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2024年10月の読書メーターまとめ

綾
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7910ページ
感想・レビュー
30
ナイス
430ナイス

2024年10月に読んだ本
30

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

綾
五代目市川團子を応援しているので、團子が敬愛する祖父(三代目市川猿之助)のことを知りたくて読む。團子が祖父の話をするとき、うっかり「じいじが……(あっ!)」となる瞬間がめちゃくちゃ愛おしい。亡き猿翁はかつて、幼い團子を指差し、「僕以上の俳優になるよ」と言った。9月の「新翔 春秋会」ではスタオベが起きていた。團子は愛されている。直向きな姿に応援したくなる。彼の成長を見守ることができる僥倖を噛み締めたい。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

綾

昨日は、京都市勧業館みやこめっせで開催の「石ふしぎ大発見展」に行ってきたよ!かれこれ5回目となると、贔屓のお店もでき、滞在時間が伸び、会場を回り切っていないのに3時間が過ぎ、足腰がガクガクし、精も根も尽き果てました。お手頃な価格の鉱物をたくさん購入し、満足である。

昨日は、京都市勧業館みやこめっせで開催の「石ふしぎ大発見展」に行ってきたよ!かれこれ5回目となると、贔屓のお店もでき、滞在時間が伸び、会場を回り切っていないのに3時間が過ぎ、足腰がガクガクし、精も根も尽き果てました。お手頃な価格の鉱物をたくさん購入し、満足である。
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2024年10月の感想・レビュー一覧
30

