この巻は物部氏についてのみ、自分に残っている。『日出処の天子』のおかげかな。

東京第一銀行長原支店を舞台にした連作短編集。イノッチ主演のドラマを見て、原作が未読だったことに気が付き読む。ドラマはよく出来ていたけど、原作のほうが終わり方がいい。甘くない。リアル。最近は勧善懲悪が多い池井戸氏だが、初期作品は、銀行で実際にあったであろう話が生々しく描かれているようだ。

ネトフリでアニメを見終わったタイミングで再読。初めて読んだとき、これはすっと手元に置いておこうと思った。再読してみて、自分はもういいけど孫に残しておこうと決めた。歴史を修正することなく、人を助けるタイムパトロール。歴史上の大人物ではなく、その時代を懸命に生きている普通の人達を。F先生の後書きによれば、連載を終えていないとのこと。まだまだ描きたいネタがあったんだな。読めないのは残念。

情報が項目ごとに整理され、読みやすい。でもどこかで聞いたような認知症対策が多い。目新しい情報は少ない。だがわかっちゃいるけど出来ないことの多いこと。とは言え自分自身をコントロール出来なくなることの恐怖から、少しでも心がけなければ。