綾
本書に集めた5作品の中で、4作は十返舎一九の作。一九は原稿料のみで生活した日本初の「プロ作家」だといわれている。「当時の読者には草双紙の特殊な読み方があった。本を読む前にまず絵を見てこれがどういう話なのかを自分なりに想像した。そして、実際読んでみた時、自分の想像が合っていたかどうかが、一つの楽しみであった。」……へえ!『化皮太鼓伝』の絵師は歌川国芳。「錦絵などにくらべるとやはり粗雑で類型的」とはいえ、さすがの画力だ。巻末に翻刻がついており、草双紙の内容も読める。
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綾
興味のあるテーマなのに、著者の筆力と私の読解力の相性が悪いのだろう、理解が難しい……著者の講演を聴いたこともあるが、その時も何が言いたいのか、いまいち伝わらなかった。とことん相性の問題である。残念だ。明治の錦絵が担っていた政治的役割について、もう少し深く知りたい。木下直之の名前があがっていたので検索したら『股間若衆』の人かい。
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綾
数億年のサイクルで超大陸の分裂と再集合を繰り返し、現在は2億年前のパンゲア超大陸が分裂する途中であるといわれている。1億5000万年後には日本列島は消滅し、2億5000万年後には新・超大陸が出現すると予想されている。新しい超大陸の支配者は「陸上で暮らすイカ」ではないかと想像する研究者もいる……なんでイカ?そこが気になる!
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綾
【再読】「たとえ役に立たない小さな命でも、存在することに意味があるの」現代社会で生きる人たちが必要としている言葉だと思う。『猫弁と魔女裁判』をもって第1シリーズは幕を閉じるけど、第2シリーズあるんだもんね?またドラマ化しない?キャストは変えなきゃだめだと思うけど。
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【再読】「先生といる人が、幸せになるんじゃないかな」透明人間こと沢村透明が百瀬太郎に伝える。救えた命より、救えなかった命を数えてしまう百瀬太郎。幸せって難しい。第1作目で登場した野口美里がいい人なんだよな!
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綾
【再読】「百瀬くんは、ラッキーだ」秋田で靴屋を営む三千代は、亜子が「人を幸せにする才能を持っている」と言う。百瀬太郎は「彼女に出会えてよかった。彼女に見つけてもらえて、自分はラッキーだった。」と内心思っている。言葉にしなさい。相手に伝えなさい。
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綾
【再読】2013年にドラマ化、観たっけ?「透明」と買いて「すけあき」と読む。どんな名前だよ!「頭の良さは生きやすさと比例しない。」は真実だよな……
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綾
【再読】2012年のドラマ化(タイトルは『猫弁〜死体の身代金〜』)では、百瀬太郎を吉岡秀隆、大福亜子を杏をキャスト。え、この作品もはや10年以上前⁉︎吉岡秀隆が演じる猫弁こと百瀬太郎の「もっともっと?」が強く印象に残っている。世界的なアパレルメーカーが展開する早くて安いファストファッションが嫌いな私は、事ある毎に「もっともっと?」と自分自身に問い続けている。
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綾
富永仲基は、18世紀を生きた大坂の町人であり、市井の学者。その当時、世界の誰一人として見えていなかった「仏教経典の変遷経緯を喝破する」という偉業を成す。『出定後語』は、学術的に大乗非仏説を論じた世界最初の書だ。独創的で、長い間にわたって理解されず、早熟・早逝の人生だった。享年31歳。釈徹宗先生は、仲基が見据えていたビジョンは、カントやヘーゲルと同じものだと言う。釈先生の見識の広さにも驚かされるのだが。
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綾
五障三従や変成男子などの仏教的な女性蔑視観は、いつごろ普及したのか。平安王朝時代には、京の都の貴族社会という極めて限定された範囲にのみ見られる。鎌倉時代に京都を離れて在地へと広がり始め、南北朝から室町時代にかけて女性の政治的、財産的な地位が低下、室町末期には女性差別観が地方にも普及した。「社会的な女性の地位の変化が先にあって、その後に、女性観の変化が生じたということがあらためて確認できよう。」
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明治初期の外交官(当時は「交際官」)は特別な資格試験もなく、ほとんどが新政府樹立に中心的役割を果たした藩の出身者から登用された。「外部からの飛び入り人事」の最たる例として、旧支配層である大名およびその一族から7名を紹介する。時の権力者の「ツルの一声」で決まったとされる彼らの内、榎本武揚は藩主でも公家でもない。戊辰戦争で賊軍の将だった彼と黒田清隆との関係は胸が熱くなる。榎本武揚のことをもっと知りたくなってしまった。
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「じつは江戸時代、武家屋敷で働く人間の半数以上は正規の藩士ではなく臨時雇いだったといわれている。」現代社会では約4割が非正規雇用者といわれているので、現代よりひどい!江戸時代にも口入屋という人材派遣業社が多く存在した。請負先と奉公人の双方から斡旋料をとっていたらしい!
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『閑中忙あり』に登場する「トノサン」は元殿様だから「トノサン」なんだな。そう言えば、河合敦先生の本に『殿様は「明治」をどう生きたのか』というタイトルのものがあったな。今度読んでみよう。はつ(女中、元洋妾)はトノサンに惚れている(トノサンには許嫁がいる)。身分制度があった江戸時代であれば、出会わなかったふたりかもしれない。杉浦日向子の漫画を実写化してほしいな。
綾
2024/10/17 20:35

井之脇海!お殿様感ありますね!

Shoko
2024/10/17 21:09

お殿様、似合いそうですよね🤭

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綾
美人画の蒐集で知られる福富太郎のコレクションの日本画から100点。「コレクター福富太郎の眼」(2021年・あべのハルカス美術館)はとても好きな展覧会だ。また開催してほしい。福富太郎が好きな美人画は私も好きだ。「キャバレー王」と呼ばれた福富太郎でさえ、貧乏な時代には絵を集めるために金を貯めようと、酒タバコ道楽ギャンブル旅行を一切しない、好きな物も食べない、タクシーに乗らない、靴は一足のみ、と徹底していたんだな。
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綾
市川市東山魁夷記念館の開館15周年を記念して開催された特別展「日本画と歌舞伎の世界−東山魁夷と近代日本の名画」の図録兼書籍。歌舞伎座と明治座を彩る珠玉の名画コレクションを紹介。六世中村歌右衛門(揚巻)の裲襠は東山魁夷をはじめ山口蓬春らの筆による(六世歌右衛門の愛犬スピッツのクマちゃん、かわいい)。その他、筋書表紙絵や緞帳など(余談だが、山川秀峰、伊東深水、寺島紫明を清方門下三羽烏と呼ぶんだ?)。
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綾
イ・ビョンホンとキム・テリが主演の韓国ドラマ『ミスター・サンシャイン』を観て、近代の戦争に興味を抱くようになった。なぜ、日清戦争と日露戦争が朝鮮という場を巻きこんだのか、その理由が朧げながら理解できた(ような気がする)。「文明と野蛮の戦争」「自国の国民を幸せにできないロシアの専制政府という評価」など、為政者や国民が「だから戦争にうったえなければならない」「だから戦争はやむをえない」という感覚をもつようになる論理の道筋に巻き込まれずにいられるだろうか。【備忘録:要再読】
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綾
「流行から遠ざかり、「無難が一番」に徹し、「無趣味」とか「センスが悪い」以前に、「センスがない」と思われている「日本のお父さん」の原型が、兼好法師」で、「アウトレットで派手なブランド物を買って亭主に着せたがる「日本の女房」の原型は、清少納言」(笑) 清少納言的な女と兼好法師的な男が結婚した結果が、「現代日本の平均的な中流夫婦像」…若い頃はモテたのよ!と自負する女(実際にはモテていない)が最終的にはうだつが上がらない男と結婚するのはこれか(笑)
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綾
NHKラジオ「宗教の時間」の「柳宗悦 美は人間を救いうるのか」を聴いている。若松英輔の解説がわかりやすい。柳の文章を読んで、私は柳の思想に手が届かないことを思い知った。水尾比呂志の解説にある…阿弥陀如来の第4願「説我得仏 国中人天 形色不同 有好醜者 不取正覚」(もし私が仏になる時、人びとの形や色が同じでなく、好き者と醜き者とがあるなら、私は仏にはならぬ)の、「好醜」を柳は「美醜」と受取り、仏の国には美醜の二はないのだ、と解した。「不二美」が究竟の美の境地である…に感涙した。
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綾
著者は市川新之助(十三代目市川團十郎)を絶賛していた記憶があるのだが、「事実、私はあの新之助時代を超える舞台に、いまの海老蔵ではまだ出逢えずにいる。」と書いているのが興味深い。團十郎襲名についてはどう考えているのだろう。芸談とは突き詰めれば役者たちの「先人へののろけ」という。今は若い歌舞伎役者たちが、今後どのような芸談を語ってくれるのか、楽しみである。
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綾
第一印象は、「声に出して読みたい日本語」だ。昨今、触れ得ていない格調高き文章だ。柳宗悦が序において、「工藝の美」と題した篇だけを読まれればよいと書いているので、それのみ読んだ。私は今はまだ柳の思想に手が届かない。もっと、ずっと成熟を必要とする。また、ここに戻ってこようと思う。いつの日か。
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綾
五代目市川團子を応援しているので、團子が敬愛する祖父(三代目市川猿之助)のことを知りたくて読む。團子が祖父の話をするとき、うっかり「じいじが……(あっ!)」となる瞬間がめちゃくちゃ愛おしい。亡き猿翁はかつて、幼い團子を指差し、「僕以上の俳優になるよ」と言った。9月の「新翔 春秋会」ではスタオベが起きていた。團子は愛されている。直向きな姿に応援したくなる。彼の成長を見守ることができる僥倖を噛み締めたい。
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綾
五代目市川團子を応援しているので、團子が敬愛する祖父(三代目市川猿之助)のことを知りたくて読む。團子の高身長は誰の遺伝子なのかなあ。祖父も曽祖父も高祖父も、身長は160センチ台である。以前にこの著者の本を読んだときにも感じたが、文章が読みにくいし、内容にもおもしろさを感じない。私は相性が悪いようだ。
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綾
「博覧会と差別」という展示を観に行ったときに、パネルの一つに柳宗悦の名前を見つけた。会場の方に質問をしたときに、『近代日本の民間学』に柳宗悦が紹介されていると教えていただき、読むに至る。柳宗悦が生涯、美について語り続けながら、美術品の重要な一分野とふつう目されている武具については触れなかったことを知り、ハッとした。美と平和は結びついている。
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綾
著者が4歳の頃、つなごうとした手を振り払われた時から、母とのきつい関係が始まる。母を愛さなかったという負い目、母を好きになれないという自責の念から解放されたことはなかったと語る。認知症の母を老人ホームに入れた。母を金で捨てた。母を見捨てた罪悪感。ある日、思ってもいない言葉が出る。「ごめんね、母さん、ごめんね」母はこたえる。「私の方こそごめんなさい。あんたが悪いんじゃないのよ」著者は、何かにゆるされたと感じた。「神様、私はゆるされたのですか。」
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そういえば、2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』では、清少納言と藤原行成の関係は描かれていなかったな?藤原斉信とは男女のいい関係のように描写されていたが。寝起きの紫式部に、藤原道長が女郎花を渡すエピソードが載っていたが、なぜ女郎花?「たわむれの恋の相手」を意味することが多い花らしいし、しおれたり傷ついたりしたときは、蒸れた足の裏の臭い、あるいは履きつぶした運動靴の臭いのような悪臭を発しますよ?
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綾
イ・ビョンホンとキム・テリが主演の韓国ドラマ『ミスター・サンシャイン』は、日清戦争と日露戦争の間の韓国が舞台だ。ちなみに、日露戦争は漫画『ゴールデンカムイ』の登場人物たちのバックグラウンドでもある。司馬遼太郎の『坂の上の雲』に触れ、小説はあくまでも小説であり、歴史上の事実つまり史実とは違うものであると強調する。歴史小説に書かれていることを実際の歴史上の史実だと思い込む人は多いらしい(マジかよ)。司馬氏は映像化には難色を示していたそうだ。
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綾
イ・ビョンホンとキム・テリが主演の韓国ドラマ『ミスター・サンシャイン』は、日清戦争と日露戦争の間の韓国が舞台だ。時代背景が知りたくて読み始めたけど、近現代の知識があまりにもないため、理解には程遠い。「日本の朝鮮支配は苛酷で、朝鮮民衆は鴨緑江を越えて中国東北部(いわゆる「満州」地域)に逃げ込んでいく。」キム・テリが演じる両班のコ・エシンもドラマのラストで満州に向かっていた。「自分の生活文化と異なったものを自覚した時、優劣を腑分けし、戦闘と殺戮を正当化する意識操作を開始する。」人間はなんと愚かな生き物か。
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一条天皇の即位における、『大鏡』の「髪つきたるものの頭の、血うちつきたる」をはじめ、犬の死骸、犬矢(糞)、人間の死体を置く「嫌がらせ」の頻度が高い。「嫌がらせ」レベルではないと思うが。また、疫病の発生、内裏の焼亡も頻繁にある。中関白家の人びとと家庭的な雰囲気の中で過ごした10代前半は、一条天皇にとって最も幸せな日々だったのではないだろうか。一条天皇は31歳でこの世を去る。辞世歌は彰子に対して詠んだといわれているが、彼は最期に定子を思い出しただろうか。
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綾
光熱費の高騰により、不足する運営費を充足するために「地球の宝を守れ」というスローガンを掲げて大規模なクラウドファンディングを行った国立科学博物館。目標額1億円を大幅に超える9億2千万円を集めたことが話題になった。科博は「国立」という名称が付くものの、独立行政法人だ。独法は制度的に内部留保がしにくく、突発的な財政難に対応できない。科博は独法の中で中期目標管理法人というカテゴリーに分類されていることも驚きだ。科学は100年、200年先の人びとのためのもの。短期的な利潤や効率とは無縁であるべき。
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綾
小泉進次郎が自民党総裁選への出馬会見で、解雇規制緩和政策に触れ、大きな波紋を呼んだ。正規雇用と非正規雇用との雇用格差の拡大は、90年代における「労働のビッグバン」こと雇用の規制緩和によってもたらされた。ネオリベ改革は、男性間の格差、男女間の格差、女性間の格差を拡大し固定化した。国際的に見て、正規雇用のパイは、どの社会でも減少傾向にあり、これ以上パイが増える可能性はない。今後ますます「フレックスレイバー(柔軟な労働)」が増えるかもしれない。【備忘録:要再読】
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/09(4673日経過)
記録初日
2012/01/01(4712日経過)
読んだ本
3630冊(1日平均0.77冊)
読んだページ
833533ページ(1日平均176ページ)
感想・レビュー
3521件(投稿率97.0%)
本棚
19棚
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